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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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21.  X エックス(2022) 《ネタバレ》 
作品の時代設定は1979年で、この年代はと言えばも~世は正に大スプラッタ時代!だったてなモンでして、コレまた本作とて本質的にはかなり典型的なスプラッタではあるのですし、見た目的にも多分に『悪魔のいけにえ』的だともまずは思いますよね(個人的にはも~チョイ古い『サイコ』にもかなり似てるな…と思いましたが)。大枠のみならず、細かい部分の設定や展開運びもごく典型的だとは思います(往年のスプラッタ宜しく今どき前半がほぼ「エロしか無い」てのも逆にもはや新鮮かも、と)。ただ、肝心のホラーモンスターに関してゆーならその時代相応?な「性質の反転」或いは種々の側面における更なるドラスティックさ・悍ましさ、という部分には多少の新規性が在ったかと思ったりします(でもコレとて、本質的なコトなのかと言われるとそーでもないかな…という気もしますケドね)。  どちらかとゆーと本作の新規性は、コレはアリ・アスター作品に代表されるA24(のホラー)の特性と言えるのかも知れませんが、本作はシンプルなスプラッタであるにも関わらず(前述のそのホラー主体の特性からしても)単純に空気が・テンポが「激重」なのですよね。前半はともかく、後半に入っても特にボルテージ上げずに実にじっくりゆっくりと「真綿で首を絞める様に」攻め込んでくる殺人鬼とゆーのが、個人的には一番面白く感じられた部分であります(まあ、ホラー的な意味ではこーいうヤツも観たコトないなんてコトは全くねーのですケド、重ねてこんなコテコテのスプラッタ(スラッシャー)でやられるとちょっとオツにも思えるな…とゆーコトでして)。往年のホラーファンからするともう一つ、コレっても~何かちょっとフルチ・ゾンビ的だったな…とも思いましたかね。  ただ重ねて、如何せん映画としては特に前半がだいぶ長いコト「重すぎて」あまり面白くないのですよね。ようやく後半(佳境)に入ったとて大してスピードアップしないのにも最初はやっぱかなりイライラしてたのですケド、途中から「こーいうコンセプトなのかな…」と思い始めて以降はそこそこ興味深く観れた…のですね。ただコレもやっぱ(オーラスはともかく)最後まで観ても爽快感とかキレってのは然程感じられなかったのも確かでして、個人的には「こーいうのも(偶には)アリかな」以上の感覚にはならなかったとゆーのが結論的なトコロすね。まあ流石のA24!的に、映画自体の質はまたかなり高かったとは思いますケドね。
[映画館(字幕)] 6点(2022-07-15 23:48:09)
22.  エルヴィス 《ネタバレ》 
まず、映像や音楽の面はかなり高度な出来だったのではないかと思うのですね。特に映像は、少し漫画チックな種々のアイデアも含めて全編に渡って相当に凝り抜いている…という印象で、取り分け前半1時間半くらいまでの目まぐるしいカット割りは「ココまでやる必要ある?」というぐらいに個人的にはワリと圧倒されました(=決して全然嫌いなヤツではないのです)。楽曲も個人的にはかなり好きなモノでしたし(流石に世代ではないので元々好きだったというワケでもないのですが)、この部分については主役のオースティン・バトラーのパフォーマンスが(率直にコレも)相当に高度だった・精密につくり込まれていた、と思います。その他も、衣装・美術やヘアメイクに至るまでヴィジュアル面のクオリティは細部まで行き届いて素晴らしいモノだったと思いますし、重ねて「見た目」や「聴いた感じ」という外見的な部分は総じて好い仕事だったと思うのですよね。  他方、お話の中身・シナリオの出来はごく平凡だったかな…とも。結論からゆーと、エルヴィスとマネージャーたる「大佐」の現実の関係性から見たとしても、この大佐とゆーのをトム・ハンクスにダブル主演的に演らせる…というアイデア自体は決して悪くない・間違いではないモノに思われるのも確かなのです。が、結局やはり彼らが実際にどーいう関係だったのかがイマイチ今作ではしっくりと頭に入ってこないのですね(「共依存」的なコトにせよ大佐から見ての「寄生」的なコトにせよ)。