1. チョコレートドーナツ
「トーチソングトリロジー」で感じた胸の痛みと近いものを感じました。色々な意味で。字幕でルディのセリフがことごとく女言葉になっているのがいや。これは「 トーチソング・・」でも感じたことです。私は英語はそんなに得意じゃありませんが、意訳が過ぎると思います。ぷんぷん。それと、「 トーチソング・・」のハーヴェイ・ファイアスタインと同じく、ルディ役のアラン・カミングも実生活でもゲイでは?と思ったら、やはりそうらしいですね。本物のゲイの人が演ずるべき、とかそうでないとウソくさい、とは思いませんが、熱のこもり方が違うと感じました。この人は「スパイ・キッズ」のときから、何か独特の過剰さを感じていました。この人でなかったら、私は映画館まで見に行ってなかったかも。彼は、薄味でのっぺりした俳優が多い中では異色。やりすぎは好きじゃないんですが、彼の演技はこれが「ノーマル」で、もし彼がやりすぎな演技をしたら、とんでもないことになるのかも(笑)。本作は、他の出演者のキャラや風俗がちゃんとこの時代の雰囲気を醸していて、実は細かいところまで行き届いた作品だと思いました。 [映画館(字幕)] 9点(2014-07-14 22:12:57) |
2. チャンプ(1979)
今さらですが、もう1つの『クレイマー、クレイマー』だったんですね。大ヒット映画に限って見てないものの多い私は、今回が初見。フランコ・ゼフィレッリ監督だったとは知らなかったので、見てみてもいいかなと。で、やっぱりウワサに聞いていた通り、あの子のかわいさは反則技ですね。しかし、実は最後の展開を知らなかったこともあって、けっこうふつうに面白く見れましたよ。映画は娯楽なんだし、丁寧に作ってあるから、まあまあなんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-20 22:25:00) |
3. 血と骨
監督と俳優の「父」観への共感から生まれた作品かも。好きな作品ではないけど、否定はできない。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-14 19:49:17) |
4. チェ 28歳の革命
革命家たらんとした人物は過去、それなりにたくさんいたと思います。しかし、団塊シッポ世代の私のイメージの中でもチェ・ゲバラは特別な人。断片的な知識しかないのは、映画を見た今でも変わらないんですけどね。でも、なかなか本物に迫っていたのではないかな、デルトロちゃん。眠たいとこもありはしたものの、映画の中のゲバラは、カリスマではなく、一言で言うと「スジを通す人」。そこに現代の男にはない男っぽさ、セクシーさを感じました。華やかでも面白いわけでもないけど、「オレってこんなにカッコいいんだぜ」じゃない演技に、久々にいい男優を見た感じ。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-29 00:47:50)(良:1票) |
5. 父の祈りを
「父に素直になれない子」の心情が痛い。家族の情愛は美しく語られることが多いけど、本当は複雑怪奇なものですよね。同じ監督、主演の作品は「ボクサー」のほうがオススメですが、かつて見たとき、自分がとても疲れていた頃だった記憶があります。借りてたビデオをもう一度見ようとは思わなかったのですが、いつかもう一度改めて見てみたい作品の1つです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-03 00:10:09) |
6. チェケラッチョ!!
