1. 東京ゾンビ
ゆるい(笑)。最初から最後まで、とことん緊張感のないゆるさが面白い。ストーリーはともかく、ゾンビの扱い方をよく知って撮ってるから笑える。よく哀川翔がこのハゲ役を引き受けたものだと、その懐の広さに感服。いつもの、どすの効いたタンカが裏目に出ていて、クスクス笑えました。浅野忠信との息もばっちり。 [インターネット(字幕)] 7点(2009-05-07 22:05:44) |
2. ドゥ・ザ・ライト・シング
カメラ目線で、怒鳴り散らす登場人物たちにムカムカ。しかしすげーエネルギーのある映画だ。しかしそのエネルギーが(特に黒人たちが)、自分たちの境遇を黒人だからとか、人のせいにしたり妬んだりしていて、せっかくのエネルギーを無駄に使っている、の一言に尽きている。真面目に働いてきた人々が迷惑を被り、被害者面している者が破壊する。そんなひどいことをしておいて、自分の身内には正しいことをしろとのたまう。しかも作った監督本人が黒人で主人公…、すごくメッセージ性のある映画だった。 [DVD(字幕)] 8点(2009-03-31 21:42:36)(良:1票) |
3. トゥモロー・ワールド
先に小鮒さんが書かれていることに尽きると思う。出てくる登場人物の死に方が残酷でしかもあっけなく、それが生まれてくることの尊厳を際立たせてる。犬やネコはちゃんと生殖できているのに、人間はできない。どんな専門家でも原因を究明できない。人間には家畜にはない理性や知識がありながら、歴史を反省せず、殺戮を相変わらず繰り返している。善悪の区別がつくにも関わらず、他者を排除しようとする。それがいけないことだと知りながら認めたくないので肯定してしまう。そういう意味でこの映画、先進国の少子化がテーマでありつつ、一方で人が人を殺すという行為を痛烈に批判してると思う。赤ちゃんの泣き声を聞くと、第一印象で「あぁ、うるせぇな」と誰しもが思うはず。そのやかましい泣き声が、生命の輝ける息吹であるという演出は上手いと思いました。移民問題も取り上げており、国や経済や肌の色にいたる全てにおいて、格差や差別をなくすのは理想通りにならないと厳しい現実を突きつけた上で、人間とは何ぞや?という問題を提起している映画だと思います。観て良かった。 [DVD(吹替)] 8点(2007-04-19 00:05:27)(良:1票) |
4. 逃亡者(1993)
この13年後に、あるある探検隊に駐車違反のキップを切られるわけですね、ジェラード捜査官。 [DVD(吹替)] 9点(2006-10-25 23:07:21)(笑:1票) |
5. 東京原発
いま、電気を使用して書き込んでいます。この電気はどこからやってくるのか?考えたことなどない。トイレから流したオシッコは?考えたことなどない。しかし、どこかで循環されてまた社会に入り込んでくる。電気はたしかに必要です。でも発電所のメルトダウンは恐い。電気は必要だけど原子力発電所はいりません。あ、矛盾してる。ここがこの映画のポイントなんだ。反対するのは簡単です。大事なのは非難の矛先をどこに向けるのか、そこにあるということをこの映画は教えてくれました。あの謎の博士といい、塩見さん演ずるドライバーといい、笑かしてくれましたが、久々に、まさに映画、を観た気持ちでいっぱいです。会社の命令でしぶしぶ観に行った映画ですが、上映終了後、速攻で廊下の原発建設反対運動の名簿に署名しました。 [試写会(邦画)] 8点(2006-09-23 22:27:49) |
6. ドッジボール
夜勤明けで、帰宅途中の近所のゲオで780円で買って、グラタン食べながら観ました。おっかしー(笑)。思わず麦茶を吹き出しました。暴力シーンが妙に痛々しいけど、体当たり的な印象で面白い! 悪役の脇役なのに、ベン・スティラーの表情と妙な動きがグーd(・∀・) アスパラドリンクの「一本いっとく?」の外国人を思い出しました(たしか不法滞在で捕まったよね)。アベレージ・ジョーのメンバーもそれぞれ暗い過去をお持ちで、ドッジボール大会を通じて、アイデンティティを取り戻していく筋書きも意外に好印象でした。小学生のころやってたドッジボールとルールがちょっと違うので、本場のドッジボールについて、勉強になりました。疲れたときに、こーいうくだらない映画を観ると、仕事であった嫌なことも吹っ飛びます。よし、観るか、と構えて観る映画ではないですけど、こういうのもアリだと思いました。エッチな水着を着た女の子も出てくるし。 [DVD(吹替)] 7点(2006-07-20 18:39:30) |
