1. 月の満ち欠け
《ネタバレ》 もう泣けて泣けて・・ 一言で言うと、この世は愛に包まれてる・・ 柴咲コウ、綺麗になったぁ!誰、この美人、って思ってたら・・ 話は、あだち充と藤子F不二雄を足したような話で・・ 泣けます! [DVD(邦画)] 7点(2023-10-29 21:29:24) |
2. 土を喰らう十二ヵ月
《ネタバレ》 前半、観てたら、これは幸せ過ぎると思った。 俺の生活の方が変なのか? 自分の今の生活を考えつつ、話を追ってた。 しかし、食べるばかりで、ドラマないなぁ・・と思う。 陶芸家の人がこういう生活をしながら、食生活を通して、創作へのヒントを 掴むような話の方がいいなぁと思いつつ・・ ドラマが動くのは、義母の死からだ。 喪失のあと、松たか子演じる編集者をくどいて、なびいてきたら、怖がって、ふられる。 松たか子の表情が絶品である。 思い切っての返事の後、沢田研二がびびるとこ、その時の松たか子のアップの表情。 見事としか言いようがない。 私には、この場面が一番の御馳走だった。 (エンディングの若い沢田の歌には、くすりと笑えた) [DVD(邦画)] 7点(2023-07-30 20:11:43)(良:1票) |
3. 椿三十郎(2007)
《ネタバレ》 黒澤時代劇の中でもユーモアのあるオリジナルに比べ、 森田監督らしいシティ派のユーモア時代劇。 そうとなると、ポイントは城代家老が誰か、ということと、 ラストの斬り合いになる。 この二点を上手くさばいてると思います。 織田裕二の三船さんへのリスペクトが感じられ、好感持てます。 [DVD(邦画)] 7点(2023-07-13 00:09:01) |
4. 椿姫(1937)
《ネタバレ》 グレタガルボが、とにかく美人。 映画が生まれて、すぐこんな女優が出てたことに驚き。 内容は、昭和の少女漫画のような話。 それを漫画のように鼻が高く、すっきりした美人が演じる。 何人の少女漫画家がこれに影響を受けたのだろう・・と思うくらい。 [DVD(字幕)] 7点(2023-03-09 07:44:04) |
5. 罪の声
《ネタバレ》 日本を震撼させた劇場型犯罪グ●コ・森●事件をモデルにした映画。 あのテレビで有名になった声の持ち主はどうしているか? そこからヒントを得たのであろう。 星野源の歌手とは思えぬ堂々とした演技。 そして、「日本人」のいい顔になった小栗旬。 女性の影が薄い本編なので、悲惨な人生がクローズアップされる辛さもあったが、 長時間の話があっという間でした。 [DVD(邦画)] 8点(2021-06-17 23:20:27) |
6. 罪の手ざわり
《ネタバレ》 中国に急速に入ってくる欧米文化。 その文化同士の衝突による化学反応をジャジャンクーは、描く。 でも考えてみれば、日本もそうなんだよね。ただゆっくり入ってきたから、 こんなに分かりやすい反応はしなかっただけで・・ 「世界」ではテーマパークを、「長江哀歌」では都市開発によるダムなどの環境の変化を、 ジャジャンク-は、中国のとまどいをクローズアップして描いてきた。 この作品は、欧米の銃やジャックナイフなどの武器、企業経営による雇用される側の非人間的対応を迫られる辛さ、それらを4編のオムニバスで描く。 最後、罪を犯した女性が中国歌劇の「罪を認めるか」と言う歌を聞くシーンは、こういう金による支配、欧米のハンディな攻撃武器がなければ、女性は罪を犯したか?という問いを監督は言っているのだ。 [DVD(字幕)] 7点(2021-01-30 22:59:14) |
7. ツォツィ
《ネタバレ》 南アフリカでも、アメリカのドラマに出てくるような暴力が現れるのですね。 これからフロンティア国が発展していくと、どんどんあちこちの国で このような光景が見られるのでしょうね。 でもツォツィには地面に根差したような逞しい性根を感じました。 誘拐した赤ちゃんと触れるうちに、芽生えた感情でしょう。 ラストの涙は・・ [DVD(字幕)] 7点(2019-09-23 15:18:35) |
8. つぐみ
《ネタバレ》 市川準って最初はCM風で違和感あるんだけど、観てるうちにいつの間にか 映画体験させられてるんだよなぁ~。スゲェ。 牧瀬里穂が強情娘の表裏を見事に表現してます。 いますよね~、こういう娘さん。 真田広之との恋愛のその後を見たかった気もします。 でも市川準らしくていいです。 恋愛を深入りして描くタイプの監督じゃなかったですもんね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2019-08-04 23:35:40) |
9. 繕い裁つ人
《ネタバレ》 三島監督、いいですね~。 大事なことを言ってると思います。 消費重視の仕事に忙殺される人が多い、この国で心を届ける映画だと思います。 「しあわせのパン」をさらに掘り下げた感じです。 どこか「森崎書店の日々」のような雰囲気で、僕は好きです。 原作は未読ですが、主人公と藤井くんはいい仲になりそうなんですね。 でもこの映画では、せっかくの団子を嫌いと言ってのける藤井くんになってて、 際どい人物描写でハラハラします。 この映画のいい感じの雰囲気が、神戸だというのが味噌ですよね。 横浜でも、札幌でもない、神戸だというのが、なんとなくうなずけちゃいます。 三島監督の母校のあった場所とのこと。 特別な作品なのでしょうね。 [DVD(邦画)] 8点(2018-05-19 22:53:55) |
10. 妻への家路
《ネタバレ》 確かに悲しい話ではあるけど、男と女って案外、こんなもんじゃない?例え、本人であっても、男は本当の夫を求める女に、寄り添うしかない。チャンイーモウは確信犯的に、この寓話を創り上げたんじゃないのか? [DVD(字幕)] 7点(2016-06-04 13:30:32)(良:1票) |
11. 終の信託
《ネタバレ》 う~ん、まだ若いので、問題提起で終わっているが、見ごたえある着眼点だと思う。まぁそもそもが自殺未遂をするような人に仕事を任せる病院がおかしいのだが、彼女に罪はあるのだろうか?周防監督は、この問題意識のまま、これからも掘り下げてほしい。そして本当の悪の落とし前まで描けるような作品を創る監督になってほしい。多分、奥さんの草刈民代が鍛えるでしょう、彼を・・。怖い気もするけど・・(苦笑) [DVD(邦画)] 6点(2015-11-21 21:48:02) |
12. 綱引いちゃった!
