1. ナッシング・トゥ・ルーズ
80年代に流行ったロードムービー風コメディ。名優ティム・ロビンスとマシンガントークの黒人マーティン・ローレンスのコンビはラッシュアワーのジャッキー・チェンとクリス・タッカー、あるいはショウ・タイムのロバート・デニーロとエディ・マーフィのコンビのようにこの手の映画の鉄板パターン。脚本自体も悪く無いが、情けないサラリーマン役としては大柄すぎ、またアクション俳優でもコメディ俳優でもないティムは本質的にこういう動きのあるコメディは合わず、どうも監督からジム・キャリーのイメージが抜け切っていなかったのではと思わされる違和感のある部分もある。ジム・キャリー、あるいはトム・ハンクスやジョージ・クルーニーならさらにハマってたと思うけどなぁ。ともあれ全体的には良質にまとまっておりキャスティングのみで大幅減点もできないかと言ったところ [DVD(字幕)] 6点(2012-05-08 07:07:52) |
2. 楢山節考(1983)
姨捨山伝説をモチーフに、人間が最も自然動物に近い状況を描いた衝撃作。映画としては見る人を選ぶが観念的作品としてはとにかく傑作。次から次へと打ち破られるタブーの数々にはシニカルな笑いすら湧き上る。日本人でもこれだけの衝撃を受けるのだ。キリスト教社会ではそれ以上の衝撃だろう。そりゃカンヌ取るわ。 [DVD(邦画)] 7点(2012-04-20 07:08:38)(良:1票) |
3. NANA
元がヒット漫画でストーリーは抜群、そして原作にかなり忠実な脚本ということで問題はキャストになるが、なかなか秀逸なキャスティング。Hydeの主題歌もパンクでこそないが世界観を上手くつかんだ名曲。これぞメディアミックスの見本であり、漫画の映画化としてはかなり良いファンでも十分満足できる出来だ。 [DVD(邦画)] 8点(2011-10-03 02:17:24) |
4. ナイト ミュージアム
決して駄作ではない非常にバランスの取れたファミリー映画でヒットするのもうなずけるが、いつものようなベン・スティラーのコメディを期待したファンは少し消化不良だろう。綺麗に纏めすぎてコメディとしてのキレも、深みも面白みも一歩足りない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-18 18:08:23) |
5. NANA2
前作はいい所で切れて上手くまとまった感じだったが今作は中途半端。漫画の映画化としてはそれほど悪くも無いが1本の映画として見ると完成度が低い。未完結の漫画をギリギリまで追ってしまってはダメでしょう。しかもこれで完結というのだからどうも消化不良。楽曲に関してもTAKUROのバラードは好きだが、世界観には前作のHydeのほうが近い。 [DVD(邦画)] 6点(2007-08-15 18:24:19) |
6. ナポレオン・ダイナマイト
アメリカにもオタク文化はあるんだなと納得してしまった。見てるといろんな意味で寒くなってくる救いようが無い映画。正直劇場じゃ見たくない。いや、見た時点で俺もナポレオン・ダイナマイトになる素質は十分なんだけどさ。あの声、あの話方で搾り出すように汚い言葉を吐く微笑ましい姿がこの作品を象徴している。その気になりさえすれば他の連中と大して変わらないんだ [DVD(字幕)] 5点(2005-11-25 07:52:56) |