個人的には、エルヴィスがエルヴィス個人として既成の社会通念をブチ破っていく前半は(それでも)かなりテンションアゲアゲで観れたのですケド、一方でソコでも大佐とゆーのは(ソコに関しては)エルヴィスの「邪魔」にしかなってない様にも見える(+エルヴィスを利用してるダケにも見える)のですし、更に後半はエルヴィスが精神の安定を失ってゆく+彼と大佐の関係も破綻してゆく(=いよいよ大佐が単なる悪役にしか見えなくなってゆく)+だけど彼らの関係は最後まで(何とな~く)維持され切った、という種々の出来事がお話として全く説得力を持って繋がってこないのですよね。正直、エルヴィスが単なるおバカさんにも見えてまう…つーか。  ただ、お話の結論部分「エルヴィスを殺したのは『愛』だ」というコトについては、結局まあそーいうコトなのかな…と思ってしまったのはまた確かなのですね。ふた昔(以上)前の歌手の方って結構「魂を燃やして(命を削って)」歌う人達が居たじゃねーですか、とゆーか。そーいう人って(コレも結構)非業の死を遂げている方が多かったりするのだよな…とゆーのが実感として私の中に在るのでして、コレもやはりそーいう話なのかな…というコトについては個人的にはワリと合点はいきましたかね(まあ、ソレ自体とてまた平凡っちゃあ平凡……?てな気もしなくはねーのですケドも)。評価はかなり迷ったのですが、いったんこの点数で。
[映画館(字幕)] 6点(2022-07-09 01:03:40)
23.  エルミタージュ幻想 《ネタバレ》 
『幻想』と銘打たれてはいるものの、同時に90分ワンカット!の映像をそのまま観客の視聴に供しているという意欲作・実験作でもあり、そのファンタジックみもお手軽に視覚効果で出しちまえ!てコトじゃなくって結構凝ったストーリー語り・場面展開・カメラワーク・その他諸々の手の込んだ工夫でソレを醸し出している…という(思ったより)硬派な映画なのですよね。  だから、ストーリーは在って無い様な…と言いつつ、ゆーて結構(実は)しっかりストーリーは在るのですよ(会話もそこそこ長いし多いし、意味も無いよーで実はまあまあチャンと整えられても居るのですよ)。ただしまず、その「意味」とゆーのはそれなりにロシアの歴史なんかの前提知識が無いと伝わらない程度のモノではあるし、そもそもこの建付けでストーリーも具体的です、となるとどーしたってファンタジックの方は目減りする様にも思われるのですね(=ただ浸ってれば気持ち好い…というサイケデリックなヤツってコトではないのですね)。私も多少「思ってたんと違う」感じではありましたし、同時にもうチョイ勉強してから観た方が(多分)好かったなと思いました。  でもやはり、その館内ツアーが(90分ワンカットとか工夫して撮ればたぶん)そのまま映画になってしまう…てエルミタージュの芸術性っての自体はモ~凄まじいな…とも思いますね(日本で同じコトやろうと思っても、おそらく美術館系では無理⇒神社仏閣とかならナンとかなるかも…)。あと前述どおりそのファンタジックさの少なくない部分をつくり込んでいるカメラワークてのも、確かにコレは相当に高度でした。結構ゆらゆらと漂う様に動き続ける…てのがまずポイントだと思うのですが、でありながら手ブレは全く無く、そして即興的な風を残しつつも同時にまた確信的で力強く、かつ繊細でありながらも「間違える」コトなど微塵も無いというコレは(また確実に)並大抵の仕事ではねーでしょーな。そこら辺、ハマる人には超・ハマる系統の映画だとも思います(人生ベストにもなり得るレベル)。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-03 08:34:33)(良:1票)
24.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 
