1. エクソシスト 信じる者(2023)
《ネタバレ》 さすが本家の続編だけに手抜きなしの力作にはなっている。 信仰心の衰えた現代では悪魔の方が遥かに強大となっており、本作では悪魔にいいようにあしらわれている。 せめて悪魔に一矢は報いてほしかった。見応えはあったが見終わって「ああ、面白かったぁ」と言う満足感にも乏しい。 神を信じても救われないが、悪魔を信じても確実に地獄行きだよ。 そのことを知らずについ叫んでしまったお父ちゃんに合掌。 (追記) 本作も3部作だそうですね。最近は3部作が定番のようだ。 と言うことで本作の評価には直接関係ないが、何でこう言う作りにしたのかが見えたんで1点減点します。 リンダ・ブレアもねぇ。そう言う事か。。。 [映画館(字幕)] 6点(2023-12-01 15:51:56) |
2. エスター ファースト・キル
《ネタバレ》 見る前は「多分サイコパスの殺人物になってるだろう」と思ってましたが、思ったよりは面白かったです。 エスターの異常性とファザコンとママへの反発も健在だったし。 ただ、ラストはいただけないです。兄ちゃんグサグサ刺されまくってて何でエスターが疑われないの? これで一家3人が焼死でエスターが孤児院行きなんていくら何でもあり得ないでしょ。 燃え盛る炎の中を笑いながら歩くシーンでも「輻射熱で黒焦げやろ!」と思い切り(心の中で)突っ込んでました。 出来としては前作以下なのは間違いないですね。 それにしてもイザベル・ファーマン、26歳で10歳の役を違和感なしでこなして「凄ぇ」の一言ですね。 [映画館(字幕)] 6点(2023-03-31 22:29:18)(笑:1票) |
3. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
ストーリーはとっ散らかっていますが、最後は家族の絆が勝利する王道のハリウッド映画でした。 エヴリン演じるミシェル・ヨーは、アクションから演技までマルチにこなす女優として華々しい活躍ぶりで、アカデミー賞の作品賞はさておき彼女の主演女優賞は確実でしょう。 面白いし退屈もしなかったけど、私には正直あまり刺さらなかったです。 個人的にはエヴリンの旦那がインディージョーンズのあの子役というのが感慨深いが、私には彼がジャッキーチェンに見えて仕方なかったです。。。 [映画館(字幕)] 6点(2023-03-04 09:03:12)(良:1票) |
4. X エックス(2022)
《ネタバレ》 これは極めて真面目に作られた「アンモラルなスプラッター&スラッシャー映画」ですね。 シチュエーション的には田舎の農家を訪れた若者たちがイカれた家主に襲われる訳だが、真面目と呼称したのは作りが非常に丁寧な事。若者6人も個々のキャラクターが丁寧に描かれており、家主の老夫婦の異常な状態も合わせて描かれている。老婆が牙を剥くのは中盤を過ぎたくらいで、これ以上待たせたら「まだー」と文句の一つも出てくるギリギリのタイミングだった。若者たちが殺されて当然のイカれた連中ではなく個々にキャラが立っていたのが良かった。これも「真面目にポルノ映画撮ってんなー、お前ら」だけど。最後まで緊迫感あふれる攻防であった。 [映画館(字幕)] 7点(2022-07-08 18:23:43) |
5. N号棟
《ネタバレ》 遅まきながらやっと見ました。遅くなった理由は単に「つまらなそう」に見えたから。 これ以上遅くなると上映自体が終わると言う段になって「ホラーファンとして見なくて良いのか?」と言う怪しげな囁きが聞こえて来たので、諦めて劇場に行きました。 結果、想像通りつまらなかったです。ストーリーがほぼ支離滅裂、かつ共感できるキャラが皆無、と言う事で終始口ポカンの状態でした。こいつら明らかに変さ満開の連中相手に何であっさり洗脳されるのか?そこに納得性が全く無く「んー、馬鹿だからだな」と強引に納得するしかない。主人公の終盤の行動も全く意味不明で「これ、撮ったフィルムを適当に繋ぎ合わせただけじゃないのか?」と思うしかなかった。この手のホラー映画のラストに唐突に流れるラップ調の音楽も「そうか、これはラップ音に引っ掛けたのか。しょーもな」とこれも強引に納得したのでした。と言う事で、それなりに見た価値はありましたよ。それなりに、ですが。 [映画館(邦画)] 4点(2022-05-12 00:44:04) |