1. 峠 最後のサムライ
そもそも、評価に賛否両論ある人物が主人公ということで分かりにくい作品なので、2時間弱の映画だともっと分かりにくくなり、特に原作を読んでない人は全くもって理解できないのではないでしょうか・・・・ [DVD(邦画)] 5点(2023-04-30 09:36:23) |
2. トップガン
《ネタバレ》 上映当時はあまりのアメリカンな内容に正直バカにしてた部分もありましたが、今改めてて鑑賞すると、その道のプロたちが全力で我々を楽しませようとしていたんだなあと感慨深く感じてしまいました。特に音楽は当時この映画のサントラを聞かなかった(聞かされなかった)若者はいなかったんじゃないかと思うぐらい、耳にしていたのでこちらも懐かしかったです。 [DVD(吹替)] 7点(2023-02-05 01:20:54) |
3. トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男
《ネタバレ》 山本おさむの「赤狩り」を読んでいて、ハリウッドにおける「赤狩り」の問題に興味があったので鑑賞しました。2時間の映画なので、内容的には駆け足のような感じで、赤狩りの対象者の悲惨な顛末はそこまででてきませんが、トランボがいかに己の才能を信じ、信念を貫き、困難に打ち勝っていったかを的確に伝えていて興味深かったです。 人間がつかさどる社会ですから、独裁でない限り、どうしても「本音とたてまえ」の戦いというのは起こってしまうものだなと考えさせられました。 [DVD(吹替)] 7点(2020-05-10 19:48:38) |
4. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 関東人としては、鉄板の地域ネタが織り込まれてとても楽しめました。また、「差別」の構造もコメディの形をとりながら、分かりやすく伝えてくれる作品でした。まあ、東京と埼玉・千葉というのが相対するものとして扱われているので すが、実際、すべてにおいて東京が勝っているということは実はなくて、本来はお互い補完しあっていくべきなのですが、権力側の都合で「差別」を作り出す、また黙認している実態があるということを伝えています。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-09-16 08:47:33) |
5. 東京フレンズ The Movie
あくまでも大塚愛を魅力的に映し出し、商品価値を高めることが目的なのでしょうから、その意味ではよくできた作品だと思います。脇を固めるキャスト陣も、当時のエイベックスの隆盛ぶりを感じさせる豪華さです。 [地上波(邦画)] 7点(2017-07-08 22:46:28) |
6. 独裁者と小さな孫
《ネタバレ》 野映画を思わせるような、どこかユーモラスを感じさせながらも乾いたタッチで、残酷な寓話を描きつづけているのですが・・・ 最後に「独裁者を殺したところでどうにもならない、踊らせるのだ」というセリフに監督の熱い思いがこめられていて、非常に感銘を受けました。 [DVD(字幕)] 8点(2016-10-23 00:35:40) |
7. トラック野郎 度胸一番星
《ネタバレ》 躍動感溢れる喜劇作品の中に、繁栄の陰で疎外された人たちの心情を巧みに取り込んでいる同シリーズのピークとも言える作品 原発建設のために売り払われた村のシーンは今見るといろいろと考えさせられます。それ以外にも、女性キャストが本当に素晴らしいこともあり、本当に素晴らしい作品に仕上がっているのですが、ただ一つマドンナ役の片平なぎさの扱いが個人的には納得いかないんですよね・・・・・ [DVD(邦画)] 7点(2015-02-15 00:54:15) |
8. トラック野郎 望郷一番星
《ネタバレ》 「下品こそこの世の花」という鈴木則文監督の言葉通りの下品極まりない痛快娯楽映画です 今、こんな作品を発表したら社会問題になってしまいそうなくらいの下品さですが、今の日本に必要なのはこの作品が持つ強烈なパワーではないかなとも思います。 [DVD(吹替)] 8点(2015-02-11 23:53:57) |
9. トラック野郎 天下御免
《ネタバレ》 これまでの作品に比べやや下品さが薄れ、人情味が増した印象です。それにしても、「巡礼定食」とかそこらへんのセンスは素晴らしいです。 [地上波(邦画)] 7点(2014-12-05 22:19:38) |
10. トラック野郎 爆走一番星
《ネタバレ》 伝説の「太宰の詰め合わせ」を聞けただけでも満足です。 下品でハチャメチャだけど、根底には弱い者・貧しい者への共感、権力の横暴への怒りがあり、心の底からスカッとできる作品でした。 [DVD(邦画)] 7点(2014-12-05 00:46:25) |
11. トラック野郎 御意見無用
《ネタバレ》 知的な役も、この作品のような破天荒な馬鹿(褒め言葉です)も見事に演じ切れる菅原文太という役者の凄さは日本映画の宝であったと思います。こういう、破天荒で下品極まりないけれども、実は我々観客の抱えている、日常生活への不満や哀愁を上手く拾って、パワー全開で吹き飛ばしてくれるような痛快な作品が、本当に好きでたまりません。 [DVD(邦画)] 8点(2014-12-03 00:45:44) |
