1. 24アワー・パーティ・ピープル
特定のバンドについて、あるいはパンクならパンクという一つの時代を切り取った映画はあるけれども、音楽レーベルとそのオーナーについての映画というのは初めてではないか。その着眼点は率直に評価したい。(とはいってもマンチェはある種ジャンルっぽいところがあるしなあ。)個人的には面白く見れた。テーマゆえ、ドキュメンタリーっぽくなってもおかしくはないが、そこは俳優が演じているのが勝因かもしれない。 7点(2005-02-15 01:04:35) |
2. 時計じかけのオレンジ
ミドルティーンのときから10年たって見直してみましたが、フツーだ。ちっとも感心しないし、ちっとも興奮しない。それって俺が悪いのか、はたまたキューブリックが悪いのか。でも自分が悪いなんて言いたくないから、キューブリックが悪いことにしてみる。 5点(2004-10-22 00:48:33)(笑:1票) |
3. 10日間で男を上手にフル方法
勿論ケイト・ハドソンが尋常でなくかわいい、というのがこの映画を賞賛する最大の理由です。見ているときは、近年のラブコメの中でもピカイチかな、と思っていました。しかし、思い返してみるとマシュー・マコノヒーはどう考えてもイマイチ、「10日間で・・・」云々の記事を書くという話の設定にも無理があります。それに一番ひどいのはスタテン島で家族とともに行う「ブルシット」というゲーム。ハリウッド映画にとってゲームというのは非常に有効な小道具で、幾多の男女がゲームをきっかけに互いの仲を深めていったわけですが、この映画ではゲームが物語の進行上、何らの必要性を帯びていない。無論劇中ではあたかもブルシットがきっかけに二人は互いの身体を求めていくようにも見えるのですが。そういう細かい話を抜きにすると、圧倒的に鑑賞後が清清しい一本でありました。 7点(2004-09-21 00:58:13) |
4. 泥棒野郎
角川から出た廉価版のDVDを購入したので、久々に再見。細かいカット割りにナレーションがかぶさり、既存のフィルムを使ってギャグにしたり、インタビューでウディ演じるヴァージルの生涯を浮き彫りにするドキュメンタリータッチという手法。初監督作ながら、実に素晴らしいではないか。ただ、ギャグはあまりにありきたりであるのが難点。ドキュメンタリータッチはウディ本人の発案ではないようだが、これ、ただギャグつないでるだけの映画だったらお寒いかぎりだったかもしれない。それにしてもDVDの字幕がひどい。有名な、「gun」と「gub」の珍騒動が日本語字幕では「銃」と「銭」になってる。無理から日本語に直すなっての。ギャグを殺してるも同然。字幕作った奴吊るし上げ。大体、ウディが自分のことを「俺」って言うかしら。 6点(2004-08-27 00:57:31) |
5. ドッグヴィル
《ネタバレ》 ニコール・キッドマンを虐めぬいて虐めぬいて、とにかく虐めぬく。ただそれだけの映画だと思えば、これほどぐっとくるSM映画もない。だからラストシーンは半端な印象。 8点(2004-06-10 00:33:39) |