2. 天国に行けないパパ
《ネタバレ》 ダブニー・コールマン演じるパパ・バートが最高です!バートは、どう見ても敏腕タイプのエリート刑事ではありませんが、長年に亘って職務を忠実に遂行して来た、経験と円熟味溢れる実働部隊という感じ。そして、仕事が終われば一人息子の野球の練習場まで迎えに行く、というマイホームパパぶりを遺憾なく発揮。それだけに、余命を宣告されて抜け殻のように駐車場に辿り着き、遠い目をして車のカギを開けようとすると、実はそれはよく似た他人の車で、中にいた犬に激しく吠えられた挙句我に返ったり、ダギーのいつもの練習場に車を横付けして、彼を車の中からこっそり見守る時の表情…!共に台詞がないシーンなのですが、ダブニー・コールマンの泣き笑いの表情には、思わず涙をそそられます。また、彼の相棒役のマット・フルーワーも良い味をだしています。バートの病気のことを知らないため、彼の突飛な行動の数々に戸惑ったり、事ある毎に「食うか?」とスナックやヨーグルトを勧めて来たり、と細かい場面が印象に残っています。 [地上波(吹替)] 10点(2004-02-27 09:45:36)(良:1票) |