1. ツリー・オブ・ライフ
駄作。映画館の大画面で見てもこれほど退屈させられたのは非常に稀。見る側の感性云々など問題にならない。それ以前の問題。薄っぺらい上に冗長。おまけにCMでの煽りもてんで的外れと来ているから困ったものである。技術は認める。制作費もかかっている。しかしひどいものはひどい。映画館で見る価値はない。テレビ画面の大きさでは最後まで緊張感を持っては見切れないだろう。ネイチャー系のプラネタリウムの合間に、どこにでも転がっている父子の確執を何のひねりもなくただ混ぜ込んだ映像と思ってみると想像しやすいかもしれない。未見の人が映画館で同じ憤慨を持つことのないよう警鐘を鳴らしたい。映画は娯楽であり商業活動であり、その上でどれほどの感銘をオーディエンスに届けられるかが作り手の腕の見せ所であるが、本作はフォローのしようがない。 [映画館(字幕)] 1点(2011-08-15 00:22:26)(良:4票) |