1. 永遠の片想い
韓国での公開年は2002年。ということは、チャ・テヒョンは26歳、ソン・イェジンははたち、イ・ウンジュは22歳である。ついでにいえば、いまをときめくムン・グニョンのスクリーンデビュー作がこの映画で、当時15歳。キム・ナムジンも出てたのはぜんぜん知らなかった。貸し本屋のおにいちゃんが出たときは、あれ?と目を引かれたのだが、顔がなかなかはっきり映らなくて、確信したのは最後の軍隊のシーンだったりする。 いや、話がそれた。役者の実年齢はあまり関係ないのかもしれないが、この映画の清新な味わいは、やはり主演の3人の清潔感にあると言えるだろう。ほんとに自分たちが青春まっただなか、っていう雰囲気は、作ろうと思って作れるもんじゃないんだよね。その年齢でしか表現できないものって、やっぱりあるような気がする。 タイプの違う美女ふたりにはさまれるのは、チャ・テヒョンくんじゃないといけない。もっと絵に描いたような花美男だったりしたら、そうでなくても少女マンガのような脚本なのに、クサくて見るに耐えなくなりそう。 確かに泣かせる映画なのだが、見た後は妙にすっきりする。ストーリーは三角関係とか、友情と恋愛とか、とくになんてこたないのだが、時間を行ったり来たりすることによって、伏線がきれいに回収されていくからかな。セリフがシンプルで、長台詞がほとんどないことも、その印象を強めているのだろう。 3人が小旅行をするシーン、再会シーン、バックのしたたるような緑が美しい。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-26 20:29:11) |
2. 英語完全征服
完全にマンガ、というか、実際にアニメとの合成シーンもちょこちょこ出てくるのだが、勢いのある少女マンガみたいで、けっこう好きだなー、これ。 イ・ナヨンのコメディ演技もいいし、チャン・ヒョクの軽いにーちゃんぶりも、実によく似合っていた。ケンカするときは、女の子でも、やっぱりパッチギらしい。 アメリカ人の先生が、まだ韓国語がヘタでパンマル(ぞんざいな言葉)しか話せないのだが、きれいな若い女性が、まったく場違いな乱暴な言葉を使うおかしさとか、韓国語なまりまくりのおじさんが、丁寧語を方言で指導しちゃうおかしさ、かわいらしさが、字幕じゃちょっと伝わらないかなー。「言葉は人格なんだからていねいな言葉を学びなさい」というのは、アホなシーンの連続の中で、とても感じが良かった。このへんが、ラストの告白シーンにもつながるわけよね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-17 22:42:34) |
3. エリザベスタウン
決して悪い映画ではなかったが、オーランド・ブルームはキルスティン・ダンストに食われ、さらに出番の少ないスーザン・サランドンがいいところをもってったという感じ。音楽が楽しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-27 17:59:54) |
4. エリック・ザ・バイキング
ファンタジーとしての映像のちゃちさが、今見ると笑いどころになってしまっているというのが、なんともはや。まあ、それも含めて、気楽なコメディーとして、楽しく見られるけど。 マッチョさのかけらもないティム・ロビンスが、バイキングの長の息子、というミスマッチがまず笑える。脇役も存在感のある役者ばかりで、決して子供だましではない。けっこう好きかも。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-27 17:26:40) |
5. エレンディラ
ガルシア・マルケスの世界の見事な映像化。 美術、音楽、演出、演技、どれも、あまりに自分にとってツボで、だれかに頭の中をのぞかれたかと思うくらい。 怪演というほかない、イレーネ・パパス、あくまでも可憐なクラウディア・オハナ(むかし、時計の CM かなんかに出ていたんだが、覚えている人は年がばれますな(笑))、どちらも別の意味で美しかった。 [ビデオ(字幕)] 10点(2007-07-25 16:03:54) |
6. X-MEN:ファイナル ディシジョン
この手のどっかんどっかん派手な映画は、劇場で見るに限る。というか、DVD だとアホらしくて、途中で寝ちゃう。出てくる女優がみな美しくセクシーで、楽しかった。 [映画館(字幕)] 6点(2007-07-24 17:29:49) |
7. エド・ウッド
軽薄で挙動不審なデップが最高。ビル・マーレイもよかったし。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-22 17:20:41) |