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自己紹介 うどんと映画とマーク・ノップラー。これさえあれば幸せです。

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1.  つぐみ
牧瀬里穂はいい表情してますね~。感情豊かなツグミを見事に演じていたと思います。するどい目で睨みつける表情から一瞬で涙を流すシーンは感心しました。深刻になりそうだなと思ってもコロッと呆気ないくらいの展開を見せたり、まるでツグミの性格のような描写も面白かったです。
[ビデオ(邦画)] 6点(2008-03-01 03:03:11)
2.  津軽じょんがら節
びょおびょおと吹きすさぶ寒風にしぶきを上げ、次々と打ち寄せる小山のような波。強風に煽られ貝のようにへばりつく村。そんな圧倒的な自然が支配する津軽の風景を、見事なまでに美しい映像で表現しています。だがその反面、ストーリーが少し弱かったように思いました。東京を追われ郷里津軽に逃げ帰った女と男。そんな二人に土地に住む盲目の少女ユキが絡んで物語は進行するのですが、せっかくの気合の入ったタイトルも男と女の情事に終始し、この作品の肝となるはずユキの存在が中途半端になっているように感じました。斎藤真一の唸るような絵。津軽の荒々しくも美しい映像の数々。厳しい自然に対峙する生き方を表したような叩きつける三味線の音。これだけの素晴らしい背景を生かすためにも瞽女(ごぜ)になるとまで宣言したユキの生き様を、津軽三味線を支えた視覚障がい者たちの物語を見せてほしかった気がします。
[DVD(邦画)] 6点(2008-01-23 00:12:28)
3.  追悼のざわめき
いやはや、07年最後の作品にすんごいものを見てしまった。TSUTAYAの新作コーナーに毛色の違うものが置いてるな?と思い裏返してみると、そうそうたる顔ぶれがコメントにて絶賛しているではないか。嫌な予感がしながらもついついレンタル。・・・DVDでよかった。劇場なら途中退席していたかもです。所は大阪府西成区(旧)釜ヶ崎。別名あいりん地区。ディープな大阪の中でも超が付くディープな場所。最近では小さなアパートに数千人、住民登録していたとニュースにもなったあの地です。この地を中心に5年に渡って制作されたそうで、仕事にあぶれた人夫たち(エキストラではありません)がフラフラと行き交う80年代の強烈な臭気を放つ釜ヶ崎(よくカメラまわしたなと思うほど)をバックに白昼夢かと思うほど不可思議な光景が続いてゆく。マネキンに異常な執着を見せる男、小人症の兄妹、高校生?と小学生?の兄妹。主にこの3組が徐々に絡まり物語は進行する。所々、目を見張るほど美しい映像もあるのだが、この3組がどれもこれもえげつない描写を挟むから気が抜けない。まったく先がわからないからハラハラドキドキする。何にも知らない小心者の僕は一時停止や早送り、巻き戻しを駆使しつつなんとか乗り越えたが、相当に覚悟のいる作品だと思う。もう、撮影なんだか決定的瞬間なんだかわけがわからない。小人症の妹役の人なんか普段は相当しっかりとした人(僕の主観ですけど)なんだろうけど、これでもかこれでもかと体を張る。それは恐らく彼女としての女優しての壮絶な演技なんだと思う。そのぐらい圧倒的で凄まじいです。それからはもう僕の口からはよう語りませんが、トラウマ級であることはたしかです。兎に角、強烈な描写と最悪な後味を残すパワー溢れる作品ですが、できうるならば劇場で挑戦することをお勧めします。
[DVD(邦画)] 7点(2008-01-12 20:11:40)
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