1. テッド
《ネタバレ》 やーん、想像してたよりはるかに面白かったわー。 フラッシュゴードンとかトム・スケリットとかナイトライダーとかシンニード・オコナーとかインディ・ジョーンズとかビショップとか…小ネタがモロ世代すぎてアメリカ育ちのアタシとしては懐かしいったらありゃしない! 字幕で「星一徹」になってたトコ、実際のセリフは(ウロ覚えだけど)「Somebody had to go Joan Crawford on his ass. 誰かがジョーン・クロフォードにならなきゃ」で、「ジョーン・クロフォード」は子供を虐待してたことで有名な大女優なんでそのブラックさにクスッて感じだし、イカれた誘拐犯がビデオ見ながら踊ってたのがティファニーってのがまた…。 80年代に人気絶頂だったティファニーはスキャンダルのせいで当時彼女のコンサートで前座をしてたニューキッズオンザブロックにとって代わられたのよ。 んでそのNKOTBのドニーの弟が今回主役のマーク・ウォールバーグ…イジワルだわー。 ってことで…アメリカ生活してないと笑えない内容もたくさんあったかもしれないわね…。 でも!!ぬいぐるみが魂を持って…っていうありえないお話ではあるんだけど、いつまでも悪友とツルんでばっかでなかなか大人になりきれない男と、それにヤキモキしてる女っていう意味では妙にリアルだし、なんか感情移入しやすいっていうか。 かなり笑った割に終盤では意外にも泣かされて…アタシは大満足よ! [映画館(字幕)] 8点(2013-01-26 20:31:39) |
2. 天空の城ラピュタ
《ネタバレ》 コレは文句ナシにジブリの最高傑作でしょー。 随分ぶりに見たけど年甲斐もなく思いっきり楽しんじゃったもの。 今まで何度も見てるからセリフまで暗記しそうな勢いなのに、見るたびに泣いて笑ってワクワクできるって…ホント奇跡的な作品だと思うわ。 王道だけどよく練られたストーリー、登場人物の魅力的かつ個性的なキャラ設定、独創的な世界観とそれを完璧に表現しきった美術…どれをとっても満点よ! 戦争の愚かさとか自然と共存することの大切さとか、伝えたいメッセージはしっかり込められてるのに、後の宮崎作品のような説教臭さは全然なくってちゃんとした冒険活劇として成り立ってる…そのバランス感覚がホント素晴らしいの。 …名言(?)が多いこの映画だけど、アタシが割に重宝してるのがドーラの「40秒で支度しな!」。 朝とか急いでる時になーんか思い出しちゃうのよね。 [地上波(邦画)] 9点(2012-04-21 21:27:54) |
3. DEATH NOTE デスノート(2006)
原作未読のまま期待せずに見たのが逆によかったのか、アタシはけっこう楽しめたわ。 絶対に原作者は、腹立つヤツの名前を書きとめておくノート「恨み帖」からこのデスノートっていうアイデアを思いついたんだと思うわ、アタシ。 「ここに名前書いたヤツ、みんな死ねばいいのに!!」的な。 でもね、そいつがどんなに悪いヤツだったとしても、人間が人間を裁くなんて間違いよ。 だって歯止めがきかなくなっちゃうもの(ドラえもんの「独裁者スイッチ」参照)。 夜神月(月って書いて「ライト」…本気って書いて「マジ」みたいなもんかしら?)も最初は正義感から犯罪者のみを殺してたけど、FBI捜査官を殺すあたりから際限なくなっちゃってるし、詩織を殺す頃には…もう鬼よ、鬼。 …そのへんの倫理的なテーマはとっても興味深かったわ。 ところで…日本でFBI捜査官が活動っておかしくない?? FBIって、州警察では手に負えないようなアメリカ国内の広域事件を担当=アメリカ国内での活動限定、じゃなかったかしら? こういう場合、日本に来るとしたらCIAなんじゃ…なーんて思っちゃったけど、まあ漫画ですものね。 とりあえず後編も見たいと思ったし、それなりによかったんじゃないかしら。 原作も機会があれば読んでみたいわ。 [地上波(字幕)] 7点(2006-12-10 21:43:11)(笑:1票) |
4. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 とってもいい映画だったわ。 でも…これってほんとに「天使のくれた時間」かしら? アタシには意地悪にしか見えないんだけど。 だって「あの」生活を知らなければジャックはずっと優秀なビジネスマンとして人も羨む生活を送れたのよ。 「自分はすべて持ってる」と言い切ったジャックに、「お前の生活に何が足りないか見せてやるよ」ってことであの黒人(何者なのかしら?悪魔?神様?)がした悪戯?傲慢なジャックに対する懲らしめ?ってとこじゃないかしら。 だってあの生活はほんの束の間のもので、絶対に手には入らないのよ。 それなのにほんの一瞬だけ味わわせるなんて…蛇の生殺しだわ。 ラストだって、ケイトは13年ぶりに会った彼が懐かしくなって、じっくりコーヒーでも飲みながら話をしてみようと思っただけで、今後彼らがうまくいくとは限らないし。 (もちろんパリ行きの飛行機を見送ったくらいだから、彼女も相当気持ちが動いてるんだろうとは思うけど。) もしうまくいって結婚ってことになったとしても、「あの」アニーとジョッシュは生まれてこないだろうし、「あの」生活は絶対に現実にはならないのよ…残酷だわ。 それでもジャックはエリートビジネスマンの生活を捨ててまで、「あの」生活を手に入れようとケイトを呼びとめるのね。 ジャック自身も気づいていなかった彼に足りなかった大事なもの、お金や名声じゃなくて家族との愛に満ちた生活、それが彼にとってどれだけ大切なものだったかって証拠よね。 もちろん幸せなんて人それぞれ、嫁子供なんて煩わしい、自由な独身貴族(もちろん金持ち)が一番さ!って人もいていいと思うけど、アタシは平々凡々が一番幸せだと思うほうなので、ラストのジャックの決断には大賛成! ラストでやっとスタート地点に立つことができた彼に心からエールを送りたいわ。 (…結局最後には自分にとって一番大事なものを見つけることができたジャック…ってことはやっぱりあの黒人は天使なのかしらね?) [地上波(字幕)] 7点(2006-06-16 18:22:01)(良:1票) |
5. 天才マックスの世界
なんだか…偏屈マックスの奇妙な人っぷりはそれなりにおもしろいんだけど、見終わった後は特になにが残るわけでもなく、とってもさらっとしてるっていうか…気軽に見れる映画ってことでいいのかしら?? ビル・マーレイも相変わらずとってもいい味出しててステキなんだけど、アタシがこの映画で釘付け!だったのは、マックスのお友達のダーク役の子よ。 女の子みたいにキレイなお顔な割に、屈折した感じの一癖ありそうな演技は最高だったわー。 この子って『わんぱくデニス』の子よね?大きくなったわねー…って婆くさいわね。 ホホ。 [地上波(字幕)] 6点(2005-03-22 15:44:35) |
6. デビッド&リサ ~心の扉~
《ネタバレ》 …人間の精神ってほんとに複雑なものなのね。 恋をすることによってデビッドもリサも回復の兆しを見せはじめた、なーんて言ったらとっても陳腐だけど、自分にしか興味が向かなくて、人との関係をうまく築くことができない人が精神を患うんだと思うから、恋という形で他人に興味を持ち始めたのが、やっぱり彼らの回復の最大のきっかけなんでしょうね。 ところで、アタシはやっぱりデビッドのお母さんを見ててとってもせつなくなったわ。 デビッドを心から愛してて、彼をどうにか助けてあげたいと思ってるのにどうしていいかわからない。 良かれと思ってやったことが実は裏目だったり…親になるって難しいことね。 彼女、「完全な母親じゃないけど…」って言ってたけど、子供のことを心の底から愛してて、例えその行動が逆効果だったとしても、子供のためを一生懸命思ってる彼女はやっぱり最高の母親よ!とアタシは目頭が熱くなったわ。 …アタシも久しぶりに母親に電話でもしようかしら。 [地上波(字幕)] 7点(2004-04-07 16:10:06) |