うーん、決して悪くはないのだケド……単純なホラーではなく、悪魔憑きホラーと法廷劇の二本立て、というかメインは法廷劇の方、といった感じで、だからというか、まずホラー面はかなり地味で分量も大したことないのだよね(確実に『エクソシスト』のレベルにも達していない、つーか)。これは当然、ホラー描写があまりに派手で「つくりもの感」満載すぎれば、リアリティが命の法廷劇との両立は無理だから、つーことだとゆーのもよ~く分かる。  ただ個人的に、そーいう取捨選択を工夫として施したトコロで、そもそもこの法廷劇は成立してるのか?と大いに疑問があるのですよ。主人公の弁護士は神や悪魔の存在を前提とした議論を吹っかけてゆくワケだけど、コレ日本なら確実に門前払いだよね、とゆーかさ。元ネタの事件は1970年代、かつ場所もドイツというカトリック信者も多い土地柄だし、そもそも最初からキリスト教の信仰・素養の全く無いと言ってよい我々日本人にはピンと来ないハナシだ、というよーにも少し思えますね。なので結局、私自身はどーにも話に入り込めなかったのです。  ただ、ラストは鮮やかに爽やかに救われましたね。重ねて、コレが法論理的に正しいのかどーかは分かりませんケド、ここに関しては非キリスト教徒の私も十二分にホッとできました。ラストの感じが好かったコトに+1しておきます。
[DVD(字幕)] 6点(2021-06-09 21:14:40)
25.  エンゼル・ハート 《ネタバレ》 
この作品、最後まで観るとコアなオカルトものなのですが、つくり自体はハードなサスペンスの雰囲気を強く醸し出しています。かつて初見時はサスペンスとして引っ張って結局オチはそっちかよ!となってしまったのが正直なトコロで、ちょっと肩透かされたというか少しモヤっと観終わった記憶があったのです。  しかし今回再見すると、オドロオドロしくもギリギリのラインでサスペンスに踏みとどまっている全体の空気感の恐怖・怪奇とリアリティの両立の具合が中々に高度な仕事なのだなあと感じたのですよね。オカルトとしても、悪魔に魂を売り渡すも更に恐るべき儀式でその悪魔から逃れようとする、というオチの部分は非常にユニークで面白いアイデアだと感じますし、巻き起こる陰惨な事件の数々も内容・描写ともに凄みと迫力が十二分です。やや展開運びにメリハリを欠く様にも思いますが、終盤は盛り上がりますし、観て損するということもない作品かと。そこそこオススメ。
[DVD(字幕)] 6点(2021-03-03 19:00:20)
26.  エジソンズ・ゲーム 《ネタバレ》 
所謂「電流戦争」を描いた本作だが、結果を抜きに当時の状況として、直流と交流のどっちが真にプラットフォームとして優れていたのかというのは、現在の我々が考える以上に微妙な問題だったのではないかと感じた(種々の関連技術の開発の進展の先も見えていない状況な訳だし)。  しかし同時にこの戦い、その新ビジネスの主導権争いとか技術的優位性の実際とかといった本質的で理性的なものと言うより、本作ではひたすらに、ただエジソンとウェイスティングハウスの「意地の張り合い」である様にも見える(怒り狂って形振り構わないエジソンと、バカに付き合ったら負けだと思ってるウェイスティングハウス)。そうなるとこれは男の面子の問題なので、特にエジソンは全くと言ってよい程に冷静さを欠いており、結果として理性的とは言い難い極めて醜悪な争いを繰り広げる、というワケだが、イザ勝負がついてしまえば(冷静に戻ったのか)ラストはお互い実にアッサリしたものであった(ここの描写がホントなのかどーかは知らないが)。  映画としては少しエピソード(話の内容)が不足気味なよーにも思えるが、娯楽作としてはそこそこ。
[映画館(字幕)] 6点(2020-06-21 16:46:57)
27.  映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 《ネタバレ》 
評判が良いのでわざわざ観に行ったものの、完全に子供(と言うか幼児)向け映画で、これを心から楽しめると言う程純真で素敵な大人に育っている訳では、残念ながら全くないのである。大人でこれを楽しめると言うのは、ちっこくてカワイイすみっこ達がてんやわんやしているのを眺めてるだけで満足と言う、はっきり言えば女性(で、かつ心に余裕の有る人)ではないかと思う。ただ、子供向けながら手を抜かずにしっかり丁寧に(かつ子供の理解に困難が生じない様にバランスを保ちながら)つくられているのは一目瞭然で、子供向けとしては文句無しに非常に良質な作品だと思う。
[映画館(邦画)] 6点(2019-12-08 17:46:08)
28.  エクソシスト 信じる者(2023) 《ネタバレ》 
