1. TALK TO ME トーク・トゥ・ミー
《ネタバレ》 こっくりさん的なものって、万国共通なのかなと思ったが、最近はやはり仕掛けが凝ってて、しかもSNSで拡散とはなるほど現代的。しかし私ならあんなモノとは絶対に握手なんてしないけどね。 そして久しぶりに観ていてきつくなる映画。 主人公を悩ませ、映画を進めていく筋立ては、少年を巻き込んで傷つけることになってしまい、それを終わらせるために奔走するってことなんだけど。被害者が少年であるからこそ緊迫感が生まれているのだと理解もしているんだけど。 最近、容赦なく少年少女を痛めつけ傷つける映画が出てきた感触。 今も昔も世の中にそんな事件は確かに多いけど、映画で観せられるとちょっとそれはどうなんだと。 ホラーには耐性があると自負しているが、少年少女が映像として傷つけられるのはかなり抵抗があるのは古い人間だからなのか。 「エクソシスト」も少女にえぐいことやらせてたけど、それとは明らかに違う映像だって感じてしまうんだよね。 それが気になって映画に入り込めず。 これ、憑りつかれたのが大人じゃだめなのかね、やっぱり。 [映画館(字幕)] 6点(2024-02-11 10:16:41)(良:1票) |
2. トップガン マーヴェリック
《ネタバレ》 のっけから「ライトフタッフ」ばりのマッハ10越え。墜落し、水を求めたレストランでの男の子の「地球だよ」には笑った。 マーヴェリックを観る前に一応前作も復習を兼ねて観たのだが、まあ脚本がひどかった。若かりし頃は気にならなかったけど、年取って観ると、トムと音楽だけに頼った作り。 で、マーヴェリック。 いや、面白い。あっという間の2時間。 冒頭の空母から飛び立つ戦闘機のシーンで「トップガン・アンセム」が流れるだけで鳥肌が立ち、続く「デンジャーゾーン」でしびれて、完全に映画の世界観にどっぷり入り込んでしまった。 トップガンの若者達に課されるミッションには、正直言って説得力もないし、現実味も感じられないけど、要は難しければよい、ということ。 若きパイロットを死なせたいために、選択すべきミッションを身をもって実行し、司令官をうならせるシーンにはやはり胸が熱くなった。 KAWASAKIを愛するトムがGPZからH2に乗り換えつつ、F-18からF-14に戻るシーンには完全にやられた。現役を退いた旧式のF-14なんか出るわけないよな、とあきらめていたおっさん達に、見事なサプライズ。その手があったか!わかってるじゃないか、監督。 そして映画に花を添えるヒロインは、ジェニファー・コネリー。前作のヒロインがタイプではなかった私には、これも嬉しいキャスティング。 普段はドアを閉めて家に入る彼女が、ドアを開けたままにする憎い演出。 トムも音楽も素晴らしかったけど、このマーヴェリックはストーリーも面白かった。 いや、控え目に言って最高。 もう一回映画館で観たい。そんな映画。 [映画館(字幕)] 9点(2022-07-30 11:00:42)(良:1票) |
3. ドント・ブリーズ2
《ネタバレ》 前作は、このじいさんがとんでもない悪党だった、という後味の悪さ。 本作は、期待通りやっぱりこのじいさんが悪党だった以上に、少女の本当の親がクズだったというオチ。 でもね、あんな少女にナタを振らせて母親の手を切断させるなんて、映画でもやっちゃだめだよ。 相手がゾンビなら話は別だけど、クズとはいえ生身の人間。 不条理は嫌いじゃないが、タブーはあると思っている私にはダメだった。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-04-03 02:06:41) |
4. トゥモロー・ウォー
《ネタバレ》 未来の人類を救うために過去から徴兵という設定は斬新。 難しい任務を容赦なく命じる上官が実は娘という展開も面白い。 他のレビュアーの方も触れておられたが、落ちていくシーンがダイハードだったりエイリアンだったりと、時々ニヤリとする瞬間があるのも良い。 未来一辺倒で行かず、現在に戻ってからもドラマチックな展開が待っているのも、目先が変わって面白かった。 そして何より、エイリアンを思う存分見せてくれるのでその点も不満がない。 クリス・プラットの柔らかい雰囲気が、緊張感を適度に和らげているのもいい塩梅。 いや、素直に面白かった。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-02 23:18:00) |
5. 透明人間(2020)
《ネタバレ》 透明になれる技術って世界的な発明だと思うのだが、そんなことには全く触れず。 ひたすら逃げた女房をストーキングするという極小な視点で物語は展開される。 透明になるワクワクとか、科学技術の進歩に対する驚きとか、はなからそんなものを描く気はないらしい。 しかも、夫の顔をまともに観せてない状況で透明になってしまったから、夫の存在感なんてそもそも感じられず、粘着質なストーキングに恐怖することもほぼ出来ず。 加えて、なぜ夫があそこまで逃げた妻に執着するのかが描かれないから、いつまでも映画に入り込めなかったのは残念。 個人的な好みになるが、主演の女優に魅力を感じられず、夫の執着にも全く共感出来ず。 ラストぐらいスッキリして欲しかったのだが、それも叶わず。 いろいろとつらい映画。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-05-02 15:07:12) |