1. 泣きたい私は猫をかぶる
《ネタバレ》 佳作。Netflixで鑑賞。タレント声優(志田未来)は気にならないわけではなかったが大きな問題ではなかった。岡田麿里脚本ということで、ちょっと覚悟をしていたが、意外なくらい直球のストーリーでジブリっぽい作品を目指したのかと思うくらいだった。(英語タイトルの「A Whisker Away」は「Spirited Away」(千と千尋の神隠し)を意識したわけじゃないんだよね?) もちろん、昨今の“ジブリ”を期待するようなものではないけれど、ファンタジーパートではとくに印象深い絵作りがなされていると感じた。新型コロナで、いったんは諦められた劇場公開が行われているのも評判がよいためだろう。 【ネタバレ注意】 序盤から迷惑女子だし、ちょっとヤバい人という感じの描写だし、そもそも好きな人のそばにいたくて猫になるという設定自体は「逃げている感じ」がするので、あまり好みではなかった。ただ、怠け者がラッキーで力を得る、というほど酷いわけでもないし、ちゃんとストーリーが作り込まれていることで、感情移入しにくくはならなかった。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-11-24 20:57:20) |
2. 茄子 スーツケースの渡り鳥<OVA>
《ネタバレ》 佳作。主人公(ペペ)以外がプロの声優なのはよかったが、その分、ペペに違和感がある。【ネタバレ注意】前作(アンダルシアの夏)に続けて鑑賞。前作に比べて、レース中の駆け引きみたいなものがある点は評価できる。ただ、ザンコーニの“オーラ”演出は何だったのだろう。そもそも最後じゃないのにスパートして(周回が残っているのに)優勝したみたいなパフォーマンスしてリタイアするって、現実でもあったことなんだろうか。理由も説明されなかったし、意味がわからなかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 16:45:25) |
3. 茄子 アンダルシアの夏
《ネタバレ》 佳作だとは思うが、色々不満もある。タレント声優だったのもマイナスだったが、それを差し引いても微妙。【ネタバレ注意】どんなストーリーか知らずに見たが、全編がロードレースだった。スポーツもの全般に言えることだが、現実のレースそのものがドラマティックなことがあるように、ドラマティックなレース展開というものをアニメ化した感じで、その意味では面白い作品だった。【結末のネタバレ注意】原作があるようなので、そこからの話だろうが、中盤から一人で飛び出した選手に対して、他のチームは風除けとなる先頭を交代しながら体力の持続に努めているはずで、一人で体力を消費し続ける選手が最後までトップでゴールするという展開が、現実の自転車レースで起きるのだろうか。クビになりかけていた選手だったのに、実は“一強”だったということになるわけで、もう少しチーム内の役割分担やチーム間での駆け引きみたいなものがある方がよかった。 [インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 16:44:40) |
4. 9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~
佳作。色々説明が不足している気はするけれど、楽しめないわけではない。あまり深く考えてはいけないのだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2011-02-08 23:06:38) |
5. ナイト&デイ
《ネタバレ》 アクションを期待させる映画であり、そこはそれなりによくできている。その程度の映画だと思う。なにしろ、ストーリーに見るべきものがまるでない。まさに娯楽映画。【ネタバレ注意】フィクションなのだから、永久機関の現実性についてとやかくいうつもりはないが、設計図でもない“現物”を取り合いっこするという設定は、ちょっと乱暴なのではないか。裏切りやどんでん返しも、幾度となく繰り返されてきたパターンのままで、そりゃそうだろうなあ、としか感じない。銃撃戦でも、映画だから“弾が当たらない”前提で出ていくだけで、“思い切った行動”という印象がない。妹の件も、なんとなくあっけない。ついでに、キャメロン・ディアスが歳をとってきたなあと感じさせてしまうのも残念。 [DVD(字幕)] 6点(2011-02-08 23:05:22) |
6. ナンバー23
《ネタバレ》 相当つまらないと聞いていたのが幸いしたか、意外に楽しめた。ジム・キャリーの映画はだいたい好きなので、合っているということなのかもしれない。特別、記憶に残る作品というわけではないし、導入部がやや退屈なのと、オチの語りがやや長すぎる感はあるが、まあ合格点。あと、最後の方で自殺した人は何だったのか、よくわからない。ちなみに、数字はたしかにこじつけなんだけれど「なんでもよい」わけではなくて、23という数字には映画以前に意味があるので、wikipedia で「23エニグマ」を調べてください。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-23 01:45:48) |
7. ナショナル・トレジャー
《ネタバレ》 ダイアン・クルーガーはきれいな人ですね。さて、続編を映画館で見たのだが、先にこっちを見ておけばよかった。そうすれば、続編に無駄金使うこともなかったのに。とにかく、何が面白いのかさっぱりわからない。何の伏線もなく謎が出てきて、その謎を解く、の繰り返し。独立宣言書をレプリカにすり替えたり、二手に分かれて一方が盗まれたりとか、分かりやす過ぎて興ざめする。というか、あれだけ言ったなら独立宣言書盗むなよ。あれ、ニコラス・ケイジがお膳だてしてなかったら、結局、盗めなかったんじゃないの?とすら思う。最後に宝物が見つかるのは、もちろんお約束。アメリカ史に詳しければ楽しめる要素はあったのかもしれないが、まったく合わない映画。 [DVD(字幕)] 4点(2008-10-18 03:01:44) |
8. ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
《ネタバレ》 1を未見だったのですが、今どき、ハリウッド映画でこんなレベルのものを観ることになるとは思いもしませんでした。豪華俳優陣の無駄。どうせ「作り話」なのですから、「謎のスケールの大きさ」だけで面白いと思うことはありませんし、「宝物が見つかること」に驚くわけでもありません。謎が生まれ、謎が解ける設定が用意されていて、その謎を解き、次の謎につながる、という連鎖に何の関連性もなく、ひたすら世界をかけめぐるだけでは飽きます。脚本や演出に突っ込みどころも多く、クライマックスでもあれだけ明るければ天井が空いているはず、と思ってしまいました。そうでなくても、他の映画なら2人であそこから出て別の出口を探しに行くくらいの時間はありそうです。しかも、水門が支えきれなくなって水が噴き出すくらいなのだから、水中に埋もれていたのかと思いきや(それだと途中の深い谷が説明できませんが)、最後は普通のトンネルになっているなんて。アクションシーンをつなげて、どうだー、といっているだけの駄作です。 [映画館(字幕)] 2点(2008-01-30 19:56:42) |