1. チョコレートドーナツ
《ネタバレ》 好きとか嫌いとかの前に、客観的によくできた作品だなーと。 無駄がなく、演出が巧み。感動する云々の前に、作品の質に唸らされた(笑) 障害児、同性愛といったテーマに感情移入しづらく、一歩引いて見たかも。 感情移入して見ても、引いた目線で見ても楽しめる作品は、傑作。 あ、一番のテーマは「法が幸せを奪うことがある」ってことだと思います。 法や制度は本来、人を守る為にあるのに、それが上手く機能せず、本人たちが望んでいるにも関わらず(作中なら、マルコは2人と暮らしたがっているし、2人はマルコの親でいたい)「法」によって勝手に望まない状態にされる、理不尽さを描いてるんだと思う。 だからこそ、最後、「法」に関わった人たちに、マルコ死亡の記事が送られるんだろうし…。 同性愛・障害児というテーマを扱いながら、実は法や制度の残酷さ、が一番のテーマなんじゃないかと感じた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-12-10 22:44:14)(良:3票) |
2. チャイナタウン
《ネタバレ》 この監督はねちっこいなーというのが一貫しての感想。 ジャックニコルソンに似てるなーと思っていたら本人だったという。 終盤の展開は、監督自身がロリコンだから(訴えられてたし)仕方ないのかなーとか。 ヒロインが無惨に殺されるのは納得いかない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-28 22:21:33) |
3. チャイナ・シンドローム
《ネタバレ》 映画自体は地味で、意外な展開もなく特別面白いとは思わないが、描かれている内容は他人事ではない… 震災・原発事故前に録画していて、この度見たが、この内容をフィクションとして見ることができた震災までの生活は幸せだったなぁ、と…。 原発を稼働させたいから(会社の利益になるから)事故をもみ消し、安全だと言って建設を強行する…今の日本の構図によく似ている。 日本は大規模な事故が起きたにも関わらず(そして未だ収束していないにも関わらず)政治家や電力会社が既得権益にしがみつき、原発を震災以前のように稼働させたがっている(この夏の大規模な汚染水漏れと、稼働中の原発無しでも電力がまかなえている現状をどう思っているのか) この作品のように、施設内に立て籠もり、「人質」とできるぐらい危険な技術なわけで(核爆弾を作る過程と原発の仕組みは表裏一体)核爆弾や化学兵器同様、人間には過ぎた技術だと感じた。 化学兵器や核爆弾に対しては国際社会は厳しいが、原発を必要悪のように容認する姿勢はどこかおかしいと思う。 追記・投票されているレビューの多くに、「企業の安全管理責任を描いた作品」というコメントがあったが、確かに311前ならそう見ることができたかもしれない。(ほとんどが311前に投稿されていた) 安全管理を怠り利益を追求する企業と、それを(圧力に屈して)黙認するマスコミ・ジャーナリストとして自らが危険な目に遭おうとも報道する主人公たち…そのように見ることができたのは震災前までで、依然震災後の「異常事態・収束しない原発事故」に暮らす人間としては、そのように見ることは不可能である。これが、多くの人が経験したであろう震災後の自らの変化であろう。(価値観、危機意識、問題意識etc..) 震災後に見て、上記のような「企業の安全管理責任を描いている」と主張する人はある意味羨ましい。この、異常事態に呑み込まれていないのだから。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-07 18:29:23) |
4. 沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇
《ネタバレ》 タイトル、そういう意味だったのか…! 単純なサスペンス物だと思っていたので、主人公がいつ豹変するのかと思っていたが終盤まで普通に進んで、少し拍子抜け(笑)そっちの方が面白かったが。 ラストまでは切ないサスペンスだなーと思って見ていた。経済的な弱者(郵便局の女)と能力的な弱者(主人公)にとっては、普通に生活している善良な人々(雇い主家族)も自分たちを見下しているように見えたり、秘密をバラされたらと恐れたりしてしまうのかと… 社会的弱者が犯罪行為に及ぶことが多いが、その背景としてあまり考えたことがなかった、「普通に生活している人々への妬み」ということを考えさせられた。(勿論、それ以外の理由として経済的困窮や劣悪な生活環境など、犯罪に及ぶ理由は様々だと思うが) そういう妬みや恐れからくる嫌がらせ行為がエスカレートして最終的には殺してしまうのか…と思っていたが、ラストでホラーだったのか、と(笑) どのようにも解釈できると思うが、主人公は過去にも計画的に犯罪を犯していて、今回もいつからかはわからないが、郵便局の女に罪を着せることを計画していたのか…と受け取れるような終わり方。単純なサスペンスと見せかけて、色々なギミックがあり面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-04 22:50:40) |
5. チャーリーとチョコレート工場
相変わらずのジョニーデップの怪演はよいが、もう少しストーリーに起伏が欲しかったかも。 あまり印象に残らない映画・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2011-01-21 20:24:15) |
6. 着信アリ
怖いけど、面白い。 三池監督作品だが、いつもよりグロは控えめ。 一般人向けのホラーという感じ。 アイデアも良いし、死の着信音が鳴った瞬間の怖さはたまらない。 [DVD(邦画)] 6点(2011-01-21 19:55:29) |
7. 着信アリ2
まず、主演のミムラの演技がいまいち。 そして後付けの設定で、新たなキャラが出てきたり・・・ オチも読めるし、変に感動する方向に持っていこうとするのが嫌だった。 [DVD(邦画)] 4点(2011-01-21 19:54:23) |
8. 着信アリ Final
ファイナルはある意味ギャグ。 秋元康も1作だけで止めておけばよかったのに・・・と。 ファイナルと銘打って起きながら、結局全て解決されないし、謎は謎のまま。 2の後付けで出したあのキャラはなんだったんだよ!とつっこみたくなる。 1つだけ褒められるところとして、堀北真希の演技がいい。 着信アリシリーズは、1>>>>2>>>>>>ファイナルだと思う。 [DVD(邦画)] 1点(2011-01-21 19:53:02) |