1. デッド・サイレンス(2007)
《ネタバレ》 ここんとこトンと見ないオカルトモノかぁ。美術と音がいいから、それでもいっかぁと思って観てました。ちょっとダレたけど、随所でビックリさせてくれるからまぁいいかと、油断してた。やっぱこのコンビはミスリードの天才だな。ソウと同じくまたラストで「やられたぁ!」と絶叫。完敗です。ごめんなさい(誰に謝ってんだ)。 [映画館(字幕)] 6点(2008-03-30 19:49:31) |
2. DEATH NOTE デスノート the Last name
《ネタバレ》 ほうほう、そうまとめましたか……。と感心することしきり。下手に人気が出て連載を無理やり延ばした原作より、こっちのほうがスッキリしてていいかもねって思えるほど、結末に無理がなかったですねぇ。こういう原作越えとまではいわないが、いい結果になる場合もあるから、原作モノの映画もバカにできないよね。片瀬だけはイメージから遠く離れていたけど、ミサミサやった戸田は良かったし、印象違うけど出目川やった人も良かった。あと男女不明な見た目のレムにピーターをもってきたというのもね(悪魔に性差はあるのか?)。キャストと脚本の勝利かな。 [映画館(邦画)] 7点(2007-03-17 02:02:16) |
3. ディパーテッド
『ギャング・オブ・ニューヨーク』とこれを観て思った。やはり私はスコセッシという人に過大なものを抱きすぎていたようだ。それほどまでに『グッド・フェローズ』という作品は偉大だった。そんな風に思ってしまうほど、暴力描写も、主要人物が破滅へ至る描き方も、キャラの浮き立たせ方も、なにもかもが中途半端。映画は所詮エンターテイメント。ケレンを出し惜しみしては観客は楽しめない。もっと暴力を。もっと大袈裟な心理描写を。もっと過剰な演技を。迷走している監督に、ボクはそう訴えたい。 [映画館(字幕)] 5点(2007-02-25 21:18:09) |
4. DEATH NOTE デスノート(2006)
《ネタバレ》 デビルマンやキャシャーンの悪夢があったからかも……。原作アリ邦画の中では、結構がんばっているほうだと思った(但し照明は最悪)。とりあえず役者の演技は悪くないし、脚本の破綻も少ない。原作とは異なる南空ナオミ(瀬戸)の行動により、物語に幅が出ていた。獅童のやるリュークもよかったし、そのCGと違和感なくやりとりする藤原の懐の深さも気に入った。ただ、原作では月とLとの頭脳戦がメインに描かれていたはずなのに、この映画にそれがない。Lが単なる奇行少年に堕しているのが激しく不満だった。原作とは違うテーマが盛り込まれていればよかったのが、それも見当たらない。次作で華麗な頭脳戦が見られることを期待して、この点数で。 [映画館(邦画)] 6点(2006-06-20 23:43:52) |
5. 電車男
原作既読、ねらーとしては、どうしても厳しい目で見てしまう。撮影技術の拙さからいって、おおよそ映画とはいえないデキ。なんだよ、あの中谷美紀への照明の当て方。劣化ぶりが際立ってかわいそうだったじゃないかよ!あとクライマックスの告白シーン。演技が神懸かっていた山田クンひとりに頼りすぎ。もっと見せ方ってもんを工夫しなさいよ。その山田クンの演技、そして物凄く丁寧な脚本に助けられているね、これ。原作でもTVでも見えづらかったエルメスの気持ちを最後に持ってきた構成には唸るしかなかった。あそこで号泣しそうになったし。 [DVD(吹替)] 7点(2005-12-04 18:07:26) |
6. デビルマン
きっと東映という会社には、映画を愛している人が皆無なんだろうなぁ。ミーコと少年のところでちょっと救われたので、0点にはしないけど…。 [DVD(字幕)] 1点(2005-07-20 22:56:24) |
7. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 リメイクにしては、よくがんばったなぁ。これだけ怖く作れるなら、リメイクする意味はある。20年前のスプラッターブームの洗礼を受けてから、そうそうのことではビビらない体になっていたが、これは怖かった。最初とラストのビデオの演出、奇怪と狂気にまみれた家族。よかったです。ただ、オリジナルに比べ、レザーフェイスの狂気が足りなかったか。問答無用の圧力みたいなのが、今回のレザーには感じられなかった点が残念。 [映画館(字幕)] 6点(2004-10-19 22:44:38)(良:1票) |
