1. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 アクション映画好きにとってはニューヨークで何が起ころうと驚かなくなってきた昨今ですが、SFXはますます磨きがかかって圧倒的でした。しかし私はエメリッヒ大好きですけれども、ID4と比べると面白さは控えめになってしまいました。なにしろ相手が異常気象なもので、次にどうなるのか誰にも確実ではない。だいたい主人公だけは全体の成り行きを承知しているのが王道ですよね。この映画では結局のところ運の良かった人間が生き延びるだけですし、主人公の行動の意味はよくわかるけど気象学者である必要がないし人類のためではないし、その息子も好きな女を守るだけ。そのためアメリカのほかはどうなってるのかなぁと思ってしまう。話の方向性が拡散してしまってます。それに閉じ込もっている図書館は、空間が広すぎてパニック感が弱い(税法の本を燃やすネタは笑えたけど、あとは…)。スコットランドの研究所のサバイバルを見たかった気もします。キャスティングの弱さも見逃せない。心を入れ替える副大統領くらいはもうちょっと… 8点(2004-06-05 23:55:08) |