1. デイ・オブ・ザ・デッド
「死霊のえじき」との共通点はミサイル発射基地が登場することと、登場人物の名前が一部被っているのみという「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「ゾンビ3D」以上にオリジナル版を完全無視したリメイク作品。ゾンビが全力疾走するだけに留まらず、重力に逆らって天井をカサカサ這い回ったり、「ナイトメアシティ」ばりにマシンガンを乱射してきたりするのは最早笑うしかないが、対する登場人物達も軍人、一般人問わずに百発百中でヘッドショットを決めたりするので、ロメロゾンビの醍醐味である“八方塞がりの絶望感”は皆無。次から次へと襲い来るゾンビをゲーム感覚でガンガン撃ち殺す爽快なサバイバルアクションに仕上がっている。当然、オリジナル版の特徴であった社会風刺のメッセージなんてものは存在せず、ローズ大尉の解体シーンに代表されるような印象的なゴアシーンすらも無い。何ひとつ胸に残らない作品であるが、そのカラッポさが逆に清々しく、肩の力を抜いて気楽に鑑賞できるゾンビ映画の佳作に仕上がっている。 [DVD(字幕)] 6点(2009-02-08 19:39:38)(良:3票) |
2. 電車男
《ネタバレ》 まさか「くぁwせdrftgyふじこlp;」を台詞で聞ける日が来るとは…。劇中で声を出して読まれる2ch語に一般客は「?」になり、チャネラーすらも失笑。もっと良い表現方法は無かったのだろうか…。ただ、エルメスに告白すべきか悩む電車男に対して、チャネラー集団が無人の駅で声援を送っているシーンはグッと来るものがあった。あと個人的に山田孝之を選んだのは失敗だったと思う。無理にキョドってる感じが見え見えで実に寒々しかった。対して中谷美紀のエルメス嬢は、あくまで自然体でハマリ役だった。多分、中谷さんは普段からああいう人なんだろうと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2005-06-07 21:24:57) |
3. デリカテッセン
ジュネ版「悪魔のいけにえ」。怯える男性の頭部に肉包丁を振り下ろすオープニング、謎の鳴き声が聞こえる缶詰を延々と作り続ける男、水浸しの部屋でカタツムリや蛙を養殖しては1人でモグモグ食べるオッサン…。文字にすると正気の沙汰とは思えない電波話を、こんなにも後味爽やかな、それでいて優しい気持ちになれるファンタジーに仕立ててしまうこの監督は本当に凄い。ラストシーンの美しさに胸を打たれた。 8点(2005-01-27 02:27:25) |
4. デモンズ2
感想としては前作とほぼ一緒。舞台設定が全然生かされてなかったり、本編とは関係の無いチンピラ共のシーンを長々と入れたりと、相変わらず支離滅裂な出来。しかし女子供、そしてペットの犬までもが容赦無くデモンズ化する辺りは結構好きだったりする。篭城作戦の甲斐も無く全員ブチ殺される所とか最高っすよ。 7点(2004-12-17 00:31:35) |
5. デビルマン
見ている最中に、これはもしや「北京原人」並の伝説に立ち会っているのではないか?と感動すら覚えてしまった。見て良かったよ、本当に。 1点(2004-10-16 03:07:54)(笑:3票) |
6. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 とにかく不快。胸糞悪くなるシーンがてんこ盛り。「悪魔のいけにえ」のリメイクだけに中途半端なものは作れない、と思ったかどうかは定かではないが、オリジナル版に勝るとも劣らぬ迫力が画面から感じられる。特にラストの片腕レザーフェイスの登場は完全に不意打ちを食らい、人食い一家の糞ガキが実はイイ奴で主人公の脱出を手伝ってくれるという安い展開を完全に忘れさせてくれた。とりあえずレザーフェイスにはラジー賞審査員の皆様を血祭りに上げてもらいたい。 7点(2004-10-06 01:15:18) |
7. デモンズ
映画館を舞台にしたアイデアとデモンズの造型が秀逸…なのだが、映画としての出来は決して良いものではない。何より唐突な展開が多すぎるのが問題。さっきまで馬鹿っぽかった男が、いきなりバイクを爆走させ日本刀をぶん回しながらデモンズを虐殺したり、強引にへリコプターを落下させたりと、真面目な人が見たら怒り狂うであろう展開のオンパレード。仮面の男も意味不明だし、アキロンの大王なんかはラスボスのくせに放置プレイという始末。しかしこんな映画でもイタリアゾンビ映画の中では相当良く出来てる方なので7点献上。 7点(2004-07-27 13:19:53) |
8. デモンズ’95
《ネタバレ》 イタリアの人気コミックの映画化…なのに邦題はデモンズ。しかも95。デモンズって95作目まであったの?という冗談はさておき、いざ蓋を開けてみればこれが傑作だった。シュール系ゾンビ映画とでも言えばいいのか、内容は極めて難解で哲学的。最初は割りとまともに話が進んでいくが、主人公がゾンビに噛まれて死神と出会ってから、明らかにストーリーが狂った方向に進んで行く。夜の街へと向かい、平然と一般人を虐殺する主人公(この時のBGMが第9“時計じかけのオレンジ”バージョン!)。謎だらけの展開は最後まで続き、結局何の解答も示されないまま幕を閉じる。人によっては怒りしか沸いてこない映画かもしれないが、この映画の持つスタイリッシュで退廃的な美しさは一見の価値あり。 [DVD(字幕)] 7点(2004-07-16 15:59:29) |
9. ディープ・インパクト(1998)
どこかで見た話だと思ってたら、これって当初は「地球最后の日」のリメイクとして企画されてたみたいですね。なるほど納得。製作総指揮がスピルバーグだからなのか、家族愛を中心としたストーリーには好感が持てます。 7点(2004-03-01 12:51:05) |
10. 鉄男 TETSUO
鉄錆の匂いが画面から伝わってくるような映像作りは、見事としか言い様が無い。ただ、そこまで絶賛するほどのもんでも無いように感じた。 5点(2004-01-29 20:27:50) |
11. DEAD OR ALIVE 犯罪者
オープニングのテンポの良さにはグイグイと引き込まれた。その後は退屈な展開が続くけど、映画であることを放棄させたかの様なラストシーンで大爆笑。三池監督やりすぎ! 7点(2003-04-22 20:19:53) |
12. ディープ・ブルー(1999)
間違いなくB級なんだろうけど、なかなか面白かったです。CMで嫌というほど見た、サミュエルぱっくんちょシーンも大爆笑!死んで当然の馬鹿女も、バラバラになってくれて素晴らしい!スピルバーグも見習って欲しいところですな。 7点(2002-07-18 18:11:30) |