1. トレマーズ4
《ネタバレ》 この作品は1作目よりも昔の話。2作目で地上を走り、3作目で空を飛んだグラボイズですが、今作ではまだ1作目よりも昔の話でトレマーズの原点である地中からの恐怖に立ち返りました。新しく出てきたキャラとしてはグラボイズの赤ちゃんですね。内容に2作目、3作目と期待を裏切られてきた感があるのですが、今作もあんまり面白いとは思えませんでした。まず、前置きが長すぎます。「早くグラボイズを出せぇ~」という感じでした。そして残念な事に、満を持して登場したグラボイズからいまいち恐怖が伝わってきませんでした。何よりもテンポが悪く、まったりし過ぎです。やはり「いつ、どこから襲ってくるか分からない」から怖いわけで、常に緊張した雰囲気が求められます。また、土の上を安易に歩こうものなら簡単にバクッを喰われてしまうようなシーンがほとんど無く、グラボイズへの脅威が全く感じられませんでした。平気で地上を歩いちゃダメなんです。シリーズ4作目まで見られたのは嬉しいのですが、ここまでクオリティが低いと非常に残念でなりません。また、トレマーズシリーズでは欠かせないマイケル・グロス演じるバート・ガンマーですが、今回はハイラム・ガンマーとして登場します。そして最後に町の名前をREJECTIONからPERFECTIONに変えるところで1作目へ上手く繋がるように仕上がっています。この流れを考えると、もう次回作は無いと思いますが、出ても見ないと思います。 3点(2005-02-23 16:33:30) |
2. 閉ざされた森
《ネタバレ》 嵐の夜のジャングルで行われた特殊部隊の訓練のシーンが多いのだが、画面は暗いし、登場人物が多いのも相まって誰が誰だか分からない。ストーリーで観客を翻弄するサスペンスなら大歓迎だが、画面の見づらさで観客はお手上げ状態。登場人物が多い上に、みんな軍服着てて同じような恰好なんだったら、誰が誰だとか分かりやすくして欲しい。ストーリーに自信があるのは分かるけど、それ以前の問題をクリアしないと観客はついてこないんじゃないかな~。ストーリーはとても面白かったので満足度は高いのだが、画面の見にくさだけは何とかして欲しかった。 7点(2004-09-14 17:35:53) |
3. トゥームレイダー2
アクション全開で最初は面白いのですがストーリーが…。シーン毎の迫力は満点でしたが、だんだん飽きてきてしまいました。 6点(2004-09-14 17:33:56) |
4. ドッグヴィル
《ネタバレ》 まず最初に目に付くのは舞台となるドッグヴィルのセットです。白線を引いて家やストリートの境界を示しただけで、ドアも家の壁も背景も無く、机やベッドやベンチなどの小物以外は何も無い空間なのです。まるで小劇場で演劇をやるような簡素なセットで、全ての物語はこの小さくて奇妙な空間で行われます。この「ドッグヴィル」という映画を見終わった人なら分かるでしょうが、何故このようなセットを組んだかと言えば、この映画は(フォン・トリアーの映画はいつもそうなのですが)「人間の醜悪さ」がテーマだからです。背景もセットも何も無いのだから、観客の目は自然と人(役者)の行動・表情・言動に行くことになります。つまり観客はフォン・トリアーの描く「人間の醜悪さ」を嫌でも見せつけられるということなのです。エスカレートしたドッグヴィルの町の人たちはグレースの首におもりのついた首輪をつけ、働く事を強要します。そして男はグレースを肉欲の対象にし、女は集団で虐げます。ドッグヴィル以外の町から来た他者・異端者であるグレースを抑圧し、虐待し、差別する彼らはとても醜く、人間はかくもいやらしい生き物となり得るのかを淡々と見せ付けます。彼らはグレースを使えるだけ使った後、厄介者扱いをして警察にグレースを売ってしまいます。しかし到着したのはギャングの一味でした。そしてギャングのボスの娘だったグレースの命令で町の人たちは凄惨な結末を迎えます。それは当然の報いであるように感じるのですが、僕は全く爽快な気分にはなりませんでした。というのもよく考えてみると、ドッグヴィルの町の人たちはこの映画を見ている我々・観客と何ら違いは無いのではないかと思ったからです。自分が加害者でもあるかもしれないし、被害者でもあるかもしれませんが、自己を正当化し他者を抑圧しているという構図は僕たちの日常でよくある光景です。また、自分は正しい事をしたくても周りの大多数の意見に抗うことができず、長いものに巻かれてしまうということも多いのではないでしょうか。ドッグヴィルの町の人たちの心の醜悪さは僕たち自身のそれとどこがどう違うと言えましょうか。人間は誰しもそういう醜い面を抱えているものなのでしょうね。そしてドッグヴィルの町の人たちが人間を象徴しているだからなのでしょう。彼らがマシンガンで銃殺されていくシーンでは、まるで自分まで撃たれたかのような気分にさせられました。 8点(2004-09-11 12:10:13) |
5. トレマーズ3<OV>
《ネタバレ》 地中のどこから襲ってくるのか分からない…というのがトレマーズの恐怖だったわけです。しかし3作目になると、地中を移動する生物というのは実際に居るからそれを肉食の怪物にしてみたらどうだろう?という面白い発想から完全に離れてしまっています。ケツから炎を爆発させてその推進力で飛ぶんだよ。ありえないっしょ。しかもグラボイズに食われた人間がグラボイズの腹を割いたら生きて出てきちゃうし…。トレマーズをコメディにしたらダメですよ。1作目ではあり得そうなリアルな雰囲気にハラハラしたものですが、3では完全にあり得ない話をマジメに撮ってる(たまにギャグ有り)からほとんどコント状態。トレマーズファンとしては残念の極み。 4点(2003-12-07 17:17:44) |
6. トレマーズ2<TVM>