《ネタバレ》 あの~自分、これ結構感動しちゃったんですけど・・・。おちゃらけたタイトルは、コメディタッチな作風と、名作(?)「シコふんじゃった」から来てるんでしょうか?これはスポーツもんと思っていたら、8人の女性がまとまっていく女性映画なんでした。ドリカムの主題歌がそれをきちんと表してると思います。西田尚美のエピソードがジ~ンと来たなぁ。すなわち!町おこしの「売り」は、情のつながりのある人情ということでしょうか?それと母ちゃんパワーかな?大分市役所あげての町おこしでした。(すごいね♪)ラストの「参加記念」の字に、あ~そうだったかぁと思うんですね。僕としては、試合の後半、熱いものがこみあげてきたもんね。残念な、でも気持ちいい汗と涙の塩味が、ふるさとの味ってとこかな? [DVD(邦画)] 7点(2013-05-26 07:01:14) |
13. ツレがうつになりまして。
《ネタバレ》 なんだかなぁ。ウツってもう珍しい素材じゃないですよね。だから暗くもない映画になるのかもしれないけど・・ちょっと暢気すぎるかな?あの若さであんな家に住んでるし、仕事辞めて、なんの切羽詰った状況にもなってないし・・佐々部監督は地味だけどいい作品創るとは思うけど、もうちょっとリアルで可笑しい話にしてほしかった。ちょっとのんびりすぎ・・見てて、あ~こりゃ漫画だ、と思った。あれ?原作、漫画だっけ? [DVD(邦画)] 7点(2013-02-22 03:05:51) |
14. 追憶(1973)
《ネタバレ》 なぜ、ああも私生活で頑張っているレッドフォードって、作品ではダメ男役ばかりなんだろうね? [ビデオ(字幕)] 9点(2012-08-13 06:26:20) |
15. 築地魚河岸三代目
原作と全然、違う~!自分は魚市場で働いているのですが、競りなんて毎日、喧嘩ですからね。「男」の磨かれ方の純度が違います。それによって「女」も変わります。だからこんな映画があってもいいんじゃないですか、うん。好きだなぁ、この世界。サラリーマンの世界のいかがわしさもよく伝わります。ただ原作の良さもなくなってしまって、普通の人情ものになってるのが残念です。原作の方は、実は読み進めていくと、壮大な経済ドラマにまで発展していきますからね。皆さん、おススメです。麗奈ちゃんは可愛いね。スタイル抜群。あの水泳の先生も・・・。ちょっと胸がドキドキしました。 [DVD(邦画)] 6点(2012-01-28 11:38:26) |
16. 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
男の美学。たまらんです。渋い「男」の映画は、自分の映画鑑賞歴から行くと、サムペキンパー、ウォルターヒルから始まってます。ペキンパーは暴力、ウォルターヒルは喧嘩。テーマは違いますが、みんな好きな映画監督です。キネ旬のベストテンに入っていた「エグザイル」からこの監督作品を観はじめましたが、はまってみようかなと思ってます。何か気を抜きたい時に観る娯楽映画としては、この監督作品なら安心して観ることができそうです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-04-08 05:27:14) |
17. 劔岳 点の記
人物を映しては、ノッテル役者のアップで見せ、背景を映しては、美しい日本の山々を見せ、分かりやすいストーリーでまさに見せる映画。綺麗な風景には、重厚な音楽がよく合う。観ていて、何故か「炎のランナー」を思い出した。あの映画も肉体の美しさをスローモーションで見せ、音楽が実によく観ているものに染み渡った。クラッシクも悪くないが、出来れば、日本のアーティストでこの映画の景色にあう音楽を奏でる人がいて、その音楽を使っていれば、もっと良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2010-12-10 20:53:29) |
18. 椿三十郎(1962)
「用心棒」にすごく感激したので、期待しすぎだったが、これはこれで良かった。でも世俗にもまれ、裏の裏まで知り尽くした野武士と、藩務めのお坊ちゃん侍の組み合わせが良かった。いつの間にか、全くの赤の他人の三十郎に意見を求めようとするところや、金魚のフンみたいにゾロゾロついてくるところなど笑ってしまう。あの奥方がなかなかの人物であるのも面白い。「用心棒」の桑畑三十郎をもう一回、映画に使いたかったのでしょう。内容的に「続・用心棒」ってわけには行かないから、こんなタイトルになったんじゃないでしょうか? [DVD(字幕)] 7点(2010-10-26 18:25:46) |
19. つぐない
《ネタバレ》 こんなラストを観たくて、最後まで観たのではない!と言いたいくらいのラスト。才気を感じさせる演出や音楽。この女の子は、演技と思えないくらいの、存在感。それが、それから4~5年、自分のやった事に気づいて、自分を責めたのであろう、と思わせるような表情に力のない女性を配してる。また、どのシーンもセンスがあふれる映像。演出も進化するんだなあ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-06 18:41:09)(良:1票) |