1. 東京ゴッドファーザーズ
日本のアニメって本当にすごい、そう改めて実感させられた。最近のアニメがかつてのハリウッドのように技術に走るあまり、映画の肝を見失いそうになっているんじゃないかと心配していたところだったので、ほっと一安心てところか。脚本もいいし、何より会話のテンポがすごく面白い。なんかクドカンの世界にチョット近いかも。これをアニメでやる意味がぽつぽつささやかれてるけど、結局映画って実写だろうがアニメだろうが関係ない、なんでもありじゃんっておもう。この映画は映画として最高に面白かった、てことで満点。 [DVD(字幕)] 10点(2005-06-14 22:19:13) |
2. ドラッグストア・ガール
「きょうのできごと」と一緒に借りてきたのだが、大失敗だ。この映画を先に見てしまった。この映画でもらった元気と、田中麗奈の最高の当たり役の輝きが「きょうのできごと」を見てかき消されそうになってしまった。危ない危ない。この映画はホント面白いよ。余計なごたくはもういいよってナ具合にウーアーってかんじ。ホント脳みそ空っぽにして元気いただきたい映画。「最高の当たり役」なんていってますが、実は田中麗奈の出てる映画はこれが初見です。なのにこんなこといってしまうほどにこの映画のなかの田中麗奈はイイ。「木更津キャッツアイ」もそうだけど、クドカンの作り出すキャラのテンションは見てるこっちを元気にさせるよ。それこそが彼のホンの醍醐味なんだと再認識させられた。DVD購入を検討しつつこの点で。 9点(2004-09-21 00:07:42) |
3. ドッペルゲンガー
1人2役の役所好司の演技のうまさ、地味にうまい映像技術など、なるほどと思わせるところも多いが、なによりおもしろいのはもう一人の自分(分身)が、当たり前のようにそこにいるということ。幽霊でもなく、幻でもない、実体があり血も流す普通の人間として描かれている。でもそれがもう一人の自分であるということが、この作品の不思議な面白さにつながっている。後半、永作やユースケ、柄本さんまでも「もしかしてこの人も?」と思われてしまった。この作品の登場人物たちはみんな後半に性格が変わってしまっているのだが、これは「思いどうりにやる」ことのすがすがしさが映画そのものを支配した結果なのだろう。だからこそ、この映画を見終わった後がこんなにすっきりしているのだ。そして、永作博美のかわいさ、ユースケの役者としてのすごさなど、これからを期待したいことがたくさんこの映画で見つかった気がする。この二人にこれからも目が離せないと思いつつこの点を。 8点(2004-04-25 15:00:24) |
4. ドラゴンヘッド
原作を知らないことを前提に言うと、結構楽しめた映画だった。いろいろ突っ込みどころはあるものの、主役2人の次第に強くなる互いへの思いがなんかいい感じだった。これもある意味演技力の足りなさが逆に初々しく見えたからかも。制服姿のサバイバル、銃を構えるSAYAKA,そしてあまりにも絶望的な設定など、見ていて何度も「バトルロワイアル」を思い出してしまったのは私だけか?スケール感やCGの出来うんぬんはこの際おいといて、もっかい見たいと思えたので、8点ですといきたいところだったのだが、やっぱりあのラストのせりふが・・・。映画を無理やり締めくくる強引なやり方にかなりがっかりだったのでマイナス1点。 7点(2004-03-17 23:09:00) |