61. テッセラクト
微妙な作品。高評価したい雰囲気ながら、どこか何かが物足りない。ストーリーの展開にいまひとつ説得力が足りないというか、無理やりの展開というか… エンディングの救いようのなさもイマイチ意外性に欠けるし。雰囲気は悪くないので、ちょっともったいない気がしますね。それから、意味深なタイトルだけど、私は「?」。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-28 00:31:00) |
62. DEAD END デッドエンド<TVM>(2003)
こりゃ~ダメ!いくらTV映画だからって、これなら「本当にあった怖い話」の再現フィルムの方が面白い。多分、作り手は目いっぱいスタイリッシュに作ったつもりなんだろけれど、キャスティングのミス(魅力ないし…)もあって表現しきれませんでしたね。ストーリーにも無理があるし、オムニバスも逆効果。それと、お約束のようなエロティックなシーンの挿入は意味なしっ!もう少し考えて公開して欲しいもんです。 [DVD(字幕)] 2点(2005-04-02 00:31:42) |
63. テイキング・ライブス
DVDの特典映像で、監督は「このジャンルの作品ではアイディアが大切だ」みたいなことを言ってますが、全くそのとおりだと思いますね。でも、更に大切なのはそのアイディアを如何に具現化するか。その意味で、この作品は見事にアイディア倒れ。確かにあらすじ的には面白いが、その面白さが半分も表現されていない。実にもったいないです。必要な表現が不足しているのではと思われる反面、不要なシーンも見受けられるし、詳細部分では「んなわけないだろっ!」的なところも散見。アンジェリーナの熱演も、脇を固める豪華出演陣も、生かされていないような気がしてならないです。あぁもったいないもったいない… 追伸:キーファー君、何故そんな役を受けたのですか?? 4点(2005-03-13 09:37:15) |
64. テルミン
つい先日も新聞紙上で紹介されていましたが、最近はマトリョーシカ型テルミン(マトリョミン)が販売されていて、静かなブームなのだとか。そして、その推進役をかって出ているのは日本の方なんですね。もともと名前だけは知っていましたけれど、演奏風景は初めて見ました。なんとも奇妙で魅力的な楽器です。趣味嗜好によって評価、というか好みが極端に分かれるでしょうけれど、ドキュメンタリーだから通常の映画以上にやむを得ないことでしょう。強いて言うなら、あまりにストレートな作りなので、もうひとひねりメッセージ性が欲しかったかなと思います。でも、私としては非常に興味深く楽しめたので7点献上。あぁ、テルミン欲しいかも。 7点(2005-02-04 06:38:26) |
65. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 批判の対象になり得る点は多々あるでしょうけれど、圧倒的なパワーを感じるパニック映画をひさびさに観ました。特殊効果を駆使して決して非現実的ではない大災害を表現している点は、一定の評価を与えられて当然でしょう。ハリウッドのパニック大作ですから、お決まりの展開ではありますし、クライマックス近くになってイキナリ「バーティカルリミット」やら「バイオハザード」から借りてきたようなシーンが出てきたりしますが、それも全体の展開の中では決して無用な模倣とも言えないでしょう。封切り時と異なり、現実の大災害が起きた直後では、「娯楽」と割り切ることはいささか不謹慎です。作品中の警鐘を決して聞き流さず、危機管理について考えてみることも必要ですね。 8点(2005-01-08 17:55:57) |
66. 天上の剣 The Legend of ZU
