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 > 53羽の孔雀 さん
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プロフィール
コメント数 250
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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1.  トレーニング デイ
面白いとは思います。しかし、終始アロンゾがうざすぎる。そのための胸糞悪さ、モヤッと感がずーーっと続いてしまった。シーンとしては衝撃の連続で見入らされるんだけど、もっともらしくわけのわからんことをドヤ顔で言うアロンゾにイライラしっぱなしでした。故にラストは当然の結末ですね。
[DVD(字幕)] 6点(2015-05-25 20:42:37)
2.  遠い空の向こうに 《ネタバレ》 
シンプルに良い作品、という印象です。一口に夢といっても色んな形があるんだなぁと思いました。周りの誰もが応援してくれて、自分も迷いなく突き進んでいたら実現した夢、周りには反対する人も賛成する人もいて、自分自身も迷い、決断した結果成功した夢、周りはほぼ皆反対で、最悪全てを捨てる覚悟で自分を貫いた結果実現した夢。本作は2つめにあたると思います。1つめと2つめ、3つめの決定的な違いは、周囲の目です。1つめならば迷うことなく夢を目指せば良いだけですが、2つめと3つめは必ず迷い、葛藤し、苦しみを味わうことになる。そしてまた、夢の実現を考えるとき必ず考慮しなければならないと思うことは、成功した人の影には数限りない無数の挫折・失敗した人がいるということだと思います。そういう意味で、本作はその挫折の描写が若干不足していたように思います。もっと主人公に絶望を味わってほしかった。この上なく苦労する描写がほしかった。もっと深く考え、計算して動いてほしかった。その上で、成功してほしかった。もちろん現実にはそんなものは無いに越したことはないのですが、映画として描く以上、そういった描写が深ければ深いほど感情移入し、感動できたのでは、と思います。
[DVD(字幕)] 7点(2015-04-05 00:39:28)
3.  遠い国 《ネタバレ》 
パッケージによればジェフ(ジェームズ・スチュワート)は「人間嫌い」とされていますが、「人間不信」のほうがしっくりきます。自分以外は誰がどうなろうと知ったこっちゃない。他人を信じる必要もない。誰かを信じれば裏切られた時に余計に辛くなるから。それがジェフの発想です。正直最初はジェフのことを全く好きになれない。自分勝手で他人の言うことに耳を貸さず、いらぬ衝突を生みまくる。で、本作はそんなジェフが成長していく様を描いた映画・・・かといったらそうではないでしょう。他人を信じる心を「思い出していく」というのが正確か。ジェフが自分の殻に籠りまくったのは過去女に裏切られたからだし、何より開幕から閉幕までず~っとベンから貰った鈴をつけてますからね。殻に籠っているだけで、心の底の底から「自分が良ければ他人はどうでもいい」と思っているわけではない。そこがジェフとギャノンの違いでしょう。  また、自分一人のことを考えたらジェフの発想も完全に間違っているとは言い難いところが面白いところで、要は「自分良ければ全て良し」ならジェフの考え方になるわけですが、自分を貫き他人を蔑ろにすると結局最後は自分に返ってきて自分が悲しむ(=「自分良ければ」になってない)ことになる、という矛盾があります。本作ではベンの「友情は金では買えん」といった台詞やレネーらの無償の人助けに触れることで少しず~つ人間らしさを取り戻すジェフが描かれます。こういうの、非常に好きです。まあキャッスルの言うように何の根拠もなく人を信じることなど「バカなこと」なのかもしれませんが、だってそれはほら、人間だもの。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-21 07:14:20)(良:1票)
4.  遠い太鼓 《ネタバレ》 
フロリダはセミノール族について描いた作品という点では「最後の酋長」と同様。時代設定ではこちらの方が後で交渉決裂後に交戦状態に入っている1840年が舞台。が、テイストが全く違った。あちらはドラマ性重視でこちらは最初から最後までジャングル舞台のアドベンチャーの色合いが強い。特に映像そのもののインパクトが強く、砦に侵入後爆破、湿地帯を焼き払い、鰐がうようよいる川を渡り、最後は水中で一騎打ち。一応復讐の虚しさや白人とインディアンは立場を抜きにすれば歩み寄れないこともない、的な主張も入れ込まれてますが、どうしてもアドベンチャー要素に目がいかざるを得ない。どちらかといえばテーマやストーリーはおまけという印象でした。  どうでもいいけど、水中の一騎打ちで服着たままってのはものすごいハンデだと思うなぁ・・・笑