沖縄の海を出しときゃOKでしょ、というスタンスは、確かにうすっぺらい。だけど、歳とると、そして加えて、仕事に疲れて帰ってくると、このくらいのあまーいお話に、ホッとするんです。音も絵もわるくないですよ。ヘンな価値観を押し付けられるような重厚?な邦画と比べ、私は「買い」ですね。昔、「私をスキーに連れてって」を見たときに「こういうのもありじゃん!」と思った感覚に近いなあ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-04-08 22:50:25) |
7. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
前作と比べ、全然キュートじゃない。息子と一緒に見てたんだけど、「スクリームのほうがマシじゃん!」で意見一致。「いや、スクリームに失礼だ!」とは息子の弁。出来からいったら5点だと思ったけど、チャリエンだからそのうちにきっとよくなるわん、と待ってたこちらの期待をガッツーンと裏切ってくれたから、1点マイナス! もう!!(`´メ) [ビデオ(字幕)] 4点(2004-05-12 21:06:19) |
8. 小さな目撃者(1999)
《ネタバレ》 車にしがみつくウィリアム・ハートにはマジにびっくり。あれを取り除いてもうちょっとシナリオに工夫を加えたらものすごい良作になり得てたかもしれないのに惜しいわー。 [ビデオ(字幕)] 5点(2004-05-12 00:03:38) |
9. チャンス!(1996)
ウーピーだったら私は『天使にラブソングを・・』じゃなく、こっちですねえ。といってもこのページを見るまで、自分が見たことを忘れてたんだけど(アセッ)。でも一気に思い出しました。見所はたくさんありますが、ダイアン・ウィーストとの名コンビぶりがいい。誰がこんなキャスティングを思いついたんですかね。すばらしいわ。コメディとしてもなかなかシンプルに笑わせてくれて、アメリカらしいサクセスものとしても上出来で(品もいい!)、その上に、なかなかよいものが見あたらない「女の友情もの」としてステキ。ちょっとひねりが足りない?という気もしないでもないけど、その分名女優2人の演技と雰囲気がカバーしています。仕事で疲れた女性のあなたにオススメ! のなかなかナイスなB級コメディです。 8点(2004-05-01 09:57:36) |
10. チャイナタウン
《ネタバレ》 映画の見方ってほんとに人それぞれだなあ・・。私がこの映画に9点をささげたいのは、ただひたすらに鮮烈なラストシーンにショックを受けたためです。でも、そう聞いてからこの映画を見たら、ショックはきっと受けませんよね。やっぱり「ネタバレ」、つけておこっと。私はほんとになーんにも知らずに見始めたので、自分の「ラストでぶっとんだ映画ベスト3」に入れたい作品となりました。それにしても、見たのいつ頃だろう・・すっかり忘れました。相当昔です。これもポランスキー、「戦場の・・」もポランスキーというのが、すごいなあ。 9点(2004-03-09 00:21:15)(良:1票) |
11. チョコレート(2001)
パソコンがこわれかけていた(自力で必死にリカバリしたら何とか復活しました!)ので、再開1作品目のレビューです。まず言いたいのは、ここまでひどい邦題は見たことがないということ。許しがたい。配給会社は観客を見くびりすぎているのでは? 題名に神経を遣っているはずの監督や製作者、製作会社を冒涜していると思う。いつまでこんなことが続くのか。本当に腹立たしい思いです。映画の持っている個性とメッセージに共感したからこそ、その思いが強いのかもしれません。雰囲気はまるでアジア映画のようだと感じました。騒々しくないアメリカ映画もあるということ、またいわゆる大作ではないこういう映画にスポットを当てようというアカデミー賞選考委員も少なくないということに、とても好感を持ちます。男と女を描いた作品としても、まれに見る秀作。今若い世代でこの映画と出会えた人たちに少しばかりのジェラシーも感じます。ビリー演じるハンクに共感した男性は、女性とのあいだにきっとよいパートナーシップをつくっていける人でしょう、と思います。本作は確かに重いし苦いけれど、この歳になって思うのは、人生というのはそういうもんよ、ということ。でも生きることには価値がある。監督の価値観に共鳴します。「人生、やり直せるよ」と囁いてくれているようで、それもうれしい。ラストで何らかのどんでん返しがあるのかと思ったらなかったことに、心底ホッとしました。別の意味で驚かされました。パターン化した映画に、私自身も毒されすぎているのかもしれませんね。 9点(2004-03-03 18:43:20)(良:2票) |
