1. ドニー・ダーコ
《ネタバレ》 意味ありげなカットの連続とブラックジョーク。全編通してとにかく暗いです。開始早々“この映画にハッピーエンドはありえない”ということに気付いてしまうので、主人公同様胸にたまるモヤモヤや、謎が解けないいらだちを抱えながら鑑賞することになります。絶望・不安・憎しみ・疎外感や、ほんの少しの幸福感……そんな青春期に特有のドロドロした感情を映像化した感じ。心に疾患を持った青年を演じたジェイク・ギレンホールがすごくハマっていて秀逸でした。設定や、見終わったあとの切なさは(タイムトラベルものではないけど)『ジェイコブス・ラダー』と良く似ています。誰にでもお薦めできる映画ではないですが、私はかなり好きでした。(旦那は途中でギブアップしたけど) [DVD(字幕)] 7点(2008-12-27 19:27:44) |