《ネタバレ》 1作目ではグラボイズの存在が本当に大きく感じられて、逃げるので精一杯といった感じだったのに、2作目ではどうもグラボイズに恐怖を覚えない。グラボイズは進化したが、映画は退化しているぞ。ガッカリしている人は多いんじゃないかな~。 4点(2003-12-07 17:12:14) |
7. トレマーズ
地中を移動する肉食の怪物グラボイズがどこから現れるのかという恐怖感に子供の頃は酔いしれたものです。地中しか移動できないというグラボイズの特性を最大限に活かしつつ、村人全員が闘っていくところを見るのが本当に面白かったな~。 7点(2003-12-07 17:09:13) |
8. トランスポーター
《ネタバレ》 ■1.契約厳守(never change the deal)■2.名前は名乗らない(no names)■3.ブツは開けない(never look in the package)の3つのルールを人が死んでも絶対破らなかった運び屋が、人間の女がブツだっただけでコロっと人道的な行動に出てしまうのが理解できませんでした。しかしそれに目をつむりさえすれば、カーアクションだけでなく、陸・海・空と場所を変え品を変えのアクションの連続に満足する事間違いなしです。 7点(2003-12-07 17:04:38) |
9. トラフィック(2000)
麻薬の話ですね。ただ、日本人の私はアメリカの麻薬の話には疎いんです。麻薬が大きな社会問題になっているアメリカではすごく的を得てるんでしょうけど、麻薬がどういう行程でアメリカに流入しているのかとか、詳しい事を知らないもっち~にとってはハッキリ言って対岸の火事で、「ふ~ん」って感じでした。しかも登場人物多すぎて、話が途中で分からなくなってしまうという失態。 6点(2003-12-07 16:58:03) |
10. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 様々な謎を残しつつも28日と6時間42分12秒で確かに彼の世界は幕を閉じたのです。それだけは紛れも無い事実であり、もっち~はこの世界観に驚愕しました。 9点(2003-12-07 16:51:01) |
11. となりのトトロ
《ネタバレ》 気の強いサツキがお母さんが死んでしまうかもしれないと思って泣いてしまう姿を、わがままなメイがびっくりしながら見ているシーンが印象的です。カンタが穴ぼこの空いた傘をサツキに無理やり渡して走り去り、思わずニヤっとしてしまうシーンも印象的です。お父さんが病院への道を間違えてしまったり、寝坊してお弁当を作り忘れてしまうけど、楠の木に向かってお礼を言ったり、風が強くて大きな音を怖がっている子供たちを元気付けようとする姿も印象的です。ファンタジーですが、とにかく人間味が溢れているんです。この映画には。 10点(2003-12-07 16:31:09)(良:1票) |
12. 隣のヒットマン
隣に殺し屋が引っ越してきたら?という設定で繰り広げられるコメディなのですが、ブルース・ウィリスの演技が上手すぎて本当に怖くて笑えませんでした。 3点(2003-12-07 16:14:30)(笑:1票) |
13. Dolls ドールズ(2002)
《ネタバレ》 題名のDOLLsというのはもちろん人形という意味ですが、映画の序盤に出てくる「人形浄瑠璃」と「つながり乞食」を対比、もしくは並列させているんだろうということが容易に推測できます。ただ序盤の「人形浄瑠璃」がどんな話なのかよく知らないから、どのようにストーリーに関わっているのかも全く分かりませんでした。やっぱり、「人形浄瑠璃」に少しでも詳しくないと話が分からないんじゃないかな~と思いました。ただ、そういうマイナス面を感じつつもこの話にすごく引き込まれて、途中は涙が溢れて仕方がありませんでした。最初から最後まで、「痛い愛」に満ちているのですが、そこにいやらしさが全く無くて、淡々としているのが逆に切なさを感じさせられました。しかし淡々としているから退屈かと言えばそうでもなく、映像はとても綺麗で日本の四季を美しく描いていたので、美しい映像の数々に目を奪われてしまいます。しかし、ホーキング青山に「変な奴」という台詞を言わせてしまうのは北野武の独特のセンスですね。 8点(2003-12-07 16:09:01) |
14. ドーベルマン(1997)
正常な精神を持った人が1人も出て来ませんね~。バイオレンスだけの映画に興味は無いのです。 3点(2003-12-07 15:26:35) |
15. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 視聴率至上主義の究極の形がこのトゥルーマンショウでしょう。世界中の人が限りなくリアルに作られた世界の中で、本物の人間の本物のドラマを見せる番組に釘付けになるという発想は面白い。しかし結局は作られた世界なわけで、その中でぬくぬくと生きて行くことを否定したトゥル-マンの決断すらもドラマの一部として見てしまっている視聴者の姿には考えされられるものがある。 9点(2003-12-07 15:23:06)(良:1票) |
16. トゥームレイダー
アクションシーンは最初の機械と戦う場面が一番カッコ良かった。それ以降のアクションはいまいちだったな~。もっとアクション全開で行って欲しかった。 6点(2003-12-07 14:37:16) |
17. ドリームキャッチャー
「見せてあげよう。見たことを後悔するものを。」というキャチッコピーだったんですけど、本当に後悔している人がたくさんいるようですね~。じゃあ、あのキャッチコピーは間違って無いってことで、ウソ偽りの無い出来に7点。 7点(2003-12-06 10:56:01)(笑:2票) |