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1.  トーク・トゥ・ハー
ペドロ・アルモドバル監督は人間の動物としての生々しさを描き出すことが非常に巧いと思った。この映画で描き出していることはもちろん「愛」であるが、それは人間の極めて本能的な部分であり美しさと同時に危うさを秘めているのだと思う。愛を体現する時こそ人間はもっとも動物的で社会的な常識などは超越した熱情に溢れるのだ。もしこういうテーマを他の凡庸な映画監督が描いたなら、その映画は嫌な意味であまりに痛々しくあまりになまめかしくて見れたものではないと思う。しかしアルモドバル監督はそのテーマ性を真摯に見つめ繊細な演出で紡ぎ出すことによって、一遍の美しい映画に昇華させている。
9点(2003-10-14 15:47:16)(良:1票)
2.  ドラゴンボール 神龍の伝説
最初の方のドラゴンボール映画はオリジナルもいいとこで、本編のキャラクターがごちゃごちゃに出てくる。
5点(2003-09-29 11:18:53)
3.  閉ざされた森
細かいところを見ればいささか突っ込みたくなるところはいくつかあるのだけれど、二転三転の上の最後の展開が読みきれなかった分満足度は高かった。ベテラン監督らしく全編通して観客を引き付ける工夫が所々に施されていたので集中して見ることもできた。特にクライマックスからラストにかけてのたたみかけは非常に巧かったと思う。ジョン・トラヴォルタの彼らしい演技に嬉しさと安心感を感じた。
7点(2003-09-24 18:22:19)
4.  トリプルX
「007」等でもはや見飽きた感もあるスパイ映画だけど、この映画は同ジャンルながら主役の設定を悪のヒーローにすることで他の映画と一線を画し、全編通して飽きのこないエキサイティングな作品に仕上げることに成功している。まさにハマリ役と言えるヴィン・ディーゼルの悪役面が実にいい。この映画の一番の見せ所であろうスタントシーンの数々も迫力とエンターテイメント性に満ちていて大満足だった。
7点(2003-07-17 04:24:38)
5.  ドラえもん のび太とロボット王国
確かにもう藤子不二雄先生の独創性はほとんど残っていない。ドラえもん映画の質を下げるくらいならもう無理して作らなくてもいいんじゃないかと思う。
3点(2003-07-03 16:16:51)
6.  ドラえもん のび太と翼の勇者たち
藤子先生が逝ってしまった今、ストーリーの奥深さを求めてもしょうがないと思うけど、ドラえもん映画のファンとしてはやはり残念でしょうがない。それに最近のドラえもんのアニメーションは妙にCG処理されていて我慢ならない。ストーリーが出来ないからってそんなとこで変化を出そうとしないでほしい。
3点(2003-06-10 11:07:26)(良:1票)
7.  ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記
おもちゃが知能をもつという設定は面白かったけど、ドラえもん映画らしい奥深さがなくなっている。藤子不二雄の偉大さと惜別の思いがこみ上げる。
5点(2003-06-10 11:02:31)
8.  ドラえもん のび太のドラビアンナイト
シンドバッドの自慢のコレクションが未来人からもらったものだったという設定はドラえもんらしくて良かった。アラビアを舞台にしたファンタジー性溢れる秀作。
8点(2003-06-10 11:00:33)
9.  ドラえもん のび太の恐竜
確かにもっと道具を上手く使えば簡単に日本に帰れたとは思うけど、「道具をもっと効率よく使え」というのはすべてのドラえもんの話に言えることなのでつっこむのはナンセンスです。映画は言ってみれば白亜紀を舞台にしたロードムービーで当然危険や困難盛りだくさんの冒険映画に仕上がっていてとても楽しめる。恐竜ハンターの冷酷非道さもクライマックスを盛り上げるいい効果になっていて良い。ラストの別れは非常に感動的だが、原作ではピー助の「ピューイ!」という泣き声が時空間の中まで響いてくるというさらに感動的な描写がある。
9点(2003-06-10 10:57:36)
10.  ドラえもん のび太と銀河超特急
てんとう虫コミックスのエピソードを膨らませて映画化したものなので、深みはなかったと思う。だんだんと子供だましになってきたことは否めない。
5点(2003-06-10 10:49:49)
11.  ドラえもん のび太と夢幻三剣士
最後はうまくまとめあげてはいるけど、ネタ的にかなり限界を感じることは否めない。タイトルのわりには結構恐怖を感じる映画だった。
7点(2003-06-10 10:47:23)
12.  ドラえもん のび太とアニマル惑星
動物たちの星という設定は、一見子供だましではあるけど成り立ちの設定をみると充分説得力のある話で良く出来ている。ニムゲは少し先の地球人の姿かもしれないということを心に刻まなければならない。環境破壊という説教臭くなりがちなテーマをSFとユーモアに包んで楽しく見せる藤子不二雄はさすがだと思う。
9点(2003-06-10 10:45:37)
13.  ドラえもん のび太の日本誕生
テーマ的なものあるが一番創造性に富んだ作品だと思う。結局敵が未来の人間というだけなので盛り上がりにはややかけるけど。
7点(2003-06-10 10:41:08)
14.  ドラえもん のび太とブリキの迷宮
おもちゃが人間を支配するというとてもファンタジックではあるが怖い雰囲気が良かった。ドラえもんがつかまっちゃって大半がドラえもんなしの展開なので心細い。でもあえてそうすることで人間の非力さを浮きぼりにしているんだと思う。
8点(2003-06-10 10:36:44)
15.  ドラえもん のび太の創世日記
確かに他のドラ映画とくらべると冒険的でないし派手さはないけど、実に良く出来たストーリーであることは間違いなく楽しめた。ある意味一番藤子不二雄らしい話であったとも思う。
8点(2003-06-10 10:32:23)
16.  ドラえもん のび太と雲の王国
ありがちな天上世界という設定と過去のキャラクターが大勢出るところにネタ切れっぽさを感じるけど、地球人として教訓を感じる映画だった。確かに説教臭いけど、ドラえもんだからすんなり入ってくる。キー坊の登場にはファンにはたまらない驚きがあった。
8点(2003-06-10 10:28:10)
17.  ドラえもん のび太の宇宙小戦争
クジラやシャチの形をした敵方の宇宙船が個性的でよかった。ネタはSWっぽいけど、のび太たちでも活躍できるように舞台を小人星にしたのは見事だ。
8点(2003-06-10 10:23:52)
18.  ドラえもん のび太と竜の騎士
ラストの発想は実に斬新で見事だ。原作ではラストにつながる伏線があってその点がないのは残念。時期的に一番最初に観たドラえもん映画だった。
8点(2003-06-10 10:19:34)
19.  ドラえもん のび太の宇宙開拓史
元ネタは藤子不二雄の短編からで、畳を開けるとはるか遠い星の宇宙船の中という設定は非常にファンタジーと冒険に満ちていて良いと思う。2人組みの悪者のまぬけぶりが笑える。警察、来るんなら早く来てよ。
8点(2003-06-10 10:16:01)
20.  ドラえもん のび太の大魔境
ドラえもん映画には知られざる世界を舞台にしたものが多いけど、特にこの映画の犬の世界というのは斬新だったと思う。しかもそれがアフリカの相当に奥地の衛星写真でも写らない分厚い雲がかかったところに存在するというのだから、子供心には妙に説得力があった。敵対する犬の軍隊は妙に原始的でそれじゃあ世界は侵略できないよと言いたくなるけど、ジャイアンの男気やタイムパラドックスを巧みに使ったピンチの打開法など見応えはたっぷりだ。
9点(2003-06-10 10:09:37)
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