7. ドクター・ドリトル(1998)
よく考えるとベイビー・トークのパクリなんだけど、エディ・マーフィの軽さが上手く合っていました。無難といえば無難。2を先に観ましたがダメだったのでどうかな~と、この1を観る前は思ってました。自分が幼少時そうだったように娘の個性を変に思わない、とか、動物たちだって本能だけで行動しているわけではなく、感情を(この中身がこの映画での面白さなんだと思います)もって生きている、など、こっちの映画の方がテーマがあって良かった。ただひとつ、サーカスの団長が志茂田景樹に似ていたのがちょっと気がかり。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-21 21:08:05) |
8. ドク・ハリウッド
田村正和といえば『古畑任三郎』であるように、マイケル・J・フォックスといえばマーティというイメージがどうしてもついてしまう。『バック・トゥ~』の直後に撮ったこの映画ですが、どうしてもイメージをひきずってしまうのは実に惜しい。でもこういう小さな町で本当に自分を必要としてくれる人たちに出会える幸せというのは、僕が今、ひそかに目指している転職にも通ずるものがあり、そういう意味ではつい共感してしまうものがありました。コメディとしてはいまいちでも、こういう町ぐるみの交流のお話としては悪くなかったです。特にあの頑固者のおじいちゃん医者の存在はスパイスが効いていて良かったです。あらためてマイケル・J・フォックスが好きな役者であることを再認識。難病に負けず頑張ってほしいと思います。 [地上波(吹替)] 6点(2006-01-21 20:53:43) |
9. ドーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 リメイク作品って、失敗が多い中、この映画が、ジョージ・A・ロメロの世界観を忠実にリメイクした点は賛辞に値します。走るゾンビについては、本能に身を任せた行動とみれば、自然なのかなという気がします。”ノアの方舟”なら、選ばれた動物たちが避難する話ですが、この映画の場合、生き残った人間たちがさして優秀な人材であるわけでなく、普通の主婦や会社員、警備員など、とにかくごく普通な人たちなのが皮肉っぽくて良い(原作ではキャリアウーマンのゾンビとか出ますからね)。人間社会を死人が乗っ取る世界観もさることながら、人間のエゴが一番の恐怖であり、とことん救いようのない一貫性のあるストーリー展開に、むしろ爽快感すら感じました。 [DVD(吹替)] 7点(2005-08-26 03:09:41)(良:1票) |
10. ドラえもん のび太の大魔境
《ネタバレ》 この映画のチャンバラシーンは、自分の中では最高の殺陣です。”自分たちのことは自分たちで”。この映画で子供達に訴えかけたいテーマです。 [DVD(吹替)] 6点(2005-06-14 23:40:35) |
11. 10日間で男を上手にフル方法
《ネタバレ》 バカこけゲームが終盤、ああいった形で出てくることに驚かされました。サンドイッチのシーンといい、スポーツの観戦のシーンといい、トコトン、ベンに嫌われるように振舞う、アンディを演じたケイト・ハドソンが面白おかしく、それでいて輝いて見えました。それがお互いの素性を知ったときのつらさを引き立てていたように思います。胸ペッタンコでも演技力は高いですね。胸ペッタンコなのが非常に残念だ。ホントに。 [DVD(吹替)] 7点(2005-05-25 18:17:27) |