うーん…根本的には、ちょっと「捻り過ぎ」「考え過ぎ」て感じなのかなァ…………  かの名作の正統続編に相応しく、冒頭からの前半はそれこそ、重厚過ぎる程に重厚・本格的過ぎる程に本格的(ホラー)てな感じの好ましい質感を貫いて居る、のですし、ソコで端的な映像のクオリティについては(コレは最後まで)まずまず以上の高水準を維持していた様に思えるのですね。しかし、前述のその質実剛健な(≒キョウビのホラーと比較したら確実にややテンポの重い)前半を越えて以降は、流石にちょっと支離滅裂・分裂症気味と言っても好い様な「迷い」しか感じられない様な展開運びだったとも思われるのですね。中で、バチカンが(今どき)悪魔祓いなんて許可しねーだろ…とか、そもそもカトリック的に伝統的なる宗教儀式で悪魔をブッ倒したトコロで(色々な意味で)もはや面白くもナンともねーだろ…てコトだとか、そこら辺の大人の事情的なモノは私とてまた想定の範疇には在るのです。がそれでも重ねて、今作のクライマックスが何故にこ~んなフラっついた代物になってしまったのかは理解に苦しむってレベルのコトではありますし、んで一番根本的には、コレって・この終い方って確実に「悪魔の勝利」の方だった…としか思えないのも(また)事実なのでありますのよね。。  いちおう、当初は三部作を予定していたってコトらしくって、ただそれすらも今作の大コケによって多少(否だいぶん)雲行きが怪しくなって来ちゃってる…位のコトではある様ですし、ソコには全く(私自身も鑑賞後には)大いに納得してしまったトコロでもありますよね。そのコトについては個人的にもう一つ、クリス・マクニール=エレン・バースティンって、彼女も(あくまで50年前の前作においては)今作みたいな感じになるって感じのキャラだったっけ?みたいに、結局はその辺にすらもかなり高度な疑問が感じられちゃって⇒だから登場した正にその瞬間…以降はその貴重な再登板の喜びすらもあんまし感じられなかった、と言いますかね… (⇒また個人的には、何故にこ~んな脚本に納得しちゃったんだろ?とすら思っちゃいました…) (⇒三部作つくり切れたなら、その意図が完璧に伝わる、とかなら好いのですケドも…)
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-23 21:09:25)
29.  SF/ボディ・スナッチャー 《ネタバレ》 
最近、元ネタの方を観てから今回再見してみると、思った以上に「まんま」なんですねコレ…(⇒でも、大昔に元ネタ知らずに観た時も「古いなァ~!」と思った記憶は在りますケドも…)とは言え、元ネタは80分位なのにコッチは軽く1.5倍の尺には為ってるのでして、そしたらソリャ~こ~なりますよねって感じにグダグダしてますよね。それでもラスト30分位は、筋書き的には大まかには同様ではありつつも時代相応に(ある程度)派手+グロくはなってるので、全く使い道が無いってホドではね~かな~とも思います…ケドも個人的にはどっちかちゅーなら元ネタの方を観た方が好いかな~とも思いますかね。どのみち、アクセスし易い方を観るしか無い様な気もしてますケド。。  一点、元ネタは何となくアメリカの「田舎」が舞台なのですが、コッチはフツーにサンフランシスコが舞台なのですよね…個人的には、そーいう開放的で繋がりの薄い(=隣に誰が住んでるのか知らない…的な)コミュニティを舞台にしてんのも、却って逆効果じゃね?と思ったりもしました。まあ、アメリカだとシスコでも&この時代ならば、今の日本ホドにそーいう感じでもなかった…というコトかも知れませんケドね。
[DVD(字幕)] 5点(2024-02-21 00:53:15)
30.  エクスペンダブルズ ニューブラッド 《ネタバレ》 
お久し振りのシリーズ4作目ですが、うーん………率直に、期待して観に行くとややガッカリみたいな感じかと思うのですが、B級アクションだと思って観てやればそんなに悪くもないかも…てのが一番しっくり来るって感じすかね。。  再度、4作目ですが、3作目までと比べてもまず確実に格落ち感は否めません。シリーズとしては本来、スタローンをメインにシュワちゃんだのブルース・ウィリスだの(最終的にはメル・ギブソンまで)大物が勢揃いしてたワケで、だからステイサムは(彼も1作目から出ては居ましたケド)あくまで若頭的なポジションだったと思うのです⇒その辺の大親分連中が流石に卒業しなさって(+スタローンも流石に一線を引いて)で替りに入ったのが結局トニー・ジャーとイコ・ウワイス…みたいなコトだとすると、ソコは流石に格落ちと言ってしまっても許されるだろう…と。加えて、アクション(映像)もやや安っぽい=近年の中華娯楽映画みたいな「コマが少し足りてない」感じのCGシーンも結構目立ってましたし、何よりお話の方が「やりたいコトは分かるケド⇒そのやり方が全部雑で安っぽすぎる」みたいなごく残念な感じでもありました(コレ自体は前作までだってそーいう感じだったかとも思いますが、やはり確実により酷くなってる…みたいなコトではあります)。  