1. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 この物語をそもそも受け付けない人には向かないが、ファンであれば超大満足の傑作になった。いろいろ粗を探せば文句をつけたくなる箇所はいくつかあるが、夢中で鑑賞したので、そういう減点をしようという気にはなれない。というわけで冷静に評価すれば8点から9点の間というところが妥当でしょうけど、四の五の言わせないだけの凄みがあるので、あえて満点とした。 新キャラのマリがエヴァンゲリオン仮設5号機で使徒と戦うところから始まる今作品はほぼ新作。TV版のエピソードや使徒の基本デザインを借りてきている部分もあるが、展開は完全に新しいものに。特にアスカの扱いが(おっとこれ以上はネタバレ)ストーリーはずいぶんとすっきりしてエンターテイメントの要素が高い。使徒との戦争は高揚感も迫力もこれまでの作品とは桁違い。映像のセンスが凄くて目は釘付け。 登場人物の心の葛藤も良く描けていてクライマックスに修練していくドラマの組み方も見事。そのまま「完」でもいいくらい満足した。 ただ、それくらい今回の第二部の完成度があまりに高いしストーリー的にも行くところまでいっちゃっているので、第三部以降はどうなるのかちょっと不安。 [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2009-07-24 03:43:53)(良:2票) |