1. 嘆きのテレーズ
「天井桟敷の人々」、「悪魔が夜来る」、「北ホテル」、「ジェニイの家」のマルセル・カルネ監督のもう一つの代表作。シモーヌ・シニョレ、シルヴィ(→「舞踏会の手帳」での名演も忘れられません)…、名優達の名演も光り輝きます。フランス第2の都市、リヨンでのロケ、カメラワークも素晴らしい。ラストにかけて一気に緊迫感は高まり、ラストシーンでは、はっとさせられます。原作は、「居酒屋」、「女優ナナ」の巨匠エミール・ゾラの「テレ-ズ・ラカン」、自然主義文学の傑作を映画のリアリズムで表現した傑作です。 [映画館(字幕)] 10点(2003-06-04 13:55:53) |