3. トロン:レガシー
皆さんおっしゃる通り、結局はストーリー構成が問題です。映画を見る前にDigitalDomainのメイキングを見たのですが、それだけで十分、むしろメイキングの方が断然おもしろいです。映像センスはジョセフ・コシンスキーの過去のCMを見ても分かる通り、スタイリッシュさと静謐さを持ち合わせた独特の作風で他に例を見ないオリジナリティを持っています。確かに彼のCMを見て、「ビッグバジェットの作品を作らせるとすごいことになるぞ!」と考えるディズニーの気持ちはよーく理解できます。シーンごと、カットごとの映像は美しく洗練されていますが、映画として見ると本当につまらない作品です。アクション映画は発想力が大切だという持論なのですが、その才能は随所に見受けられました。いい出会い(脚本やプロデューサー)があれば、次回作は期待してもよい監督だと思います。 [映画館(字幕)] 4点(2011-07-04 10:57:25) |