2. X-MEN2
アメコミに詳しくない私は、ひたすら重く、ある意味難しい本作を観て「ほんまにええんか?」と心配になったものだが、マニアな友人の話によるとアメコミとは本来こういう話が多いんだそうだ、それにしてもB級エンターテイメントとして売るなら、前作を観ていないユーザーをバッサリ切ってしまうのはいかがなものか?とも思う。内容的には、何でもアリな展開が安直な気がしないでもないが、そこはそれ「Xメン」とはそういうものだ、という説得力がある、これは作品が優れているというよりもブランド力によるものであるのは間違いないのだが、個人的には一昔前のSFマンガ、例えばサイボーグ009なんかを見ているような感覚でけっこう楽しめた。 ただ、どうもしっくりこなかったのがウルヴァリンの戦闘シーン、あんな武器(?)で闘っているのだから、シーンはもっと残虐なものになるはずなのだが、レイティングの関係からか肝心な箇所は巧みに隠されている、別に残虐でなければいけないわけではないのだが、ウルヴァリンの場合、そういう「痛い」表現は必要なのではないか?そもそも隠しているだけでやってる事は同じなのだし、スタッフも苦労して「痛さ」を表現しようとしているのはわかる、これは本作への苦言と言うより、「見えなかったらOK」といったどっかの国のポルノ規制のような意味の無いルールへの苦言としておく。 それにしてもミスティークの夜這いシーンは凄かった、お色気シーンが大好きな私でさえ「出てけ!」って気持ちになるほどの嫌悪感(イイ意味で)を感じた。 7点(2004-06-15 00:42:17)(良:2票) |