8. デッドロック(2002)
《ネタバレ》 現役チャンピオンと刑務所の中のチャンピオン。いったいどっちが強いんだ!? うーん、そそられるシチュエーションですねぇ。悪役の現役チャンピオンに、刑務所内のヒーロー、勝負までの過程は悪役のほうに焦点が注がれます。そこがいけなかったのか、いいもんのほうが勝ってもちっともカタルシスが得られん。悪い奴が負けても、本当にコイツが悪い奴で同情の余地なしだから、こっちにも感情移入できん。ウォルター・ヒルって作品つくりすぎなんでない?ムラが多すぎるよ……。 4点(2004-06-16 21:10:03) |
9. デイ・アフター・トゥモロー
この監督、スケールのデカい映像(CG)を見せることと、群像劇を見せる手腕はなかなかのもんである。ペラッペラの脚本を大層なものに見せたのは監督の手腕によるところが大きい。スーパーフリーズと狼は失笑モノだったが、場面転換のつなぎ方と自由の女神が津波に浸かっていくシーンにこの評価。 6点(2004-06-16 17:46:16) |
10. ティアーズ・オブ・ザ・サン
アメリカが作る戦争モノとなると、政治的ニオイ云々を掲げたくなりますが、私はそのへんのことを取りはずして映画を楽しむことができるので…。どれだけいいかげんな特殊部隊モノが見れるかと思ったら、意外とまともに作っている。持っている銃とか、それら銃の使い分けとかはしっかりしていましたねぇ。任務を覆してモニカたちを助けたウィリスの動機も、あれこれ説明しなかったのは良かったと思いますよ。ヘンな感動を押し付けずに、ハデさとリアルさをほどなくミックスしたつくりに満足でした。 7点(2004-04-28 21:37:01) |
11. デッドコースター
《ネタバレ》 何かと不評なタイトルですが、ワタクシ的にはいいのでは?と思いました。その名が示す通り、前作にも増して疾走感が出ています。序盤はフェイント、後半は思いがけない人が死ぬ、という人の死に方のバリエーションが増えたところも好印象でした。前作生き残った人が意外とあっけなく死ぬ様もよかったし(あんまりキレイじゃないけど結構好きだったからショックにはショック)。予算が増えて、死に方がエグくなり残酷描写大好きな人は満足するでしょう。CG技術の進歩をしっかりモノにしている良作。オープニングも凄かったしね! 7点(2003-12-06 19:36:40) |
12. 伝説巨神イデオン 発動篇
《ネタバレ》 当時小学生のワタクシには、インパクトのありすぎた作品。完全な制御が不能な“遺跡”に乗らなければならない少年たち。またそれに頼らねばならない大人たち。そして救われないラスト。今やったら批判の集中攻撃かもしれない全員逝っちゃいました的エンディングは、当時は衝撃の一言。富野カントクは、ガンダムという希望の後に、興奮冷めやらぬ我々ヲタクに強烈な絶望という鉄槌を食らわせてくれた。これで僕はまっとうな大人になることができました。そういった感謝の意も込めて、9点献上。 9点(2003-11-27 18:58:18) |
13. デアデビル
《ネタバレ》 どう見てもこの中で一番強いのは、マイケル・クラーク・ダンカンでしょ。なんでこんなキャスティングしちゃったかな? アメコミ史上最弱、穴だらけのヒーローがお好みなら見てください。エレクトラはよかった。彼女主役で映画撮りなよ。 3点(2003-11-26 17:11:46) |
14. デスペラード
《ネタバレ》 ゲームも映画も、窒息死しそうに窮屈な日常を忘れる装置。人が意味なく死んでもいいじゃん。爽快に、ただひたすら銃を撃つ快感。男の子の夢想を具現化してくれた大傑作。銃を構えるバリエーションだけでも、もうメシ3杯も4杯も食えます。バーでの銃撃戦、最強のわりにはあっさり死ぬ相棒2人のシーンのみでもう昇天。 10点(2003-11-26 01:23:59)(良:1票) |