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1.  都会の牙(1950) 《ネタバレ》 
暗黒フィルム(フィルム・ノアール)の佳作。話が転換する場面で、渦がでたり、毒が光ったり、前方の敵の拳銃の弾が横や後ろから飛んできたり、いかにも安っぽくB級だが、展開の疾走感が心地よく、観て損はない。昨今のジェットコースタームービーを思わせる脚本の勝利だ。会計士のビグローは何者かに毒を飲まされた。医者からあと一日か二日、せいぜい一週間の命と宣言される。絶望し、恋人の元に戻って残りの人生を癒されながら過ごすかと思いきや、猛然と走り出し、犯人探しにやっきとなる。傍題をつけるとすれば「走る会計士」、それくらい走り回っている。出会う人物がみんな怪しいのはご愛嬌。黒幕はギャングのボス、メイジャック。ピグローを誘拐させ、自宅に連れてこさせ、余計な説明をする。放っておいてもすぐ死ぬ運命なのに殺害を命じる。この手下がお約束のドジ。ピグローには安々と逃げられ、警察に射殺される。真相はこうだった。メイジャックは過去にイリジウムの不正取引をした。表向きは彼の甥ジョージ・レイノルズ(本名レイモンド・マクビアン)とフィリップの取引になっている。不正に感づいたフィリップはレイノルズを探すが、見つからない。実は、レイノルズは5ヶ月前に亡くなっていた。警察も不正に気づき、フィリップを尋問し、追及した。釈放されたフィリップは公正証書を作成していたのを思い出し、ビグローに連絡をとるが、あいにくと旅行で留守。どういうわけか、ビグロウの秘書に理由を明かさない。滞在先を教えてもらうが、翌日には自殺偽装で殺されてしまった。フィリップの妻もギャングの仲間だった。実行犯は、メイジャックの手下のホリディ(フィリップの会社の社員)。ホリディは証人を消すため、ジャズバーでピグローに毒を飲ませた。ここのジャズ・バンドが非常にクールで最高のスイングを聞かせてくれる。真相を解明しピグローは、会社から出てきたホリディを射殺。警察で真相を話し、恋人の名を口にすると、果てる。親玉は警察が逮捕してくれるだろう。主人公の人間ドラマが薄く作品に重さはない。離婚暦がある以外、どういう人生を歩んできたか不明だし、恋人への態度にも一貫性がない。恋人の嫉妬とか、バーでのナンパシーンは不要だった。二人は深く愛し合っているのが良い。数日しか命がないという設定が、緊張感をいやが上にも高める。悪者は余計なことをして墓穴を掘るのはサスペンスの黄金律?  
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-26 21:13:51)
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