アジア版ロード・オブ・ザ・リング的なおとぎ話。結構複雑なストーリー、そこへもってきてノンストップな展開。登場人物の相関関係に始めのうちは戸惑うかも。それと、全編にわたり徹底したCGの使用。これ、綺麗だけどかなり眼に来ます。大画面で見たらキツイんじゃないかなぁ? まぁ、ひとことで言わせてもらえば「何でアニメじゃないの?」って感じ。実写にしない方が受け入れられやすかったかも知れません。観る人が限定される作品と言ってもいいでしょうね。私はそれなりに楽しめましたけど… ちなみにチャン・ツィイー、何で出たんでしょうかね?企画段階では具体的な役回りが判ってなくって、監督がらみで断れなかったとか? 5点(2004-10-24 17:45:57) |
67. デスペラード
「レジェンドオブメキシコ」を先に観てしまったのですが、いやぁ面白い!実に面白いです。「レジェンドオブ」と甲乙つけがたいです。あっちはあっちでジョニーが加わってて別の味が出てますからね。 兎に角、真面目に考えちゃあいけませんよね。これは漫画、思いっきり漫画ですよ。主人公はマシンガンの乱射にあっても弾に当たらない!それでいいんですって、漫画なんだから。そんなに乱射して、弾はどこで補充してるの?いいんですって、漫画なんですから。そんなに目立つところで狙ってて見つかっちゃうよ!いいんですって、漫画なんですってば!ところどころにちりばめられたユーモアも楽しいし、衣装もセットもお洒落でカッコいい。キャスティングもいいですね~。 作り手が心から楽しんでる作品って、やっぱりイイですね。まぁ、趣味が合わないとまるっきり楽しめないってのもあるでしょうけれど、私の趣味にはピッタリでした。 8点(2004-09-23 20:00:25) |
68. ディープ・ブルー(2003)
こういうタイプのドキュメンタリーを日頃から良く観る人にとっては、とりたてて斬新ではないでしょう。滅多に観ない人にとっては、相当に衝撃的でしょう。観る人によって評価が大きく異なる作品だと思います。正直なところ冒頭の2・30分は期待はずれで眠くなってしまいました。全体的な作りも、無理に短時間に纏めたという感が否めません。 ただ、取り上げている対象は大して珍しくなくても、撮り方そのものがスゴイというものの連続。中でも「群れ」の撮り方は秀逸ではないでしょうか。前評判の高い「深海シーン」よりも、「群れ」を写した映像の方が印象に残ります。 でも、どうでしょう、映画館で観る作品として… そりゃあ大画面の方が迫力はあるでしょうけれど、この作品は今ひとつ大画面を生かしきっていないような気もします。寧ろDVDを手に入れて、自宅で繰り返し癒しの時間を過ごす方が良いような気がしないでもありません。ちょっと作りが古臭いのかなぁ? 5点(2004-09-06 20:52:13) |
69. デス・フロント
《ネタバレ》 予告編を見て「ホラー系」?って思ってましたけど、実は宗教的色彩の漂う心理劇だったんですね。主人公たちの隊は作品冒頭の戦闘で既に全滅していた、つまりは登場人物は既に全員が死亡していたという見方が正しいのでしょうけれど、戦場の狂気を描いた人間ドラマと受け取れないこともないという作りにもなっていて、様々な楽しみ方が出来る作品だと思います。キャスティングもバラエティに富んでいて好感が持てますね。 まぁ、いずれにせよ主人公シェイクスピアの魂が救われるまでを描いた作品であることは間違いないようで、極限状態の中においても自らを失わない高潔さ(ただし、死と引き換えに得たもの?)への賛歌とでもいうのでしょうか、エンディングで多少なりとも希望の光が射すところが救いかな、などと思います。表現にグロさが目立つのは、やはり地獄を意識しているからなんでしょうかね? ちなみに、何で邦題は「デス・フロント」なのか…?私としては作品の内容よりも「謎」です。 7点(2004-09-04 09:29:11) |
70. デッドコースター
「1」から観ないとちょっと判りにくいかもしれませんね。というか、「1」を観てることを前提にしてる感じ。それだけに展開に強引さが目立ちます。先を急いでると言うか…。 それと、クレアが事態を達観しすぎてるのもちょっと気になったかな?死神のおじさん(?)、不自然な人物設定だし。 とは言え、スピード感あふれる展開と、「死に方」のアイディア、巧みなフェイント(?)等等、飽きることなく過ごせる90分です。邦題は原題のままで良かったのでわ? 6点(2004-08-15 10:58:49) |