1. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 直球って、こういうことを言うんですね(笑) 何の予備要素も無く、ただ“怖がらす”ことだけを考えて作られたホラー映画。 「主人公とヒロイン2人が生き残る」というホラー映画の鉄則を破って、ヒーローキャラをあっけなく(しかも残虐に)殺してしまうのは凄いですね。 『悪魔のいけにえ』も観ましたが、精神的恐怖は『悪魔のいけにえ』のほうが上ですね。ですが、擬似的な肉体的苦痛は本作のほうが強い。 フックに背中を突き刺すシーンの痛み表現は本作のほうがキツい。 しかも本作の製作側は、刺さった状態を持ち上げてもう一度下ろす(つまり傷口に再びフックを突き刺す)というシーンまで作り出してしまうんだから、悪趣味極まりない。 最初のフック突き刺しシーンより、後半に登場する、名付けて“やめろっつってんだろ”シーンのほうが観てて辛い。 「そりゃ痛い~!」と口をひん曲げてしまいました(笑) 原作ではちょびっとした映らなかったフックシーンをここまで膨らませるのは、やはりニスペル監督×マイケル・ベイ パワーかな、と思います。 徹底的にグロい+息できないほど怖いホラーが見たいなら、何を差し置いても本作をオススメします。 男性諸君にとっては、ジェシカ・ビールの素晴らしいスタイルも見所じゃないですかね(笑) [DVD(字幕)] 9点(2009-03-09 14:53:47)(良:1票) |