1. 東京物語
《ネタバレ》 小津安二郎の代表作で日本映画の最高傑作のひとつとも言われる「東京物語」。なんか有名すぎて今まで見てなかったけどやっと鑑賞。確かに名作だと思うし集大成的な作りになってると思う。今まで見てきた小津映画の中でもどこかで見たようなシーンが沢山出てくる。そしていつもの小津組の演技。個人的には杉村春子最高。この人こういうちょっと嫌味のある感じが抜群です。 [ビデオ(邦画)] 9点(2006-06-20 00:31:00) |
2. 東京の瞳
大映東京のメロドラマ。山本富士子に船越英二、若尾文子に川口浩の組み合わせに、脇役に叶順子や根上淳、柴田吾郎(田宮二郎)も端役で登場するといった凄いキャスト。このキャストでありながらありがちなメロドラマで日活青春映画のよう。一種のアイドル映画なのかな…と。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-12 22:31:13) |
3. 独眼竜政宗
隻眼になったのは病気とかじゃなかったっけ? とかも思うけど右眼に矢が刺ささるシーン、錦之助の鬼のような雰囲気が凄い。眼が見えなくなったことを皆が隠してたのをを知る場面、「こんな眼になったのを悔やんでおるのではない、皆が身共に隠していたのが悔しいのじゃ。それが無性に腹が立つのじゃ。」と噛み殺すように言うシーンの圧倒的な力強さが印象的。あとは最初全然気にもしてなかったじじいが伝次郎だったと知った時のショック。当時20歳の佐久間良子の「うふっ」て笑う仕草とかかわいかった。 7点(2004-06-28 00:04:46) |
4. 東海道四谷怪談
思ったよりおもしろくなかった。色彩が濃いのが印象に残る。どこか歌舞伎のような雰囲気のある映画だった。お岩さんの髪が抜け落ちるところなんかはグロくて怖かった。 6点(2004-04-03 02:59:14) |
5. 毒蛇島奇談 女王蜂
どこかパワーを感じさせる作品。画質・音質ともに悪いのがちょっと残念。肝心の金田一の登場が中盤1分ぐらい登場しただけで殺されたのはちょっと・・・と思った。それでいて最後はおいしいところもっていくのは流石。ところで20年前っていったら時効なんないのかな・・・。 6点(2004-03-22 21:01:14) |
6. 東京暮色
《ネタバレ》 今まで見た小津作品の中では一番ダークな感じ。「死にたくないの」って妹は言ってたけど「出直したい」とも言う。あれって自殺ですよね。ラストの原も「やってけなくても、やってかなきゃならないと思います」って現実的なのがシビアだと思った。よくわからないが家族は母親不在ってのを言い訳にしてると思った。 6点(2004-02-03 03:29:23) |