1. なごり雪
イルカの歌った「なごり雪」は、東京で大学生活を送った女の子が故郷に戻る設定だと思っていたし、それに間違いないと思うのだが。大林監督が臼杵の風景を撮ろうとして、無理しているように思う。だいたい、この監督の作品は平明でメリハリがない。せりふも長くて、抑揚のないしゃべり方で感情移入できない。それでも、若手俳優たちはよく頑張っていたように思う。ベンガルはもっと役つくりをしないと、だめ。というか、ミスキャストだと思う。冒頭シーンの伊勢正三の声に艶がなくなっているのが、むしろこの歌が流行していた時代との時の隔たりを感じてしまった。最後に、臼杵駅の設定になっている駅。アレはどこの駅なんでしょうか。臼杵は瀬戸内海に臨む海辺の明るい町なのに、駅は山の中か。 3点(2005-01-15 02:00:31)(良:1票) |