3. トランスフォーマー
こういう映画を観ると私は思う。 映画に限らずどんなことにも「能動的か受動的」かと。 例えば、子供はガラクタで様々な世界へ旅立てるイマジネーションを持つ。 自らの働きかけでガラクタが宇宙の果てに飛び出し魔法を放ち言葉を話す能動の生物だ。 そして歳をとると、人は受け身に回りやすい。 自らで思考を放棄し貪るように外からの刺激を待つ受動の生物だ。 しかし自らの望むモノを得たいのなら自身の働き掛け無しには成立しない。 感動している時の人はとても能動的な筈だ。 ―――最後に。 映画で使われるCGは、お金と技術さえあれば簡単に作りだせると考える人がいるがそうではない。よく考えてみて欲しい。無から生み出しそれを有あるモノに見せる、もしくは有あるモノに組み込みそして調和させている事を。これは無限の可能性を秘めた高度なクリエイトだ。だから本作のCGロボットの一挙一動見るだけで私は感嘆のため息が出るのである。 [映画館(字幕)] 10点(2007-08-08 03:25:58) |