1. 同窓生
《ネタバレ》 北朝鮮のスパイだった父親が任務に失敗したせいで収容所送りになった兄妹。 兄は妹のために暗殺者となって韓国へ潜入する。 高校生と偽装して、まさかこんな若い子が暗殺者とは思わないだろうという作戦。 淡々と任務を遂行するミョンフン。 でも、隣の席のイジメラレっこの女子と段々交流するようになり、束の間の高校生らしい時間を得る。 最後はその子を助けるために死ぬ。 この辺は突っ込みどころありすぎる展開で、せっかく好意的に味方になってくれる刑事がいるのに、 単身敵陣へ乗り込んでいくので、いくら凄腕暗殺者でも死ぬでしょうというところ。 余り目新しくも無く内容も大したことない作品でした。 [インターネット(吹替)] 5点(2021-07-02 01:29:08) |
2. トレマーズ
《ネタバレ》 久しぶりに見たけど、やっぱり面白かったです。 怪物は今見ても良くできてて気持ち悪いし、地中を高速で這っていく様子は、当時の映像技術を思うと感歎します。 ケビン・ベーコンは、今も渋い演技派でカッコいいけど、若い頃のこういう陽気なお兄ちゃんキャラも良いです。 偏差値は高くなくても実践に長けて賢い、という感じが良く出ています。 何故こんな化け物が出現したのか、という小難しい考察は無く、人間(一般市民)対化け物で、人間の知恵(と銃火器)の勝利という単純明快なお話なので、何も考えず気楽に見られるのも良いと思います。 [地上波(吹替)] 8点(2021-02-14 02:02:16) |
3. 泥棒役者
《ネタバレ》 前知識無く見たので、元は舞台というのも後で知りました。 確かに舞台なら、もっと面白かったかもしれないと思いました。 ワンシチュエーションの会話劇では、映画にしても「キサラギ」や「12人の優しい日本人」はとても面白かったです。 この作品も、決して面白くなかったわけではなく、鑑賞後もほのぼの暖かい気持ちになれます。 ただ、2時間がとても長く感じてしまいました。 勘違いすれ違いの会話のやり取りは、まぁまぁ楽しめたのですが、間の取り方やテンポがいまいちで。 舞台ならいいけど、映画なら観客の許容力に甘えないで、もう少し見ごたえのある演出にできなかったのかなと思いました。 丸山君の演技は初めて見ましたが、達者な脇役ぞろいの中で受けの演技としては良かったと思います。 でも、タイトルにもあるように「役者」として演技してるほどの演技ではありませんでした。 巻き込まれて相手の勘違いによって、その場しのぎをしているだけ。 もっと、途中からヤケクソで積極的に相手の勘違いに乗っかる感じを出せれば面白かったと思います。 やっぱり一番良かったのは市村正親。 どんな役でも、というか濃い役なら濃いほどキャラづくりが上手いです。 コミカルで可愛い部分と、はじめを叱る時や亡き妻との思い出を語る時のシリアスな部分の使い分けが見事。 はじめと前園の掛け合いが一番安心して見ていられました。 いろいろ残念な感じが残りましたが、見て損したとは思わなかったです。 「まだ終わってないニャー」も気に入りました。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-04 20:51:22)(良:1票) |
4. 共喰い
《ネタバレ》 父親は確かにクズだけど、妊娠したら殴らないとか息子を大事にしてるとか、多少良いとこもありますよね。 だからって殺さなくて良かったのに、とまでは思いませんが、もっと極悪人かと思ってたので拍子抜けしました。 性癖とただのDVとは違うと思うのですが、その辺も混同されてるような気がします。 息子の、あんな奴の血が自分にも流れてるという忌まわしさや、同じようになるんじゃないかという怯えは理解できますが、 それを拒絶しきれない弱さがあるから、結局父親に似るんだろうなと思いました。 後妻とセックスする妄想を実現しちゃったし。 そんな親子や男女の因縁の話かと思っていたら、母が獄中で語る「あの人」や「恩赦」という話が出てきて、 何か違う話のようになったので、一体何の話だったのだろうかと思いました。 田中裕子の存在感は良かったけど、人に薦める作品ではないなという感想です。 [インターネット(邦画)] 5点(2018-06-10 13:53:20) |
5. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 名作と誉れ高い作品をやっと観ました。評判どおり本当に良かったです。 何と言ってもCGが綺麗。おもちゃたちの動きやそれぞれの質感を活かした絵の綺麗なこと。 そして、友情と愛情の素晴らしさが十分に描かれたストーリー。 ウッディの仲間を思う友情も、アンディへのおもちゃへ対する愛情。どれも素晴らしかったです。 もう絶体絶命と思った焼却炉のシーン。無言で手をつなぎ合うところ。 アンディが最後おもちゃたちの紹介をして、女の子と一緒に遊ぶところ。 仲間たちといることを選択したウッディが去っていくアンディへ「あばよ、相棒」と言うところ。 どのシーンも思い出すだけで泣けます。 おもちゃたちのキャラづけもしっかりはっきりしてて、本当に面白いです。 苺の匂いの熊野郎・ロッツィの最後まで改心しない卑劣なところ、ムカつくけどいっそ清々しいですね。 一生そのままトラックに貼り付けられてろと思えます。 子供向け映画だと思って観てない友人たちにも薦めまくろうと思います。 [DVD(吹替)] 9点(2015-08-16 22:11:47) |