重ねて、いちおうB級と言うホドに安上がりにつくった映画でもなさそうなのですケド、実際には諸々とB級として観た方が好い…という作品だと思います。ただ、その「B級として観る」分においては、個人的には十分に暇潰しには為ったかな…とも思うのですね。結局私、派手なアクションも好きですケド、同じ位にシンプルな肉弾格闘も大好きなのですよね⇒だからトニー&ウワイス&ステイサムの揃い踏みなんて、も~嫌いなワケないだろ!という実に単純な理屈ですよ。また個人的には、ステイサム自体だってこーいうB級映画で王様やってた時の方が(より一層)好きだったりもしますしね。皆様も、ごく気楽に観に行って頂ければ。
[映画館(字幕)] 5点(2024-01-14 19:05:59)
31.  AVA エヴァ 《ネタバレ》 
ジェシカ・チャステイン主演ですが、サイズ的にも大作アクションというワケでは全くなくて、そのジャンルとしては中規模…という感じのスパイ・スリラーでありますね(ジェシカさんは犯罪組織に使われてる暗殺者、と)。で、少々奇抜な…てのがそのジェシカさんのキャラ設定でして、そこそこ腕の立つ暗殺者なんですケドその人物像として自らの家族関係にしこたま問題・わだかまりを抱えて大いに悩んでいる…という(その面では)ごく等身大のアラフォーてな感じなのですよね。だから、暗殺者としては血も涙も無くバッサバッサとブッ殺しまくってゆく一方で、片や家族絡みでナンかあるとすぐ泣きだしちゃうよーな情緒不安定な面も備えている…と言いますかね(マジで、軽く4、5回はメソメソしちゃってるシーンが在ったのですわ)。  正直好いか悪いかでゆーたら、結果的にはあんまし効果的ではないアイデアだったかな…と思ってまうのですよね。ゆーてその家族の問題という人間ドラマの側面とて、妹と恋人を取り合ってる!だの、親の介護をどっちがやるんだ!だの、或いは親父がちょいクズ気味だったらしい…だの母親もまた自己中で…だのと別にヒジョーに在り来りでかつ(尺も短いので)描写に深みが在るワケでもないし、他方でアクションは質・量は(この規模の映画として)別に悪くはなかったですケド、その(ワリとどーでもいい)人間ドラマでサンドイッチされてるのでテンポ・スピード感はまたイマイチだし…と。個人的にはもう一つ、やっぱりどーしたって「暗殺者」という人種の在り方として、家族間の関係性につべこべと思い悩むよーな「共感力」のごく低くない人間てのは、無関係の無辜の人間をカネ貰って殺す…なんて仕事には絶対に向いてないと思うのですよね。その意味ではある種「人を殺す」という出来事に対するリアリティが(残念ながら)希薄な映画だ、とも思うのですよ。基本、娯楽系のアクションでかつ人が結構死ぬよーな映画ってのは、極力その部分に対する葛藤を生じないよーに(逆に)工夫されてるハズ…だとも思うのですケド、今作はソレを人間ドラマと混ぜこぜにしてるモンだからその辺が弊害として少し顕れてきちゃってる…というコトかとも思いますよね。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-10-11 23:35:37)(良:1票)
32.  エマの秘密に恋したら 《ネタバレ》 
原題も『Can You Keep a Secret?』で要は「秘密」がテーマです。が、主人公の女の子が秘密をブチまけた相手が勤め先の社長?で、その後ふたりが(当然の如くに)どーにかなってゆく…というメインの筋も含めてそもそもクッソ在り来りなお話ではありますし、主演のアレクサンドラ・ダダリオにせよタイラー・ホークリンにせよ、正直こんな30代の好い大人にやらせるべくお話だとも(個人的には)全く思えませんでしたよね(⇒邦画の中高生向けラブコメとかならともかく…てか)。  このとーり、特に何かしらに引っ掛かるコトも無くほぼノーストレスで超・暢気に観れる…というコト以外にシナリオに価値ってのは無いのかな、とすら思います。とやはり要点は、全編通してゴチャゴチャと散りばめられ続けるコメディ描写を如何に楽しく観てゆけるか…というコトに結局はなって来ちゃうかな~とも思ったり。