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プロフィール
コメント数 79

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1.  ターミネーター3
シリーズ化された過去の多くの作品に言えるように、リアルタイムで観ていけば1作目は別格で2作目は傑作などと評価されるのでしょう(観た年齢や人生経験、映画の知識などが加わると多少評価が異なるとは思います)。この3作目はマニアの方から観ると不満が多いと思いますが個人的には「良くまとまったストーリー」という印象でした。実はターミネーターを映画館で観たのは初めてでシュワルツェネッガーが登場しただけでうれしくなってしまいました。「T-X」はそれらしい目の演技で面白かったですし、この手の悪にありがちな典型的「わき目もふらずまっすぐなのが致命傷」というキャラクターに描かれていて安心して(?)観ることができました。満腹状態で観たのでカーチェイスシーンの音響は結構お腹に響いて凄かったです。観終った後は一応完結、ただシリーズ継続中という印象が残りました。
7点(2003-07-17 17:43:56)
2.  ダーティハリー2
前作が面白かったのでかなりの期待をもって映画館にいきました。「マグナムフォース」のタイトル通り冒頭から拳銃のアップです。静止画像かと思いきや指が動いてますね。なかなか良くできたストーリーで、ハリーが何を信念に何を基準として職務遂行しているのか理解できます。怪我の傷の手当てを麻酔なしでさせる場面があったように記憶していますが、これぞハリー・キャラハン!信じられるものは自分の腕と拳銃だけなんですね?(木枯らし紋次郎みたいです)。意外なラストによりいっそう一匹狼のカッコよさを感じて面白かったのですが、午後に観た「燃えよドラゴン」で人生が変わってしまった私にはこの「2」を観た直後の点数が正しく思い出せません。ただし間違いなくこの作品目当てに当日は早起きしたのであります。
7点(2003-07-06 17:58:43)
3.  タイタニック(1997)
実は公開当時3回も映画館に足を運びました。ローズ、その母親、婚約者、乗船客、船長から設計士、音楽家、船底の労働者に至るまで登場人物の一人一人に感情移入できましたが、やはりディカプリオ扮するジャックにはひかれました。恥ずかしながら中年の私にはジャックの勇気や情熱、一途な姿がうらやましく憧れとして映りました。ジャックとローズは出会えたことでお互いに生きる喜びや糧を見出したのでしょう。若さは非常識ですが老いた常識よりも勢いだけは強く、傷つきながらも悩みながらもその人の成長には必要なのでしょう。印象的な場面はたくさんありますが、海面に降りていく救命ボートから船に飛び移るローズ。凍りつくような海で自らの命を削りながらもローズを励まし、笑顔で希望を持たせようとするジャック。救助された後に名前を問われ「ドーソン」と答えるローズ。の姿は特に記憶に残っています。そしてラスト、老齢になったローズが夢の中で(と私は思ったのですが)あの日あの時のままのジャックと出会うシーンはとても感動しました。沈没する際に悲痛な表情で亡くなっていった人たちの笑顔に目頭が熱くなってしまいました。思わず船長はどこにいるか探してしまいました。さまざまな人間模様が描かれていましたが悲惨な出来事の裏で「生きがい」を得て最後まで生ききったジャック。そして自分の人生を大切に生きたローズの姿は名作として記憶に残ると思います。音楽も印象的でした。           (あとがき)当時、ラストシーンでローズは夢見ながら亡くなったのではないかとも思っていました。記憶の中の大切な人はあの時のまま、自分の気持ちもあの時のまま、いやあの時以上かもしれませんね。とても現実的です。       
8点(2003-06-20 16:54:39)
4.  脱走特急
公開当時、小学生だった私は結構感動したことを覚えています。フランク・シナトラが何者か知らずにただ渋い俳優さんだと思っていました。この映画は当時、週刊誌に読みきり漫画としても載っていました。走る列車の床板に穴を開けて外に出るシーンとか、シナトラが敵兵の銃弾を受けながらも走り始める列車に向かって必死に走るシーンなど思い出します。皮ジャンの着こなしとか、斜めにかぶった帽子とかシナトラはいかにもカッコつけてますが、仲間を生かすために最後まで敵との前線に残る姿はまさにヒーローそのものという印象でした。
7点(2003-06-09 15:57:07)
5.  007/ダイヤモンドは永遠に
007シリーズの新作が公開されると恒例行事のように劇場に足を運びます。この作品は中学生の頃でした。内容の良し悪しよりも映画館に行くのが楽しい頃でした。確かに今、パンフレットを見るとお年を感じるボンドですが当時はそんなことは全く気にならずに、ただただ憧れました。当時は今よりももっと洋画と邦画のスケールが違いすぎて、今ではチープに思える月面車もかっこよかったです。身のこなしも大人の余裕に思えました。ただ思春期だったせいかルーレットに興じるラナ・ウッドの姿やジル・セント・ジョンの水着姿が脳裏に焼き付いて離れなかったのは事実です(すみません)。
