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1.  小さな命が呼ぶとき 《ネタバレ》 
展開はありがちな難病ものだが、実話ということもあって決して一筋縄ではいかない。  ■子供たちの命をなんとしても救いたい父親、我を押しとおす研究者、ビジネスの視点で見ている企業、という三者三様の意図が絡み合うため、新薬を作るといってもなかなか思い通りにはいかない。チーム行動をとらないハリソン・フォードをあえて外したり、会社を売り払ったり、果てはブレンダンはクビにされたり。  ■本当は向いている方向は皆同じはず(別に製薬会社は金のことしか考えていない、という風には描かれていない)。しかしそれぞれの事情が絡み合うので、互いに分かるけれどもどうしようもない状況になっていく。確かに最後の行動は普通に見たら公私混同極まりない。まあブレンダンとしても子供が助かったらあの会社にいてもしょうがないわけで、みんな落ち着くところに落ち着いた印象も受けるが
[DVD(字幕)] 9点(2012-01-09 00:33:59)
2.  チャンス(1979) 《ネタバレ》 
■のんびりと時間が流れていく映画。チャンスが常にゆったりと、常に堂々としていて、そのように話すので、最近の映画のようにあわただしくはない。それが良さでもあり、また最近の映画になれていると飽きてくる要因にもなりうるか。  ■要するに勘違い系のコメディなんだけど、どうも私は勘違い系は「ばれるんじゃないか」とはらはらしてしまってあんまり笑えないタチらしく、そこまで笑えなかった。しかしとことんありがたがるんですねぇ。  ■チャンスは無なのに、というか無だから、みたいな解釈が多いようですね。それもかなりあたっていると思うけど、むしろチャンスはある種の「鏡」なんじゃないのかな。自分を映していて、チャンスが当たり前なことを語る中に、自分の本当に大切にしたいものを見出していく、みたいな。満足して死ねたんならそれでいいと思うし、チャンスはきちんと役目を果たしていると思う。  ■「チャンスは読みかけもできないのよ。あいつの頭はヌカミソよ」と言っていたおばさんに最後に正体が暴かれて・・・みたいな展開なのかと思いきや、あっさり終了。あれれ
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-17 00:16:41)
3.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
久しぶりにいい映画を見た。目を話す余裕のない2時間半、完全に吸い込まれた。母親には共感し、警察や精神病院の人にはものすごい理不尽さを感じさせられる。  ■さて、牧師とコリンズ夫人は実は結構見ている世界がずれているような気がした。夫人はただひたすら息子の帰りを信じ、警察にも「謝罪とかは何も要らない、ただ息子を返して」と訴える。他方、牧師は警察の腐敗を告発することが一番であり、きつく言えば夫人は警察被害者のワンケースにすぎない。それが象徴的に表れるのは病院釈放後、ウォルター死亡かのニュースで倒れた夫人が意識を戻した後、牧師に「今は君に注目が集まっている」と夫人に表に出ることを勧めるのに対し、夫人は家に帰ってしまうシーンだろう。  ■そう、夫人の行動を「愛」と書いている人が多いが、確かに愛と言えば愛なのだが、個人的には冒頭の息子とのやり取りで夫が逃げたことに触れて「責任」を持ちだしていたが、その「息子への責任=義務」こそがあるのではなかろうか。  ■なお、別人の息子について。あの「ハリウッドスターに会いたい」のくだりは本心じゃなくて警察に作らされた(言わされた)のだろう(もともとこの子は浮浪者に捨てられて保護されたことを思い出そう)。だからあんな鉄面皮にウォルターだと言い張り続けるのは、警察にそう言えと言われたのはそうだが、端的に「コリンズ夫人のところしか居場所がない」からではなかろうか。
[DVD(字幕)] 9点(2009-12-30 00:42:31)(良:1票)
4.  チェイサー (2008) 《ネタバレ》 
決して救いのない映画。これが実話というのは重すぎる。特にやっと逃げ出して駆け込んだお店でのあの展開は本当に救いようがない。まさに理由なき殺人であり、その「理由のなさ」と「わからなさ」のゆえに警察がきちんとした説明が出来ず勾留できないというのは恐怖そのもの。(そういえば以前老婆を強姦した事件で「通常の心理では理解できない」から精神異常で無罪、みたいなありえない展開が日本であった気がする。。。)だが彼の釈放の直接の要因が「拷問したこと」というあたりは身から出たさびでもある。ここら辺、運命の皮肉というかなんというか。  とりあえず、平凡な住宅街であんなことが起きて、しかもやっと逃げ出したのに・・・という展開が壮絶な恐怖だった。しかも数少ない雨でも夜でもない晴れた日中のシーンで、数少ない殺人シーンが描かれているのがかえって怖い。