しかしコレとて、例えば主演のダダリオちゃんも基本、終始一貫して「ナニを言ってるのかサッパリ分からない」とでも言いますか、そこそこ大勢登場するキャラ達が総じてみんな「変な人」で、かつ彼らがシンプルにただ終始ボケ倒している…というコレもある種コメディとしては極めてオーソドックスな(=ややもすると多少「低俗」な)系統だと思います、し、その部分にもやはりウィットやセンス・あるいは「品」などといったモノは殆ど見て取れなかったかな…とも(率直に下ネタとかだってワリかし以上に多くてですね)。重ねて、ボーっと暇潰しに眺めるダケなら特に無害な作品…かとは(ギリ)思うのですケド、ま~あんまし好きじゃなかったかな…て人も多いかもな、と(私は特に嫌いってホドではなかったのですケドね)。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-05-30 23:50:17)(良:1票)
33.  エターナルズ 《ネタバレ》 
世評は微妙な様ですが、個人的には結構楽しめました(こーいう矢鱈と大袈裟な話も偶には悪くないですね)。ただやっぱり、どーにも話が大袈裟すぎて今までのMCUの雰囲気からは完全に逸脱してるな~とも思うのですし、今後コレをシリーズに整合させるってのにも(観てるコッチですら)非常な心配・疑念が隠せない…というレベルかと。まあこの世評の感じは重ねて、単純に「思ってたんと違う(違いすぎる)」というコトなのだろうな、とも思うのですケド(だから割り切って観ればそこそこ楽しめるのではねーでしょーかね)。  とは言え、やっぱちょっと大袈裟を通り越して超越的な話だとも感じるのですよ。セレスティアルズは完全に「神」なる存在に見えており、だからもはや敵とか味方とかそーいうモンでもねーのじゃないかとすら思われる…つーか。一種の神義論みたいなコトであって、連中がやってるコトの真の目的や生じるメリデメも(おそらく我々には)掴み切れない以上、根本的に「善悪」の判断が付かない話なのではないか、と。その意味でもMCUみたいな勧善懲悪ヒーロー映画とは絶対的に相性が悪そうな気がしてますですね(『エターナルズ』方面にMCUの雰囲気を寄せてゆくと、なんか興行収入がジリ貧になってっちゃうよーな気がする…つーか)。もう一点、そーいうセレスティアルズを主敵にしてる一方で、そいつらに比べるとあまりにどーでもいいディヴィアンツとかいう連中とも戦わされるという今作の設えは、これも少しバランスが悪すぎた…とも思いましたかね。  今作についてはその他、アクションは意外にまずまず面白い+演技も揃って結構上質(特に熟女二人の存在感が抜群で)という加点要素と、中盤の中弛みがちょっと深刻、という減点要素がシンプルに在ったかと思います。そこら辺含めて(長尺なのに中弛みしてるとゆーのを重く見て)評点はこちら側に倒しました。展開運びや編集そのものは(少なくともその辺り以外は)まま悪くなかったか、とも思うのですケドね。
[映画館(字幕)] 5点(2021-11-21 15:11:30)
34.  エクトプラズム 怨霊の棲む家 《ネタバレ》 
いちおう実話ベースということらしいのですが、お話に高度にリアリティが保たれているとかそーいう感じでもなく、ごくごく普通のアメリカン・ホラーという風ですね。しかし、実話ベースの弊害的側面とゆーか、今作のメインの怪奇現象はその分類としてはポルターガイスト系(+幻覚)というホラーとしては若干地味めな方のヤツで、序盤から怪異のシーンは割と豊富にチョコチョコ入り続けるのですが、正直あまり怖い・恐ろしい、という感じでもねーのですよね(とりあえず、スラッシャーとかで容易に発生する「命が危険」という意味でのシリアスなシーンなどは殆ど無かったりで)。  序盤30分くらいが完全にそーいう感じのジミ~な展開であんま面白くなくて、中盤は徐々に謎が解き明かされてゆくので序盤よりはマシですが凄みはやはり欠いていて…ただ、終盤はそれでもまあまあでした。今作の一番のウリは登場する亡霊の見た目の禍々しさだと思うのですが(耳無し芳一状態の死霊どもは日本人にとっては見た目ポピュラーですが、やっぱ中々に気味悪いし)、そーいう死体が屋敷の真ん中にワンサカ隠されていた、とゆーのは中々どーして怖気が走ります。何故かアッサリとグッド・エンドに倒れてしまう結末も、これもなんかアメリカンだなあという感じですが、こーいうの悪くないね!という人も比較的多いのではないでしょーか(個人的にも、アリか無しかで言えばギリ、アリの方かなあと)。
[DVD(字幕)] 5点(2021-06-25 21:11:17)
