1. ツレがうつになりまして。
《ネタバレ》 なんというか、ありそうで中々なかった「うつ病対処入門」のような映画。ただ、暖かく見守るだけでなく、現実の厳しさも描いているところも良いと思います。暗く重くなりがちなテーマではありますが、「うつ病」は決して特殊な人だけがかかるわけではなく、誰もがかかる可能性のある「こころの風邪」のようなものだというメッセージがしっかり伝わってきました。 [DVD(邦画)] 8点(2013-04-11 00:34:19) |
2. 劔岳 点の記
《ネタバレ》 「人類未踏」の劔岳に登頂する栄誉よりも、まずは地図を作成するという己の職務を、名誉や面子に拘る周囲に流されることなく優先する姿勢には素直に感銘を受けました。 何よりも剱岳を初めとする立山連峰の荘厳な美しさ、厳しい自然の姿がふんだんに描かれており、大スクリーンで見ておくべきだったと後悔しましたね。スタッフ、キャストの方々のまさに命を賭けた奮闘が画面を通して伝わってきました。 ややほろ苦なストーリー展開も人生というものは不如意なものであるということを改めて実感させてくれます。 [地上波(邦画)] 7点(2012-04-17 00:16:14) |
3. 冷たい熱帯魚
《ネタバレ》 表現は非常にグロテスクですが、内容は非常に骨太で見応えのある作品です。特にでんでんが、軽妙な明るさの陰にどす黒い闇を抱える男を見事に演じています。コワモテの男よりもこういうオッサンの方が本当に怖いですからね。 そして、前代未聞の異常な事件をモチーフにしてはいますが、この作品で描かれているのは家族関係の問題、そしてでんでん演じる村田が決して突然変異で殺人鬼となったわけではなく、誰しもがそうなる可能性を持っているということですね。 現に、最初に人体の解体シーンを見たときの感じ方と、2回目、3回目のシーンを見たときの感じ方は全く違っているはずですから・・・・・。 しかし、元ネタの事件は酷い話ですね。背筋がゾッとしました。 [DVD(邦画)] 8点(2011-12-11 23:25:27)(良:1票) |
4. 月あかりの下で ある定時制高校の記憶
《ネタバレ》 いろいろな事情により傷つき疎外感を感じている生徒たちを不適合者として切り捨てることなく、まずは居場所を作ってあげるところからスタートしている点、そして、「見捨てない」姿勢(当然限界はあるとは思いますが)に非常に感銘を受けました。 どんな学園ドラマよりもずっとリアルに心に響いてくるドキュメンタリーでした。 [映画館(邦画)] 8点(2010-10-31 10:27:55) |
5. 月はどっちに出ている
《ネタバレ》 軽妙なタッチではありますが、いろんな意味で濃い映画でした・・・・・。正直、嫌悪感を感じるシーンも多かったのですが、実はその嫌悪感こそがこの映画のツボであり、おそらく原作者や監督が描きたかったものなんでしょうね。 ルビー・モレノの演技が想像以上に素晴らしかったですね。映画賞を総ナメしたのも納得です。 [ビデオ(邦画)] 7点(2010-08-31 00:30:34) |
6. 椿三十郎(2007)
《ネタバレ》 ほぼ黒澤版に忠実に作られています。面白さも損なわれることなく楽しく鑑賞することが出来ました。ただ、熱演はしているんですが織田裕二はどう見てもミスキャストと言わざるを得ませんね。やはり、黒澤版は三船敏郎あっての椿三十郎でしたから、どうしても違和感を感じてしまいました。どうせだったら、織田裕二に合わせた椿三十郎像を作り上げて欲しかったですね。あと個人的には、最後の決闘シーンで飛び散る鮮血が無かったことが残念でした(あのショッキングな鮮血が殺し合いはグロテスクなものであり決して格好良いものではないことを示してくれているように感じていましたから)。 [地上波(邦画)] 7点(2009-09-06 22:56:20) |
7. ツイン・タウン
《ネタバレ》 勧善懲悪ならぬ「勧悪懲悪」映画ですね。ストーリーは過激でイカれてて、これが実話なら最低なんですがブラック・コメディとしては中々面白い作品でした(ただ、犬の首はちょっと・・・・)。何というか、「ugly」でも意地はあるぜという意気込みが感じられるのも中々良かったですね。 現代のウェールズを舞台にした映画は初めてだったので非常に興味深かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-18 18:57:21) |
8. つぐみ
《ネタバレ》 牧瀬里穂の魅力を上手く引き出していると思います。ただ、それ以外の印象があまり残らない作品ではあります。 ラストは、アラン・パーカーの「バーディ」みたいでしたね。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-09-29 19:22:37) |
9. ツォツィ
《ネタバレ》 ヨハネスブルグに並立して存在する高層ビルが立ち並ぶ近代的な街並と荒廃したスラムのあまりの違いに驚きました。同じ赤ん坊でも生まれた場所が違うだけで、人生(それも豪邸か土管かというような非常に格差のある)が決まってしまう不条理さをクールに描いており、非常に衝撃を受けました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-12-08 13:16:14) |
10. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 非常に楽しい作品でしたね。三船敏郎の粗野な魅力と作品に散りばめられたユーモアが見事にマッチしていました。とにかく、こんなに笑える作品だとは思ってませんでしたので、良い意味で裏切られた感じですね。 また、突っ走る若侍たちと三十郎のやり取りが非常に良かったです(結構ためになります)。 ただ、ゆるーい感じで終わるのかと思いきや、ラストの決闘でビシッとしめるあたりはさすがでした。 [DVD(邦画)] 8点(2007-11-20 18:09:54) |