1. 血を吸う薔薇
まずは岸田森の鬼気迫るドラキュラ役に圧倒です。ドラキュラと言っても一般的に知られているそれとは少し違い数百年の間人から人へ乗り移るという斬新さ。恐怖映画でありながら何となくのん気な感じや、軽~いおばけ屋敷的なノリには?ですが、見るものを驚かせようとするカメラワークはいい意味で期待通りビックリさせてくれます。登場人物が少ないながら個性的な人たち。物語を導くのは黒澤年男。あっけなく死んじゃう同僚役の田中邦衛、ヒロインには美声がかなり魅力的な望月真理子。犠牲になるのが女子大生とあってチチぽろ等のサービスショットもあり。とにかく全編醸し出されるこの作品独特の雰囲気を楽しんで欲しいですね。 6点(2002-12-25 03:38:54) |
2. 地球に落ちて来た男
ニコラス・ローグの作品ってどことなくタルコフスキーの作品テーマに似てますよね。魂の救済ってとこが。主役級の大学教授とかは物語上あんまし要らないと思うし、途中西部時代にタイム・スリップをしたようなシーンがありましたがあれもイマイチよく分からない。それにしてもひきつけられるのはミステリアス度満点のデビット・ボウイの魅力と幻想的なシーンがあるから。粘膜がからまるような宇宙人との性行為のシーン、どことなく切なさを覚える砂漠化した惑星のシーン等々、皮肉にもそれらのシーンが逆に彼が何故、どうやって「落ちてきた」のか?これからどこに行こうとするのか?、根本的な物語を難解にさせている。しかも関係者である人々を別の企業が抹殺しようとしたのにあの元大学教授やトミーの彼女を殺害しないのは何故でしょうか...何度観てもハッキリとした回答は得られないでしょうが、もう一度みたい作品でした。 6点(2002-11-17 20:03:59) |
3. チャイルド・ゲーム
子供の無邪気なあどけなさとミステリアスさに付け込んだ作品。見知らぬ老夫婦が一家を訪ねて来たことから子供たちの周囲に不可解な出来事が起こり始め夫婦の精神が次第に崩壊していく…ハッキリとした説明が無く不気味でした。一体あの老夫婦は兄弟なのか?それとも兄弟はとりつかれたのか?ちょっと「シックスセンス」や「アザーズ」を思わせます。 6点(2002-09-30 05:50:03) |
4. チェブラーシカ(1969)
「どっきーんっ!!」そうです、チェブラーシカの魅力にハマってしまいました。ルックスもそうですが、自信が無く、気弱なところが可愛い!クレイアニメながらも表情が豊かで、しかっりと演技させています。キャラクタが可愛いながらも、どこか哀愁漂うテーマソング。そして差別、環境汚染、いじめ....この物語の悲しくも重厚なストーリーには観る人それぞれに投影される背景を感じます。おばあさんの不可解な行動には?ですが、心を和ませてくれます。是非とも続編を!! 8点(2002-04-14 19:35:04)(良:1票) |
5. 蝶の舌
説明不足な感じはしましたが、幼い少年の目を通して痛烈なメッセージを感じ取れました。ただあの年齢の少年にも自分が言っていることの意味はわからなくとも、行為の悪意は感じているはず。何も言えずに悲しい顔を見せる教師も、あそこでは「それでいいんだよ...お前が悪いのではなく自由な思想を受け入れられないこの国が悪いんだ」と笑顔で少年を見送って欲しかった。あれでは少年も後味が悪すぎますよ。とは言っても号泣したんだけどね... 7点(2002-03-26 05:11:12) |
6. 血を吸う宇宙
<*注意:私はこの作品の世界観に溺れていますのでかなり偏ってます。>バンザーイ!ワーイワーイ。前作「発狂する唇」よりはエログロっぽさは薄れたものの、女囚モノ、カンフーアクション等不条理感がパワーアップ。もう、腰が砕けます。始まって早々円谷プロ作品の様なスペーシーな展開にハートをわしづかみ。それからはもう雪崩のようにツボへツボへとヒットしました。ブザーの無いインターフォン、トイレの無い家、唐突に始まる歌謡ショーにカンフーアクション等もう、見るものの想像力をぶち壊してくれます。主演の中村愛美嬢は良くかんばってますし(特にラストのあの顔!!)、前作から続投の阿部チャンに栗林知美に下元史郎など。ラストではあの増田未亜が出てるではないかっ!この作品を形容するならズバリ爆裂ムービです。それにしてもウェスト・バージニア=西乙女とは参りました。3作目も期待します!!私的には10点なんですが、倫理上この点数って事で... 7点(2002-03-05 01:53:25) |
7. チューブ・テイルズ
地下鉄をテーマに色んな作品があって面白いですよね。どの作品も粒ぞろいでしっかりとした作品です。フツーのオジサンが突然幸せそうにダイブしちゃったり、トロンボーンで淡い恋心を語ったり、内容は奇想天外。一番すきなのは赤い女の子が冒険をする作品かな。最後にあの不思議な人に会うのも現代風おとぎ話でよかったですね。しみじみ味わうというよりはその場その場の展開を楽しむって感じかな? 8点(2002-01-05 04:11:27) |
8. チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁
あはは、やっぱりこれは全作品を観てこそだね。あの恐怖のチャッキー人形に嫁さんが出来るなんざぁ、ホラーではなくて完全にパロディよ!しかもその声があのお色気ムンムンのジェニファー・テイリーでしょ。はははサイコー。(でも5点なんだけどね。) 5点(2002-01-05 04:03:41) |
9. チャーリーズ・エンジェル(2000)
男女でかなり評価の差はあるんでしょうが、単純にキャメロン・ディアスは可愛いよ!起き抜けにお尻フリフリのダンス、バーで日本語をペロリンと言っちゃったり、敵と戦ってても携帯電話でラブコール。TV版のチャーリーズエンジェルとはちと解釈違いのおバカムービーになってますが、あのレトロな雰囲気を十分生かしてこれはこれでアリですよ。個人的趣味では意味不明なチロリアンコーラス隊のシーンが大好きなり。 8点(2002-01-05 03:59:11) |
10. 小さな恋のメロディ
この作品にはもう、言葉は要りません。ハッピーエンドなのに観終わったあとのセンチメンタルな切ない気持ち。歳をとる毎にその気持ちは増していきます。さぁ、あの時に還りましょう。 9点(2002-01-05 03:51:01)(良:1票) |