1. ディパーテッド
ひとつの作品として見れば無難な仕上がりとなっているが、これがリメイク作品となればやはりオリジナル版との比較は避けて通れない。極論から言えば、せいぜい今回のハリウッドリメイクは良く言っても劣化コピー止まりだろう。オリジナル版のふたりの主人公・ヤンとラウの双方からの視点で進行する無駄の無いストーリー展開とスタイリッシュな演出はやはり監督の力量もさることながら、主演のトニーとアンディの確かな演技力に支えられてこそのものだった。ディカプリオは相変わらず無難に巧いが、目の表情やふとした仕草だけで全てを物語るようなトニーの表現力には及ばず、残念ながらあれでは単なる気の短いチンピラ程度にしか見えない。何だか表情に深みがないんだよね。そしてデイモンに至ってはこれは別に彼が演じる必然性などまるでない、本当にどうでもいい扱いだった。これは明らかにキャスティング以前の問題だろう。ラウが体現していた目に見えない重圧や苦悩を今作ではほとんど描ききれていないのだから、作品として致命的ではないだろうか。特にコリンとフランクが最後に対峙するシーンのチープさときたら…。本編が無駄に長尺になった上に重厚さを失った劣化リメイク版。これでオスカーを取れてしまう時代なのだからハリウッドも地に落ちたと言われても仕方がないだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-19 00:45:00) |
2. 天国の本屋~恋火
《ネタバレ》 現世での竹内結子の言動がハチャメチャすぎ。ミスタールーキーの鶴田真由の人格ほど壊滅的ではないけど、彼女に負けず劣らずのパンチの効いた強烈キャラだった。香川照之との間で繰り広げられるバトルはある意味必見!アパートに勝手に上がり込んできた訳のわかんない女(しかも昔の恋人の姪っ子)に泥酔してるところを叩き起こされ、何十年も作っていない花火を作るようにさんざん怒鳴り散らされた挙句、思いっきり頬を引っ叩かれた日にゃおれもさすがに泣きますよ…。松任谷正隆の『永遠』と余韻の残る美しいラストシーンは良かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-09 01:35:39) |
3. テルマ&ルイーズ
要するに、ラルクのPVはパクリだったということだね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-28 21:33:50) |
4. デッドコースター
姿形こそ見えずとも「何が何でもその命奪ったるで!」と奮闘する死神の必死さは痛いほど伝わってくる。彼らの暮らす世界にもノルマや営業成績なんかは存在するのか?死神社会の構図をちょっとだけ垣間見ることのできるレアな1本。 [DVD(字幕)] 7点(2004-12-12 21:20:33)(笑:1票) |
5. 天空の城ラピュタ
時を経て、どれだけアニメーションの製作技術が進歩した今でも未だ越えることの出来ない傑出した作品だと思います。脚本、作画、音楽、声優。その全てがパーフェクト!実写を含め、過去に自分が観てきた映画の中でもいちばん好きですね。 [地上波(字幕)] 10点(2004-05-18 22:21:28) |
6. ディアボロス/悪魔の扉
《ネタバレ》 10年以上前の特撮クラスの陳腐なCGには苦笑いを隠せないが、ラスト30分はアル・パチーノの熱演に思わず見入ってしまった。この人、本当にすごいなぁ。あのままキアヌが死んでいれば個人的には最高のラストだったのに。 6点(2004-04-12 23:59:55) |