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プロフィール
コメント数 1963
性別 男性

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1.  月夜の願い/新難兄難弟 《ネタバレ》 
相変わらずタイトルだけ見ると何とも甘さの残る映画のようだけど、監督が「ラヴソング」と同じだけあって、上手い。話的には確かに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ぽいけど、私は断然、こっちのが好きです。父と子、それも息子にとっての父親とは何か?てことを深く考えさせられる。父から見る息子と息子から見る父親、それぞれ違う一面をこの映画では笑いを交えて楽しく、時にはほろっとさせてくれる画き方がされていて、あの若き頃の父親に対してローラのどこに惚れたの?という問いに対するやりとり、「胸が大きい所に惚れた」って、いやはや、なんて男らしくて、解り易い。単純で良い。まるで男の本心をずばりと言われているようである意味、心が痛む。レオン・カーファイが子供達に「一人は皆の為に、皆は一人の為に」と問うのを聞いていて、それを見て馬鹿にしたように笑うトニー・レオンも面白い。美しき女性相手に発する眼からのビームなんて普通有り得ないけれど、実際に有り得ないことを見せてくれるのもこれまた映画としての面白さ、良さであったりする訳で、過去の世界から現実の世界へと戻ってきた息子がベッドで横たわる年老いた両親と抱き合うシーン、それを病室の外で見て泣いている医者、最高です。この映画は父と息子の関係は親子であって、それ以上に友達であるような存在だというのを思い出させてくれるそんな映画です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2010-06-05 10:47:41)(良:2票)
2.  釣りバカ日誌スペシャル 《ネタバレ》 
このシリーズの中で特殊な感じのするのがこの作品で、スペシャルとあるように今作は1作目から「釣りバカ日誌」を見ている人達にとってはみち子さんと言えば石田えりと名前が挙がること間違い無しであろう!それはおいちゃんと言えば森川信、もっと言えばさくらと言えば倍賞千恵子であるというのと同じぐらいの、つまり「男はつらいよ」で言うところのそういう存在であった石田えりのみちこさんの最後の作品である。浅田美代子も悪くはないし、結構、好きではあるが、最初から浅田美代子ならば何の問題もないのだが、やはりみち子さんは石田えりなのでる。これは仕方のないことなのである。そんな石田えりのみち子さんが浜ちゃんが小諸へ出張に出かけている時にやって来たすーさんを家に泊めたことが原因でみち子さんは実家に戻ることになるという話である。みち子さんに対して初めて疑いの眼を持ち、信用しなかった浜ちゃんがみち子さんのいる実家へと行く流れの中でのすーさんとの会社内でのやりとりがいつも以上に可笑しさと何か言葉では言い表せない二人の関係を物語っているようでもあり、色んな意味でこの作品には他の作品には無い何かがあるようにも思えるのだ。監督も森崎東と、喜劇を撮らせたら他の作品を撮った監督さんよりも上手い。田中邦衛の自転車屋さんのご主人の面白さも一役買っていることを言わずにはいられない。とにかくこのシリーズの中でも喜劇としての面白さとまた浜ちゃんとみち子さんとの関係が、本当に愛情で結ばれていたことを語っている作品でもある。森崎東監督に出来ることなら、このシリーズ、これ以降も続けて撮って欲しかった。そうすればもっと面白い作品が沢山、出来ていたんじゃないかと思わずにはいられない。
[映画館(邦画)] 8点(2010-01-03 23:24:51)
3.  月はどっちに出ている 《ネタバレ》 
日本映画がよく描く。描こうとする主題の一つとして在日問題、朝鮮人と日本人の葛藤というものがあるが、どうしても日本人が描こうとすると日本人よりになり、朝鮮人は悪者である。弱者であると偏った感じのものになりがちである。ところがこの映画は日本人も朝鮮人もその他フィリピン人もイラン人も皆、同じ生き物である。強者も弱者もない。監督の崔洋一監督自身が朝鮮民主人民共和国出身の監督であるということがこの映画を興味深いものにしている。知人の結婚式で韓国人と一緒になると日本と韓国両方の国歌を歌う時に苦労する司会者、そういう心の葛藤をストレートに力強く描いており、またこの映画に出てくる人達は皆、思っている事を包み隠さず相手に対して遠慮なしにぶつけ合うことで相手も遠慮なく付き合う。劇中に何度となく出てくる「俺は朝鮮人が嫌いだ」という台詞に対する応えもそれを正面から受け止めて遠慮なしに返してくる。互いが互い同士、本音でぶつかる。これこそ人間本来のあるべき姿であると私は思う。差別されようが俺達(私達)は何も恥ずかしがることはない。この映画には生温いだけのものではない力強さがある。前を向いて行きようという力強いメッセージ、それをユーモラスに描いた映画として私は評価したい。そして、この映画のタイトルにもある「月」夜の東京タワー、空に大きく、丸く映し出される「月」なんだろう?上手く言えないのだが、私は夜の街に見える真ん丸い月が大好きだ!
[ビデオ(邦画)] 8点(2009-08-14 21:38:38)
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