35.  AI崩壊 《ネタバレ》 
うーん…良かった点を挙げるとするなら、中盤以降のサスペンス展開は(内容はともかく)運び方自体はそこまで悪くなく、そこそこ緊迫感は維持されていたのと、同じ人工知能でも「コンピュータ」とか「スカイネット」とか言われるよりは「AI」って言われて舞台も2030年の日本としてみると、やっぱり身近さと真実味がだいぶん増すのは確かだと思ったし(AIも将来ホントにそういうの出来てきそうな感じな設定だし)、あと映画自体の質も予算が潤沢なようでかなり高いレベルにつくり込めているとは思った。  ただやっぱり、この色々とイマサラ感120%な題材の映画として、AI暴走の直接原因・その裏の黒幕とかにせよ(政府の陰謀とかやっぱり絡んでくるし)、中盤の追いかけっこにAI(というか実質監視カメラ)を絡めた描写にせよ、そしてラストの大オチなんかも含め、総じて肝心なトコロに大したアイデア・新機軸を感じない平凡な出来であったのはこれも確実で、何か一つでも目新しいものを、と思って観に行った期待は残念ながら裏切られたとしか言い様が無い。まあ別に大して期待はしてなかったけど(だってこんなダサい邦題正直見たこと無いし)。大甘に甘くつけてこの評価としたい。
[映画館(邦画)] 5点(2020-02-01 21:44:39)
36.  エスケープ・ルーム2:決勝戦 《ネタバレ》 
うーん、やってるコトは似た様なモンなのに、コッチの方は(何故か)だいぶん面白くないのですよね~とは言え、前作の方がギミックも率直に面白い・ユニークなモノが多かった気がしますし、プレイヤー=犠牲者側にも裏事情や対立構図があったり、あとは黒幕も謎だったり(⇒コレは別に謎ではあったケド結局のトコロは在り来りなオチではありましたが)と、スリラーとしてはほぼ全ての点で前作の方が上でしたかね。ラスト付近のドンデン返してやったぜ!(というワリには正直スッキリしないヌルっとした結末)の辺りのドヤ顔で勘違いしてる感じもかなり痛々しかったですし、結論、前作からはかなり下げてこの評価としておきます。無念。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-10-24 14:57:34)
37.  N号棟 《ネタバレ》 
ムムム…質感はB級以上A級未満、といった感じでそこそこ予算が取れてそーな感じなのですが、脚本のレベルの方はハッキリ言って激・稚拙なのですよね(=粗が凄く目立つ)。でも「心霊現象をダシにしてカルト宗教を組織する+その舞台がボロい団地」というコンセプト自体は、シンプルにワリとありそうでもあるしホラーとしても結構怖く出来そうだし(=イヤ~な描写を色々思いつきそう)そしてどっちにしろ和ホラーならでは…という質感のモノにも為りそうだし、で確かに相当な良アイデアにも思えるのです。加えて、萩原みのりちゃんは絶賛売出中、筒井真理子さんもゆーてホラー・スリラーと親和性ごく高そうだし、で実は結構期待してたのです…ケドも……  結論、結局はナニに一番不満が在るかとゆーと、敵ってよりはむしろ味方、つまり主人公パーティの行動のチグハグさなのですよね。卒業制作の取材とゆーて別に半分遊びに近いよーなコトだってのに、明らかに状況が不穏→不審→不可解・危険と急激に悪化してゆくにも関わらず基本的には団地から逃げようともせずにノンビリ留まっては謎解きの真似事したり(乳繰り合ったり)仲間割れオッ始めてみたり、他方で団地の見るからに怪しい連中に対する態度もまるで一貫しなかったり…てな具合の支離滅裂さでありまして、ですね(終いにゃ友達2人はいつの間にやら洗脳されちゃってるし)。巷では日本版『ミッドサマー』とも言われてるよーですが、確かに(悪い意味で)終始緊迫感が無い→どーにもホラーになり切れていない、というコトではあるかと思いますね(加えて、そーなってる状況・理由のつくり込みも『ミッドサマー』よりは大いに雑で)。  また、この不自然さはある種「意図的」なモノかとも(ふと)疑ったのですが、私の見たトコロ残念ながらコレはおそらく監督(兼脚本)の力量がポンコツなダケですね。何故なら例えば、みのりちゃんは事あるごとにしきりに「カメラ回して!」と(高圧的に)叫んでくるのですが、だから多分POVのホラー描写をどっかで入れてくるんだろうな…と思って観てたのですケド結局そんなシーン一個も無くって、要はつまり、コレに関してカメラ回す意味(=必然性)なんて殆どドコにもナニも見当たらないのですよね。