12. チャーリーズ・エンジェル(2000)
ぜつみょ~~~なキャスティングではないかと思います。主役3人のバランスのよさはもちろんのこと、そこにもってきて、サム・ロックウェル、ビル・マーレーときたらアナタ、「心得てるなー」としか言いようがない。この顔ぶれだけでまずベーシック点として5点をさしあげたいですね。これだけノリノリの、健康的なお色気・アクション・コメディにケチをつけるのは、間違いなく「ヤボ」ってもんです。楽しかった! 7点(2003-12-31 01:43:45) |
13. チャップリンの黄金狂時代
映画、そしてチャップリンへの愛の深い人には、呆れられそうですが、「そうだったのかー、雪山で悶絶していたチャップリン、靴を食ってたチャップリンは、黄金狂時代だったのかー」とやっと気づいた私。 ずいぶん昔、お正月にやっていたテレビの放送で、大勢でガンガン笑いながら見た記憶のほうが強烈で、タイトルをよく理解していませんでした。 いやもうほんとにすごすぎるおかしさと感動でしたよね・・って、無知にもほどがある、とはこのことですね。 9点(2003-12-18 13:02:04) |
14. チャップリンの独裁者
ピルグリムさん、「心に残る名台詞」のカキコミ、ありがとう。ずいぶん昔に1度映画館で見たきりでしたが、そのときやっぱり最後の演説には感激しました。でも内容はすっかり忘れていたので、レビュー書いてませんでした。ほんとにチャップリンて偉大だったなーと改めて感じます。今このネット時代になったことにも感謝の気持を持ちます。このメッセージが普遍的な共通理念となる、そういう世の中になりますように・・。点数はほんとはつけられませんが、個人的に大切にしてきた映画とは位置付けが違うので、この点にさせていただきました。 9点(2003-11-03 20:15:13) |
15. 地球交響曲 ガイアシンフォニー
「こんなにかっこいいことを描いている自分て、なんてかっこいいんだろう」という、監督のおもざしが見えるような気がしてならない。(レビュー少ないですね。当時、私の周りでは神々しい映画みたいな扱いで、大人気だったですけど・・) [試写会(邦画)] 3点(2003-10-07 23:37:47) |
16. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
1はかなり面白かった記憶があります。2はコケてたような・・。見たのがあまりに古く細部は忘れてしまいましたが。それにしても現時点での平均点数8.6点はいくらなんでも高すぎですね。CGなんかなかった時代のですから、映像も今見たらかなりしょぼいでしょう。そのしょぼさを楽しめるかどうかは人によるかも。 7点(2003-08-30 16:45:02) |
17. チアーズ!
いやはや「百聞は一見にしかず」です。汗臭くないけど、しっかり感動させてもらいました!! 主役のキルスティンが苦手、という人、けっこういますね。私も最初ちょっとそう思いました。え? ほんとに10代?ふけてるー!と。でもああいう顔なんだもん、しょうがないじゃない? 私はむしろそういうハンディ?にもめげず(本人がそう思っているかどうか知らんけど^_^;)健闘している、と途中から応援したい気分になりました。チアガール独特の踊りも、その楽しそうな様子の裏側もたっぷり堪能しましたが、「こんなにスゴイのよ」みたいな押し付けがましさはないのがいいです。笑いあり涙あり(品がいいのにウソっぽくない。稀有ですね)で、これはアメリカ版「シコふんじゃった。」だと思いました。老若男女を問わず、見たほうがいい。今よりちょっとだけ生きることにポジティブになれますよ、きっと。 7点(2003-08-27 22:56:09)(良:1票) |
18. 蝶の舌
観客の年齢と、当時のスペインの社会状況について少しでも知識があるかどうかで、感想が分かれそう。40歳代後半から上の世代のほうが共感できるのでは? 最後のシーンの先生の表情、私にはとてもナチュラルに感じられました。本作も、このサイトで知りました。皆さんのレビューは、映画評論家のコメントよりもずっと触発されます。好きなタイプの映画。出会えてよかったです。 7点(2003-04-23 22:18:43) |