1. チルドレン・オブ・ザ・デッド
ロメロゾンビ三部作の番外編として製作されたようだが、当然ロメロ自身はノータッチで「ナイトオブザリビングデッド最終版」でA級戦犯となったジョン・A・ルッソーがプロデュース。それでも面白ければ文句は無いのだが、これがまた「超」が付く程の駄作だった。ロメロが構築した、死体が無条件で蘇る魅力的な世界観がそこには無く、ゾンビが臓物を引きずり出す描写も無ければ篭城戦すらも無い。当然ロメロ作品の特徴である濃い人物ドラマなんかも拝める筈が無く、別に死んでもいいような登場人物がワーキャー騒いで物語は幕を閉じる。調べてみたらこの脚本家、「ゾンビ」「死霊のえじき」すらもまともに見たことが無いらしい。やっぱりな。見所と言っていいのは開始10分で退場するサビーニ様のノンビリとしたゾンビ狩りのみ。本当にそれだけです。 3点(2004-12-01 01:06:27) |