6点(2003-06-07 16:06:13)
6.  大地震(1974)
公開当時、劇場が揺れるというのでけっこうドキドキしながら映画館に行きました。確かに音響効果の振動が伝わり高校生だった私は「実際に地震が起こったら・・」と考えつつスクリーンに観入った記憶があります。冒頭チャールトン・へストンが体を鍛えているのを観て「この俳優さん現実にこうやって体を維持してるんだろうなあ」などと余計なことに感心した事も覚えています。あれはいつまでも若くありたい(恋人のためにも)という主人公の心情をそれとなく表していたのでしょうか?。当時、妻を選んだラストは「この人の良心なんだろう」と思っていましたが中年になった今、改めて観てみると「きっと心のどこかで妻がこうなったのは自分のせいもあると苦しんでいたんだろうな」などと身にしみてしまいました。結婚している男を好きになると辛いこともあります。(関係ないですね。失礼)
7点(2003-05-01 17:14:25)
7.  007/ダイ・アナザー・デイ
007シリーズは常に世界情勢を意識した設定ですが、今回はあまりにもタイムリーかつ、悪=狂気に描かれておりフィクションながら少し心配。無謀な計画に身内から出る「国を滅ぼすのか」の言葉がせめてもの救い?。「殺しの番号」以来、新作ができると映画館に足を運びます。私の中ではコネリー=ボンドのイメージが強すぎます。そのため、それぞれの作品は面白いのですが最近はちょっぴりサイボーグ的なハイテク007に共感はちょっぴり少なくなったかもしれません(自分の年齢のせい?)。どのように危機を逃れ、相手を倒すかというプロセスの積み重ねを観るのは娯楽としては面白いですが、初期の作品のように知恵と機転を利かせて、紙一重で生き残ったという緊張感は少なくなっているかも。その紙一重がダンディーなボンドを際立たせていたようにも思えます。特殊な教育、訓練を受けていても人間味があり男として憧れた部分はそこかもしれません。そういえばベッドシーンで女性の方がタフに見えたのは今回が初めて?でした。昔は手のひらの上で遊ばせているボンドだったのですが。時代なのでしょうか、それとも人間らしいのかな。
7点(2003-03-28 13:41:28)
8.  たそがれ清兵衛
時代が求める傑作でしょう。剣の腕を持ちながら夢や希望だけを追い求めることなく、日々の生活にささやかな喜びを見い出す、まさに「知足」の心が随所に描かれています。茶碗に白湯とたくあんなど禅の精神が生活の隅々に感じられました。自分の生きざまを重ねた人は11点の評価をつけるのでは?。私は車寅次郎のように朋江(と清兵衛)の幸せを祈っておりました。
9点(2003-03-23 18:51:22)
9.  大魔神
日本特撮映画史を語る上で重要な作品です。怪獣、宇宙人など科学的に考えうる空想の世界をテーマにした作品とは全く異なり、日本人の根底ある神仏への畏怖や古代より脈々と受け継がれる信仰への敬心をテーマに人智を超えた勧善懲悪の傑作を生み出しました。1年間に3部作公開されましたが、この1作目と2作目は一般向けのドラマとしても秀逸です。「座頭市」シリーズと併映したケースもあり特撮場面に至るまでのストーリーはもちろん役者の演技も骨太です。特撮映画、時代劇、どちらに入れてもおかしくない作品となりました。これは空想の話ではなく実話かも知れません。現在も大魔神「アラカツマ」は全てを見ているのでしょう。
10点(2002-09-27 17:50:23)(良:1票)
10.  ダーティハリー
「荒野の用心棒」のイメージそのままに「ダーティハリー」で男の美学を真正面から見せてくれる。冒頭、エンジンをかけたままの車に事件の気配を感じたハリーが食事もそこそこに非常ベルの音に促され、店を出てマグナム44を構える場面から一気に引き込まれる。それまでの映画には無かった拳銃の音は、以後の映画や劇画にはかりしれない影響を与えた。体の大きなイーストウッドが両足を踏ん張って構えるのだから、その破壊力は凄まじいだろう。ラストで犯人が吹き飛ばされるのもうなずける。ここでは、マグナムは正義の象徴として描かれているのだろう。闇夜に消えていく誘拐犯に向かって、傷ついたハリーの放つ銃声が響くシーンは混迷した社会へ打ちこむ正義のくさびのようにも聞こえる。家へ帰ったハリーが明かりもつけず、ビールとハンバーガーの簡単な食事をとる姿。男の美学である。自立した男は独りで闘う。そして優しい。
10点(2002-09-10 15:59:48)
11.  大脱走
映画史を語る上で必要不可欠な名作であり娯楽大作でしょう。約40年前に初めて封切り館で観て以来、名画座、リバイバル上映、ビデオ、LDと鑑賞するの形は変わってもその都度感動しています。どのシーンも好きですが最近はトンネル王ブロンソンが静かに逃げ切る場面に涙しました。もちろん大好きなマックィーンが敵兵の軍服を身につけて、まるで馬に乗っているように土手をオートバイで駆け上がってくるシーンはエンジンの音とバーンスタインの音楽と三位一体となり、私の映画史上ベストテンに残る名場面になっています。
10点(2002-07-11 16:17:41)(良:1票)
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