1. 凪待ち
《ネタバレ》 こんなひどい映画は久しぶり。本当なら2点だけど、石巻ロケで少しは復興に貢献しただろうから+1点。 まず、配役ミス。 ・西田尚美はギャンブラーに尽くすタイプには見えないし、香取や音尾と歳が離れてて違和感。 ・娘役の女の子の演技が下手すぎて見ていられない。 ・リリーフランキーが善人役ってだけで、殺人事件が起こった時点で犯人が分かってしまう。 (と言っても殺人事件はストーリーにほぼ影響なく誰が犯人でも構わないし、交通事故で死んでも大差ないのがなんだかなあ) 次に、ありえない人物像。 ・ギャンブル依存症に金を出してやり、解雇されたら自分の実家に連れていって住まわせるシングルマザー。 ・得体の知れないよそ者を簡単に家に入れ、娘の死の原因を作っても追い出さないじいさん。 (しかもその後もギャンブルで作った借金を船を売ってまで肩代わりしてやるわ、その金を溶かされてもなお俺のセガレだとか言ってヤクザ事務所に助けに行くわ) ・母親がひどい殺され方をしたのにサクっと立ち直って登校し、DV男の父親と暮らすと言いだす娘。 ・父親がDV男と知っているのに異母兄弟が生まれたら幸せそうに赤ん坊を見せる娘。 ・犯行がばれたらエライことになるというのに自分の職場に迎え入れる製氷工夫。 ・殴り込みにびびって配当金を払いに来るヤクザ。 それから、しらける演出。 ・祭り会場での乱闘シーンで野次馬からなんども発せられる「キャー」、その他いろいろ(もう書くの面倒)。 で、もっともダメなのが脚本。何が描きたいのか全くわからない。 ・行きたかった南の島がどこだったかって重要なの?んで、結局なんでそこに行きたかったの? ・クズのおっさんが大穴を当てて借金を片付けても、それは人としての再生ではないでしょ? [インターネット(邦画)] 3点(2021-09-07 21:16:40) |