1. トロン:レガシー
人間vsコンピュータ、青vs赤、みたいな対立構造はちょっと陳腐かなあ…もう共産主義国家ってほとんど残ってないのに揶揄したところで何の意味もないように思えました。映像はすごいけど思想の根っこがド古。 [映画館(字幕)] 5点(2011-01-18 16:13:17) |
2. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 ヒロインとぼくはたぶん20年以上も世代が違うはずなのに。なんなんだろう、この共感は。この共感こそが、この映画を名作たらしめている最大の要因。(共感をよぶために細田監督は夏の風景やプリンやカラオケなど最大限の努力をしているけれど)胸がしめつけられるような切なさが最初から最後まであふれています。なんというセンチメンタル。すばらしい。 [DVD(邦画)] 10点(2010-03-01 11:50:36) |
3. 時をかける少女(2010)
《ネタバレ》 「時かけ映画祭」(原田知世版、アニメ版、仲里依沙版の連続上映)で見てきました。 前の2本に比べてもデキは悪くないと思うけれど、最近の「泣かせようと躍起になってる日本映画」の血脈を受け継いでるなあ、という印象。泣きの視点がちょっと子供っぽい。大人が共感する心に響く切なさがこれまでの時かけに比べると少なめだなあと感じました。それがいいか悪いかは好みの問題だけどね。仲里依沙はいい女優だと思う。芝居に緩急があるし、感情表現に無理がない。なによりスクリーンを支配する華もありました。今後に期待。 [試写会(邦画)] 7点(2010-03-01 11:32:31) |
4. 時をかける少女(1983)
中学生の時にスクリーンで見て、そのあと何度もDVDで見て、こないだ「時かけ映画祭」でまたスクリーンで見てきました。2006年のアニメや2010年版に比べてツッコミどころが多いのは確か。間抜けなセリフやこっぱずかしい歌の入り方、高柳良一の比類なき大根っぷりなど、マイナス点はいっぱい。でもね、この映画には他にはない「せつなさ」がたっぷり入っています。こんなせつない映画、つくろうとしてつくれるもんじゃない。知世と原作と尾道の風景、どれか1つ欠けてもなしえなかった奇跡のような偶然の産物です。見てない人はぜひご覧あれ。 [映画館(邦画)] 10点(2010-03-01 11:21:48)(良:2票) |
5. Dr.パルナサスの鏡
《ネタバレ》 ぼくは映画を見る人として我慢強いほうだし、難しい映画を理解しようともするけれど、これはひどいと思った。観客に理解を促そうとする気ゼロ。なんという高慢な映画でしょう。何がなんだかぜんぜんわかんない。脚本も映像もひとりよがり。ただ個性的な映画をつくりゃあいいっちゅうもんじゃないでしょう。監督は昔の自作・ブラジルに謝れ。あと、ファンタジー表現はぶっちゃけ言って凡庸です。色使いも汚らしい!…なんだか書いてるうちに興奮しちゃった(笑)。 [映画館(字幕)] 1点(2010-02-16 15:55:15)(良:1票) |