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-17 03:03:51)
5.  ドッジボール
飛行機の中で正直時間潰し目的で観ましたが、この視聴環境が大正解。題材はスポーツですがその中身は超絶適当コメディなので軽い気持ちで観ることを強くお勧めします。DVDを購入し、時間を割いて真剣に・・・とかやると逆に後悔しそう。点数はコメディ部分が私的に面白かったが故の6点。もし自分に合っていなければ余裕で2点とか3点です。それくらいストーリーはあってないようなものだし、肝心の勝負が熱いかといえば熱くないし、伏線が上手いかといったら上手くないです。(良い意味で)適当に突っ走り続けたのがナイスな作品かと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2014-07-05 12:30:34)(良:1票)
6.  盗賊と馬と拳銃と 《ネタバレ》 
う~~~ん?全体的に渋めのテイストであり、テーマを持たせていることは明らか。最初は父親と子どもの絆がメインで、周りに笑い物にされても手出しをせず妻がいるのに女にうつつをぬかす父親を軽蔑混じりの感情を持ちつつも、最後には父親がカッコイイところを見せ子どもが信頼と尊敬の念を抱く、という感じかと思ったら、どうやらそうじゃない。父と子、なんだかんだあっても互いは愛情で結ばれている、という方がどちらかといえば合ってる気がしますが、こちらもテーマのメインか?と言われるとそこまでしっくりこない。では何がメインかというと、「本当に素晴らしい人間とは」ということなのではないだろうか。  本作の主人公は黒人。時代背景的に差別的な描写が入ることは想像できる。で、だいたい理由も無しに差別的な嫌がらせをするのは白人で、それもそのまま描かれる。しかし、本作で特殊なのは主人公と同じ黒人であるネイトやクリスマスが直接的な敵キャラとして描かれているところ。つまり、差別云々以前に白人だろうが黒人だろうが悪い奴は悪いと。では、「良い」人間とはどんな人間なのか、となると象徴されるのがビリーでしょう。動物も人間と同じように愛し、自分の命を取るかもしれないクリスマスをも気遣うシーンが象徴的。手術の痛みに耐えるクリスマスの手をさすったり、まして自分が死ぬことも厭わなかったり。クリスマスが崇拝?するスモークのように、人としての尊厳を失わない人間こそ真に素晴らしい人間である、という主張があるのでは。クリスマスはビリーにスモークと同じものを見たから最後に銃弾から庇う。「自分を犠牲にしても他者を思う」「誇りを捨てない」、こういった人間こそ真に正しい人間だと。ていうかそもそも、クリスマスといったらキリストを想像せざるを得ないですしね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-22 05:13:23)
7.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
オリジナル観ました。リメイク版はストーリーとか展開はほぼ完全にオリジナルと一緒で、ひとつひとつの要素の演出を濃くした、という感じですね。マティの交渉シーンが長くなってたりラ・ビーフの長距離射撃のエピソードが追加されてたりルースターとラ・ビーフのいがみ合いがオリジナルより強めだったり。オリジナルよりさらにドラマチックになるようになってます。が、マティとラ・ビーフのキャラが強まったのに対しルースターのキャラは弱まってますね。というかオリジナルのルースター役はジョン・ウェインで、とにかくこの人が濃すぎたw「細かいことは気にしねぇで俺を見とけ!」と言わんばかりのあの存在感たるや相当のもんだったんだなーと思い知りました。というわけで逆に、リメイク版ではマティ、ルースター、ラ・ビーフの三者のバランスが上手くとれていてその点良かったと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-01-19 22:04:44)
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