1. T-34 レジェンド・オブ・ウォー
歴史的背景はおろか兵器についても認識が乏しいながらに観ながらも充分に満足。戦争であってもなんであっても、“チームもの”はそれぞれのキャラクターが能力を発揮して魅力的であるのがなによりいちばんで、それを自軍はもちろん敵の親玉からもしっかり見せてもらいました。「スゲえ(←以下略)有能な指揮官」「神業的操縦」「エリートな敵」とかそんなところで、個人的には「言葉が通じないのをわかっていて適当に訳したり助言する通訳」というお約束も観られてなにより。 7点か6点かで悩みつつ、バス停でのお迎えや街中、湖畔などでのおいおいのんきだな……という無駄なハラハラ感から6点とさせてもらいましたが、今さらながらこれも通信手段など時代を踏まえればそういうものなのかもしれませんね。あと蛇足ながら橋の上のクライマックス、いくつか他の展開は考えられますがコレがきっとなによりだと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2020-07-27 10:49:30) |
2. ディック&ジェーン 復讐は最高!
会社が倒産してだんだんおカネがなくなっていくという前半において一片の暗さもないところ、そして後半の盗みパートでのくだらなさ加減。この2点がとても心地よく、とてもスッキリ観られたのですが、全体通して爆発的なカタルシスがあるかないかと言えばないほうに針が振れてしまうので(これはラストの身包み剥ぎ方の趣味嗜好もあるでしょうが)、6点か7点かで迷ったうえで6点にします。ただ、オーラスの「エンロンに就職した」というセリフには心の1点を差し上げます。 [DVD(字幕)] 6点(2006-08-10 02:34:03) |
3. ディアボロス/悪魔の扉
《ネタバレ》 「物質文明」やら「勝ち組社会」への警鐘とは理解しつつも、凄まじく後味の悪い映画だと終盤まで感じていたんですがね。ラスト20分で“逆転”したと思っています。オーラスをどう思うかよりも、その直前に「弾がまだ入っていた」ことが、“同点止まり”ではなく逆転した決め手です。シャーリーズ・セロンを筆頭とする女性陣(もちろん含む乳首)に心のプラス2点、アル・パチーノのなにもかもに心の満点(笑)を、それぞれ差し上げます。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-19 19:15:39) |
4. デイ・アフター・トゥモロー
うーん。“自然系パニック映画”というのは、内容は置いても迫力とその恐怖感だけで基本点として6点はあると思っていましたが……。竜巻、雹、洪水、超寒波たちに、そんなに迫力も目新しさも感じられませんでした。王道の内容からプラスがあるわけでもなく、ちょっと厳しめに5点。「この棚、『税法』だから全部燃やしてしまおう」のセリフに心の1点、東京都千代田区の町並み風景に心のマイナス1点を、それぞれ差し上げます。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-04 21:20:12) |
5. テイキング・ライブス
まあ初めに書いてしまえば、私のように「アンジェリーナ・ジョリーである」ということで満足出来る人ならそれなりに満足でしょう。 しかしま、いろいろな点から犯人は100%読めるわけで、そこにどうやって理由やら理屈やらを付けていくかがキモなんでしょうけどね、これが最後まで解りづらいんですよね。「あら、この死体は誰で、いつ死んだの……?」っていちいち考えなければいけないというか。私のアタマの能力の問題は置いておいて、そこらのテンポの悪さが気になりました。 「一晩でこんなに親密になるかあ?」という最大の疑問も含めて5点が精一杯……と思いましたが、『すべては愛のために』で出なかったジョリ姐の乳首が再び登場したことに免じて1点プラス。ちなみにあのシーン、寄りだったらもう1点でしたけどね。 6点(2004-09-18 23:17:52) |
6. デッドマン(1995)
全編モノクロ、各シーンごとに凄惨もあれば笑いもあるが、そのひとつひとつの作りが面白い。ただ、テーマを何に求めるかが難解。主人公に絡む人物がほぼ死に、しかも不本意に死んだであろうと考えると、ひとり主人公だけ静かな死を迎えたことに意義があるのでは、といちおう思っております(望んで死んだわけではないけども)。私は面白かったですが、『他人に薦められ“なくもない”』の点数の基準は当たっているな、と思った7点を付けたいと思います。 7点(2003-11-05 23:35:39) |