12. トラブゾン狂騒曲 ~小さな村の大きなゴミ騒動~
《ネタバレ》 ファティ・アキンのルーツであり「心の楽園」である場所が、「現実」の前に汚され壊されていく姿を映し出したドキュメンタリー。 我々があまり見ることのないトルコの一面を知ることができ興味深かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2014-08-27 00:05:05) |
13. トラック野郎 一番星北へ帰る
《ネタバレ》 笑いあり、涙あり、アクションあり、お色気あり・・・ハチャメチャですが名優たちがしっかりと演じていて本当に楽しい時間を過ごせました どちらかというと、庶民の悲哀を描いたシリアスな面が多い作品ですが、ダムを作るために沈められた主人公の故郷が出てくるなどシリーズの中でも重要な作品ではあります。 [地上波(邦画)] 7点(2014-05-05 23:42:46) |
14. トリシュナ
《ネタバレ》 とにかく、フリーダ・ピントの美しさとインドの猥雑な力強さ、勢いが非常に印象的な作品でした。特にムンバイの光景は圧倒的でしたね。その中で、古風な主人公が翻弄されていく様が物悲しく感じました。 しかしまあ、途中から若干下種な内容になってきて、そのままラストまで薄っぺらな感じになってしまったのがやや残念でしたね。 [映画館(字幕)] 7点(2013-11-09 08:08:53) |
15. トゥヤーの結婚
《ネタバレ》 家族が生きていくために必死にもがく主人公に、容赦なく厳しい現実が訪れる。この展開が最後まで続き、ラストも物語の結末ではなく、同様の事態が今後も続いていくことを予測させるものとなっています。 中国の急速な発展が内モンゴルの荒野の一家族にまで大きな影響を及ぼしている状況を描いており興味深く感じましたね。 冒頭の涙の意味を分かり易く明かすことなく、ラストに同じシーンを持ってきたのも、見ている我々にいろいろ考えさせる効果があり巧みさを感じましたね。個人的には、観客に見解を投げるような終わり方はあまり好きではないのですが、この作品についてはこれで良いと思います。 「なぜ自分がこのような状況に置かれなければならないのか?」というような今後の運命に不安を感じた涙なのか、生活のためとはいえ夫以外の男性(しかも多少好意を持っていた男性)と結婚することに対しての後悔の涙なのかそれとも・・・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2013-04-24 00:18:12) |
16. 永遠に美しく・・・
《ネタバレ》 SFXと名優の無駄遣いともいえるアホ映画。でも、さすがに名優たちが真剣に演じていて、なおかつ多くの人間が持つであろう「いつまでも若く・美しくありたい」という欲望がテーマになっているため、気楽に楽しめる娯楽作品としては良くできているとは思います。 まあ、冒頭にアホとかいいましたけど、人間の本音や欲望なんて他人からみたら本当にアホらしいものなのかもしれませんね。 [地上波(吹替)] 6点(2013-02-12 00:39:16) |
17. ドリーマーズ
《ネタバレ》 夢を見ることができた時代に夢をみたいと願いながら不安定に揺れる日々を過ごしている若者たちの物語をジミヘンやジャニスといった60年代ロックとセンスの良い映像(特にオープニングは秀逸)で綴った作品でした。また、過去の名画のシーンをところどころに織り込んでいて非常に興味深かったです(観たことあるのは「フリークス」「勝手にしやがれ」「少女ムシェット」くらいですが・・・)。 [DVD(吹替)] 7点(2012-02-11 11:24:43) |
18. 東京画
《ネタバレ》 80年代の東京の姿と笠智衆や厚田雄春といった小津組の人たちのインタビューが収録された貴重な映像作品です。しかし、今見ると80年代の東京はどこか垢抜けない近代都市といった感じで奇妙な感じですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-11-03 23:56:49) |
19. 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)
《ネタバレ》 悪くはないけど、特筆すべき点も無い作品。 家族という普遍的なテーマを扱っているので作品には入り込めましたし、豪華キャスト陣の演技には引き込まれました。ただ、全体的にどうも深みが感じられず、正直「ふーん、こういう話だったんだ」程度の感想しかありませんでした。まあ、親孝行はできる内にしとかなきゃいけないなと思わせてくれはしましたが・・・・。 [地上波(邦画)] 6点(2011-08-20 00:53:05) |
20. TOMORROW 明日
《ネタバレ》 一瞬で大量殺戮が可能である原子爆弾の非人間性を、そしてありふれた日常が突然人為的に遮断される恐ろしさを我々に伝えてくれる作品でした。 戦争を完全になくすことは正直難しいかもしれませんが、少なくとも核爆弾による大量殺戮だけは二度と繰り返してはならないと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2011-08-12 00:51:28) |