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-27 23:47:21)(良:3票)
5.  地球の静止する日 《ネタバレ》 
古典SFの大傑作。ストーリーはテンポもよく文句なし。映像は今の特撮には勝てないが、最近のCGをガンガン使う映像には飽きている頃だったので、この程度のが素朴でちょうどいい。  電気を落とすときに「お前、被害でないとかいうけど、電気止まったら病院の患者は生きてらんないぞ、ダメだなぁ」と突っ込んでいたら、あれま、抜け目のないことで。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-04 23:46:19)
6.  地球爆破作戦 《ネタバレ》 
恐ろしい映画。コンピュータの中では何が起きているかまったくわからないが、気が付いたら人間の手を離れてしまうかもというのは、近未来を予想しているかのよう。 (ガチャガチャいうコンピュータには古さを感じたが)  タイトルからはしょぼいSFのようだが、中身は非常に骨がある。防衛のために作ったコンピュータが反抗し、人間を支配するようになるという展開はまさに恐怖そのもの。 結局解決していないラストも、すさまじい絶望に襲われる。  ついでに、平和というものも考えなおさざるを得ない。誰かに支配してもらって平和になっても何にもならない。自由を失うなら死んだ方がまし、というのは、ポパーの「赤より死」を彷彿させられた。  ただ、後半の展開が、思ったより「息詰まる攻防」という感じが弱かった。だが、今でも通用する内容だと思う。前半のテンポはいい。
[DVD(字幕)] 6点(2008-12-27 19:31:29)
7.  チェンジリング(1980) 《ネタバレ》 
ストレートな骨格だけで勝負のホラー映画。 特撮技術はなくても、演技や演出できちんと見せてくれる秀作。  車椅子というきわどい道具が途中から効いてきている気がした。 あれが階段上にズンと現れるのは衝撃。 追いかけてくるのはもっと。  交霊会のシーンは印象的。 あの異常な感じの雰囲気がうまい。 目がすごいことになってるい。  DVD化希望
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-09 23:18:56)
8.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
確かにいい作品ではある。喜劇とかそういう枠でとらえるのは間違いですね、名作です。 しかし、ラストの運びが極めて強引なのと(いきなり演説に飛ぶのかよ)、ラストの演説がわりと淡々としていて移し方が定点的だったので、そこは期待していたわりに、だった。 まあ見て損はないでしょう
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-26 23:03:54)
9.  沈黙の聖戦 《ネタバレ》 
久しぶりのヒット。 これで思ったのは、セガールが面白くなりうる条件は、  ①セガールにどうしてもという絶体絶命の条件がある。 ②敵が多くて強い。  この2つが絶対。  ①が守れてないとただの殺戮と化す。テロリストものはこれを満たすし、今回も逼迫した事態。刑事ものとか、どっかへ乗り込んでくのは基本ダメ。やりすぎって見られる。 ②が守れてないと、弱いものいじめになる。あと、アクションシーンが減る。  で、これが守れていた本作はよかった
[DVD(吹替)] 8点(2006-12-26 22:14:03)
10.  沈黙の要塞 《ネタバレ》 
つまらない。アクションをちゃんと見せてくれないと。
[地上波(吹替)] 1点(2006-12-26 22:10:38)
11.  沈黙の戦艦 《ネタバレ》 
セガールが強すぎることを無視すればよく出来たアクション映画。戦艦ミズーリ号ってポツダムのあれだよね。いまハワイにあるんじゃなかったっけ?
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-25 22:47:17)
12.  チャップリンの黄金狂時代 《ネタバレ》 
最後の「家」のシーンは映画史に残る名シーン。「靴」のシーンも有名ですね。
[DVD(字幕)] 8点(2006-12-22 23:39:15)
13.  チャイナ・シンドローム
演技はうまいが、ハラハラもしないし、あまり面白くもない。スリーマイルがあったからこその映画だと思う。
[DVD(字幕)] 4点(2006-12-18 19:18:15)
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