1. エクス・マキナ(2015)
《ネタバレ》 想像の裏を突いてくるストーリーにやられた。いやあ、なんとも皮肉的なエンディングで好き。 作風は静かだけど、しっかり脚本と映像で魅せてくれる現実味のあるAI作品。 「主人公」「社長」「AI」の3者間で繰り広げられる頭脳戦に最後までしびれた。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-19 19:16:58) |
2. 映画 聲の形
《ネタバレ》 聴覚にハンディキャップがあるヒロインの純真さが光る作品。 逆境に居るにもかかわらず、周りを穿った見方をしないのが素敵で心打たれた。 ひっかかった点として、肝心の主人公の石田将也がナヨナヨ系男子で駄目だった。 ストーリーが連結悪くて一貫性を感じられなかったのも残念。 [DVD(邦画)] 3点(2017-06-03 22:59:56) |
3. X-MEN:アポカリプス
《ネタバレ》 期待通りの世界観。 このシリーズは肩が凝らずに見れてイイ。 マグニートーやプロフェッサーの過去が明らかになって見応えあり。前作でも良かったクイックシルバーの活躍が本作も見れて満足。 全体的な盛り上がりとしては前作の「フューチャー&パスト」をやや下回るかな。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-04-05 20:25:44) |
4. MI5:消された機密ファイル <TVM>
《ネタバレ》 スーツを着こなしたMI5のスパイと聞くと007が思い出されるが、本作諜報員はやや年齢が高め。上品な着こなしの紳士の落ち着いた演技が魅力。 国家がらみの陰謀に対峙する、という脚本のスケールの大きさはスパイもの好きにはたまらなく高揚感を味わった。 ただ、肝心の黒幕とのやり取りは地味に始まって地味に終わる。007作品みたいにド派手にやってくれとまでは思わないが、もう少しサスペンス色を加えてほしかったかな。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-02-17 19:10:55)(良:1票) |
5. 映画 深夜食堂
《ネタバレ》 寡黙ながら単刀直入な物言いの渋いマスターと、深夜の静けさ。雰囲気のいい映画で、作品としては悪くない。 ナポリタン、とろろごはん、カレーライス、とメニューごとに登場人物が出てきて、その客の生きざまにスポットライトがあたる進行も見やすく好きだ。 ただ、欠点としては、内容が薄い。雰囲気に酔えるものの、食堂に来る客のバックボーンが面白味に欠け、どうも二流ドラマを見てるような浅さを感じる。多くとは言わないが、マスターの人となりをもう少し描いてくれたらまた見方は変わるかもしれない。また、所々の演出が「惜しい」と素人目で感じる場面が幾度かあった。 [インターネット(邦画)] 6点(2017-01-30 02:40:01) |
6. 映画 ビリギャル
《ネタバレ》 巷では話題になっていたものの今となって初鑑賞。サヤカを支える母親が一番光る映画。サヤカにかけてあげる一言一句が包み込むような温かさを感じた。全体的にキャストは、各キャラクターのパーソナリティーと合っていて鑑賞しやすい。飽きることなく最後まで見れた。塾は、勉強の中身より方法論やモチベーションを与えている印象で、実際はどうだったのか気になる。 [インターネット(邦画)] 7点(2017-01-27 01:42:03) |
7. X-MEN:フューチャー&パスト
《ネタバレ》 良かった。開始の数分たるや、派手にバシバシ戦うなあ・退屈だなあと思っていたが、若きプロフェッサーが、未来から送り込まれたチャールズとともにエリック(マグニートー)脱出作戦に加担するところから面白い。プロフェッサーは力的にはまだまだだが、マグニートーの強さは若年期の頃でも際立っている。最後、エリックを止めるのが、この2人ではなくミスティークだというところが見事な落とし所。まあそのタイミングがあと数秒遅れていたら未来は絶望的なものになっていたと考えれば出来過ぎですが、そこはご愛嬌ですね。1973年以降の時の流れを変えるというでかすぎる変化を引き起こしたわけだから次作が非常に気になる展開になった。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-09-26 00:55:56) |
8. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 登場人物が多く話の内容が複雑で、もう一度改めて見たい作品。1950年代のノスタルジックな雰囲気が再現され、警察による手段を問わないやり方(もちろんすべてが全てではないが)を映し出しているところは好感が持てた。黒幕が一般人(黒人3名)ではなく、警察の上層部にいるという展開はこのような警察を描いた作品においては珍しくなく、今回のダドリー・スミス警部が事件に関係していることも推測は難しくはない。しかし、多くの犠牲者が出るので、黒幕の冷徹さが必要十分に表現されていたのはよかった。ジャック、バド、エクスリーの3人の刑事のそれぞれの異なったパーソナリティーが丁寧に描かれているので、事件の捜査過程といっしょに楽しめる。 [DVD(字幕)] 6点(2015-10-11 16:19:18) |
9. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 音響や映像が洗練されていることは勿論なのだが、なにより登場人物の掘り下げ方がよかった。際立つのはローグの持つ温かみ、安心感。表情から発する言葉全てが温かみを持ち、終末シーンのスピーチのときの言葉「私に向かって話してみなさい」がとてもそれを象徴している。同時に、エリザベスやローグ夫人といった女性の登場人物も、それぞれの夫を一番の理解者として支えている姿が涙もの。特に、王位継承直後の自宅のシーンでジョージ6世が書類に目を通しているシーン。それまでに精神的に磨り減ったすえに言ったジョージの言葉"I'm not the king." ここで自分も涙してしまった。その後のエリザベスの寄り添う姿が本当に素敵。また、ジョージとローグが朝に散歩をして口論して別れたシーンの後で、事情を知らないローグ夫人が全てを悟ったかのように適切なアドバイスをローグに与える。このシーンでも同時に夫を支える夫人の器の大きさに感動した。言語障害(どもり)がテーマの1つになった映画だが、その症状を通して見る者にこれだけの愛を伝えてくれた映画。 [DVD(字幕)] 8点(2015-06-28 03:00:03)(良:1票) |
10. エクスペンダブルズ
《ネタバレ》 今回のメインミッション、ヴィレーナ島の奪還というのは心躍らされる大仕事。下見の時の入国審査、戦闘シーンが最も記憶に残っている。しかし、バーニーのサンドラを救いたいという動機がやや曖昧で、会ったばかりの少女にそこまで思い入れが入らない。操り人形の将軍も描写が少なく黒幕にあっけなく殺されてしまうので、もう少し威厳が出るような扱いにして欲しかった。エクスペンダブルズはヤンを入れることでいい意味でバラエティ感を出していて、メンバーの個性が際立つ(戦闘の仕方、性格)。一度集団を殺そうとし裏切ったガンナーが復活したことに疑問符。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-22 20:43:53)(良:1票) |