こんな感じで総じてどのシーンにも確固たる理由・意図とゆーのがあまり見受けられなくって、つまりは全体的に細部までの方針検討・取捨選択までは出来てない…というコトだと思われるのです。コレ、ワリと初歩的なハナシだと思いますね。  もう一個だけ、ホラーにおいては不可解さ・不自然さとゆーのが時としてスパイスとして効果し得る…とは(常々)思ってます、が、基本的にはソレは敵の行動原理や敵の能力の発揮度合(・効果範囲・発動条件)等のカテゴリー内にごく限られるモンだとも思います。殊に、味方の行動が支離滅裂とゆーのは(ソッチはソッチで)基本的には許されないし、許されるとしたらその部分には何らか合理的な理由・説明がチャンと在る…というコトでないとダメかな、と(単にバカだから、とかは論外で)。そーでないと結局は、主人公がどーなろーが(そのうち)どーでも好くなってしまう…と思いますよ。主人公がどーなろーがどーでも好い、はもうホラーとは言えないですよね。
[映画館(邦画)] 4点(2022-05-04 22:10:56)
38.  影裏 《ネタバレ》 
起・承・転・結というのがお話の中にあるとして、まずとにかく起・承のパートは(平坦で)長すぎる。そしてその上に転・結の方のインパクトが弱すぎる。なかなか内容・シナリオ自体のみにでも観る価値を見出せる、という作品にはなっていないかと。  原作未読ですが、そっちの方は小説・文章としての表現技法・構成の工夫等でこのお話を「読ませる」のに成功していた、というコトなのでしょーかね。映画でそれを「再現」するなら、雰囲気づくりや演技のつくり込みをこだわってゆくしかない(かなり「生活感」というものの溢れる作品なので、画的な美しさ・芸術性で勝負しよう、という感じでもないと思うのですよね)かと思いますが、その雰囲気や演技というのも全体的に決して悪くはないのですが、前述のお話としての弱々しさを十分にカバーできている、というレベルでもないと思います。それでも演技なんかは、よく見るとキャストがかなり豪華なのもあって随所で相当にレベル高かったとも思いますケドね(國村隼とか特に)。  もう一つ、というか一つだけ褒めておくならば、綾野剛よりは松田龍平ですかね。彼のキャラクターそのもの、でもあるかと思いますが、善人なのか悪人なのか何とも得体の知れない(一種不気味な)感じというのはそれなりに独特で面白かったですし、その部分に関しては作品に求められている(=キャラクターを成立させる)クオリティにまで達していた、と感じています。
[DVD(邦画)] 4点(2021-03-22 20:19:02)
39.  映画 賭ケグルイ 《ネタバレ》 
ギャンブルが題材の作品として致命的に不出来だと思うのが、借金がどーたらゆってはいるものの、負けたら命取られるかの様な敗北の「重さ」がまるで感じられないという点である。生徒会から大金配られて(身銭ですらない)、チャチで緊張感の無いゲームでそれを取り合いっこして、何が凄いんだか分からない連中がさも「私スゴイのよ」オーラを出しまくってテンションMAXの珍妙な芝居を繰り広げる様から感じられるのは、ただひたすらに背伸びしたお子様の幼稚さ&この上ない上滑り感である(ガキの遊びにしか見えないのよね)。絶対に負けられない勝負なら、例えコイントスですら手に汗握る極上のギャンブルに為り得る。それに比べれば、賭博のゲームがそれ自体として面白く工夫されている必要など全く無いのである(てか本作のギャンブルゲームの仕掛けはかなり稚拙で、別によく出来ているとは微塵も思わないけど)。  唯一、絶対に負けられない感を多少なりとも出していたのが福原遥で、この人のイカレ芝居には背景がある分だけそこそこは興味深く観ることが出来た。女優として新境地を切り開いてる感も全開で、そこは中々に感慨深い。
[インターネット(邦画)] 4点(2020-01-12 21:39:36)
40.  江戸川乱歩の陰獣 《ネタバレ》 
頽廃的な雰囲気や美しい出演陣は良いのだが(特に香山美子の美貌)、肝心の謎解きが(乱歩最高傑作とも称される)原作と違って非常に雑で、サスペンス映画としては正直イマイチ。所々に原作から発展させた良い演出・展開の改善点もあるので、とても残念。
[映画館(邦画)] 4点(2019-11-20 21:40:10)
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