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プロフィール
コメント数 173
性別 女性
ホームページ http://stern-sanchi2.cocolog-nifty.com/
自己紹介 レビュワーになって丸15年が経ちました。

14年目の去年のレビューは0件、コロナ禍とはいえ映画館にも行かなかった1年でした。

「もうここにレビュワーとして参加するのも卒業かな…」なんて思っていたところ、過去に投稿した拙レビューに「良」と投票してくださる方々がいまだにいらしたことを知り、無性にうれしく思ったものでした。
こんな想いを抱えたままではまだまだやめられないな、と…

そんなわけで相も変わらずのぼちぼち参加ですが、
今年もどうぞよろしくお願いします・・・

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1.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
ごめんなさーい!私にはこの映画、「微妙……」でした。 イーストウッドはこの映画で何を描きたかったのでしょう?腐敗した公権力へ抵抗することの勇気でしょうか。ただひたすら子を愛する母の心でしょうか。不運にも犯罪者に成り下がった救いのない魂でしょうか。  実話なんだからしょうがないとも思うのですが、あの農場で「起こっていたこと」のほうがあまりに衝撃が大きすぎて、多分イーストウッドがメインに据えようとしたLAPDの非道さとかいい加減さとかそれにも負けない母の愛の偉大さとかが全部吹っ飛んじゃった感じで、なんだがスッキリしなかったのです。 だって、もしも自分の子供があんな目にあっていたとしたら、それこそたとえ助かったとしても私だったらものすごいダメージを受けちゃうと思うのだけど、その辺もなんかサラッと流されちゃっているし。これホントにホントの話なんでしょう?本当にあの母親はあんなに強くありつづけられたのでしょうか?  ちなみにWikiによると犯人の誘拐目的は少年に性的虐待をすることだったようですが、その辺にもふれずただの精神異常者っぽく描いているあたり不気味さを余計に掻き立てられてしまいました。そのスルーの仕方も「ミスティックリバー」を撮った監督とは思えない。いっそ実話ってのをやめて農場の事件を省くか、またはそれを入れるなら少なくともchangeling(取り替え子)を中心とする内容としないほうがよかったのではと思います。  全然にブレずにすっきりストレートに響く作品も、小奇麗でいまひとつ面白みに欠けるものなのかもしれません。また事実は小説より奇なるものだから、それを忠実に描くことが新たなる別の感動を生むものなのかもという考えがこの作品に繋がったのかもしれません。 が、少なくとも私にはこの映画のブレは感動を生むに必要不可欠なブレとは思えませんでした。 
[映画館(字幕)] 5点(2009-03-02 15:58:04)(良:2票)
2.  父親たちの星条旗 《ネタバレ》 
実はとても期待していたためか、いまひとつの感じでした。 まず最初の20分あたりまで誰が誰やらわからないような状態、でようやく「旗を立てたのは誰か」云々になって「ああ、この人らが主人公たちなのだな」ということがわかったときはホッとしたものです。でもその後もただ淡々と続く物語に少々食傷気味・・・ 言いたいことは分かります。「英雄なんていない」、「戦争はただ虚しいだけ」。確かにそうです。でもそんな「西部戦線異状なし」でも既に語られているテーマを今更何の捻りも無く出されたところでそうそう感じ入ることはできません。金集めのためのショーに引っ張り出された普通の兵士の悲劇も分かりますが、一番の悲劇が既に戦場で行われていることがどうしても私の頭の中からは離れず、「気の毒だけどあんたは生きているんだ、それだけでメッケモンだと思うしかないんだよ」っていう思いを追っ払うことができませんでした。 そして何が一番悪いってこの衛生兵の彼が主人公として扱われている理由がわからなかった点です。なぜ彼が主役なのか、先住民出身者の彼(最も英雄という重みに潰された男)でもなく、伝令の彼(最も英雄という状況を利用しようと思っていた男)でもない彼が。調べて本を書いたのがその息子だったから?イギーという友を無残な死に追いやったから? 彼以外の2人のどちらかに中心を据えたりもしくは間違えて入ってしまった兵士や抜け落ちた兵士にもっと焦点を当てたほうがメリハリのある作品になったのではないでしょうか。とにかく主人公の印象の薄さがこの映画をぼやけたものにしてしまった気がしてなりません。作り方によっては多分もっと引き付ける印象深い作品になりそうだったのに、なんだか残念です。 
[DVD(字幕)] 5点(2007-09-04 17:07:51)
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221.16%
3116.36%
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974.05%
1063.47%

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