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プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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21.  エイトレンジャー
最低限のレギュラー番組しか持たず、いざとなれば一本の映画のための入念な役作りが可能なジャニーズメンバーもいるにはいますが(木村拓哉、稲垣吾郎、山下智久etc…)、一方で関ジャニ∞は複数のレギュラー番組を抱え、歌も現役で頑張っている超売れっ子。おまけに7人全員を主役とした映画となればスケジュール調整が困難であったことは容易に想像できるわけで、堤幸彦監督は相当な制約条件の中で本作を完成させたことと思います。悪条件下でも納期を守って映画を完成させた点は素直に評価できるのですが、内容面ではお世辞にも良い映画とは言えません。テレビの2時間ドラマならともかく、お金をとって映画館で見せるような出来ではないと思いました。。。 スケジュール通りに映画を完成させるということが最重要視された現場だけに、ひとつひとつの場面へのこだわりは薄く、手間のかかる撮影からは逃げています。もし本作が純粋なコメディ映画であれば、この程度の作り込みであっても監督や役者のセンス次第で乗り切れる可能性もありましたが、曲がりなりにもヒーローを題材とした作品でこの手抜きぶりは致命的です。ヒーローに対するリスペクトがない、目を見張るような見せ場もない、さらには関ジャニなのに舞台が関東(スケジュール上、関西で撮ることは不可能だったのでしょう)、これでは評価できません。【ムラン】さんが仰られている通り、脚本はかなり練り上げられているのですが、なまじ出来の良い脚本のために、かえって撮影現場での手抜きが目立ってしまっています。監督も諦め気味だったのか、ラストではセブンイレブンとのダイアップをかなり露骨な形で見せてしまっています。あれは映画で許される領域を逸脱しており、もはや立派なCMです。アイドル主演のヒーロー映画なのに、見えてくるのは撮影現場の現実ばかり。夢がありませんよ。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2013-01-28 01:32:52)(良:1票)
22.  エッセンシャル・キリング
日米の予告を見る限りではソリッドなサバイバルアクションをイメージしたのですが、その内容はサスペンスアクションというよりも微妙なアート映画。”言いたいことは分かるんだけど、ねぇ…”という、「シン・レッド・ライン」を見た時と同じような印象を持ちました。主人公は名前も明かされず(エンドクレジットでようやく「ムハンマド」という名前が確認できる程度)、その人生も仄めかされる程度で、話の発端となる峡谷にいた理由も不明。会話をさせると観客にバックボーンを推測されてしまうという監督の判断からセリフは一切なく、それどころか性格すら持たされていません。ただ「生き延びる」という本能だけを持った真っ白な存在として描写されており、映画からはドラマ性が完全に排除されています。「ランボー」を彷彿とさせる前半部分にはそれなりの緊張感や視覚的な刺激があるのですが、追手の姿が見えなくなり、主人公の生存に的が絞られる後半部分にはとにかく退屈しました。この作品の言いたいことは”Essential Killing(必要不可欠な殺し)”というタイトルですべて片が付いています。「主人公は善人ではないし、惨い殺しもやるが、すべて生存のために必要な行為だった。君らは彼の行為を否定できないだろ?”生きる”ってのはそういうことなんだよ」、こういうことなのでしょうが、映画としてのサービスがあまりに欠けているため、ちっとも面白くありません。。。なお、本作はヴェネツィア映画祭で審査員特別賞を受賞しているのですが、「各部門につき受賞作品は一作のみ」というルールを曲げ、審査員長だったタランティーノの一存で与えられた受賞であることは明記しておくべきでしょう。「オールド・ボーイ」のカンヌ映画祭審査員特別グランプリ受賞もそうでしたが、自分の好きなジャンルに極端に肩入れして何か賞を与えようとするタランティーノは、映画祭の審査員には不向きな人であるように思います。
[DVD(字幕)] 4点(2012-01-28 19:53:06)(良:1票)
23.  エージェント・マロリー
インテリぶったソダーバーグがコテコテのB級アクションを撮るということで、本作についてはもしかしたら意外な化学反応が起こっているのではないかとの期待がありました(文芸映画の専門家・ケネス・ブラナーが『マイティ・ソー』をとっても楽しい娯楽作に仕上げたという前例もあるし)。しかしフタを開ければ、純粋娯楽に対してソダーバーグが抱く照れが如実に表れた、何とも中途半端な映画に仕上がっていてガッカリでした。10年前に『オーシャンズ11』でやった失敗を繰り返してどうすんの。。。 美しすぎて、しかも実力もある格闘家ジーナ・カラーノが、ソダーバーグの顔で集められた一流俳優達をボコボコに殴るということが本企画のコンセプトだったと思うのですが、実際にカラーノと対戦するのは若い俳優ばかりで、大物は参戦しません。まず、これがマズかった。観客が期待するのは、ダグラスやバンデラスが完膚なきまでにぶちのめされる姿でしょ。おまけに格闘シーンは意外と少なく、さらにはカラーノの身体能力の高さを誇示できるような見せ方にもなっていません。監督も脚本家も、要らん手を加えすぎてせっかくの素材を台無しにしているのです。この手の映画の語り口はシンプルでいいのに、結果をみせた後で過去の経緯を振り替えるという回りくどい説明が2度もあってうんざりさせられるし、黒幕は一人いれば充分なのに、二人も置いたことで話の勢いが失われています。観客は謎解きをしたいわけではありません。序盤のバルセロナ作戦は効果音を排し、音楽と編集により美意識を強調した見せ方となっていましたが、これは完全にソダーバーグの自己満足。アクション映画を見に来る人間は、四方八方で鳴りまくる銃声や、腹に響く爆発音が三度の飯より好きなんだよ。見せ場のクォリティはクライマックスに向けて尻すぼみに落ちていき、ラスボス戦を迎える頃には映画のテンションは海の底。ソダーバーグには二度と娯楽作を撮らないことをオススメしたくなるような仕上がりでした。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-07-22 22:30:36)(良:1票)
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