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プロフィール
コメント数 210
性別 男性
年齢 62歳
自己紹介

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1.  日曜はダメよ
ギリシアのとある港町が舞台。港で働く男達のアイドルとなっている蓮っ葉な女が主人公の映画。ギリシア哲学や悲劇の知識が要求されているような気がして、あまり気楽に楽しめなかったが、最後、トイレに閉じこもった楽器弾きの男の心を溶かす主人公の機転の効いた科白が心に残った。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-01-03 09:57:55)
2.  女人、四十。
妻に先立たれたショックなのか、アルツハイマー症状が急速に進行した舅の面倒をはからずも見ることになってしまった、キャリアウーマンで主婦である主人公の細腕奮闘記。癌が脳に転移して段々記憶が失われていった近親者を看取った経験がある者として、この作品は、深刻になりそうな題材を、明るく軽く描き出すことに成功したすぐれたコメディだと強調したい。現実はこんなにとんとん拍子にうまいこと物事が進行しない、との批判はあるだろうが、この題材はそうでもしなければ、見るに忍びない映像の連続になってしまうだろう。市場での値切り交渉や、帰りがけの女性同士の麻雀など、いかにも香港らしいところ、誰が病人の面倒をみるかで日本と同様な親族会議が行われるところなど、日本と異なる場面、似ている場面が交互に現れてなかなか楽しい。義父と主人公の演技は完璧といってよい出来である。難しい題材をきちんとした娯楽作品にまとめあげた作り手の腕前は並みのものではない。
8点(2005-01-21 20:26:46)
3.  ニューヨーク・ニューヨーク 《ネタバレ》 
第一印象は良いのだが、つきあってみるとハズレの男は世の中に多いらしい。だが、第一印象が悪くて、つきあってみたらやっぱりハズレの男はたぶんもっと多い。この映画は、第一印象がすこぶる悪いのに、つきあってみたらオオアタリの男だったという、きわめて幸運な女が主人公の物語。しかも、彼氏だけではなく、彼女のほうも才能に恵まれている設定。これだけの条件が揃っていても、幸せな人生を送るのは難しかった、というオハナシ。観終わって、心地よいホロ苦さが残った。よく、建前と本音が違うのは、日本人の専売特許のようにいわれるが、妻に「こどもができたの」と告げられたときのロバート・デ・ニーロの反応は、まさにそれをうまく表現していて強く印象づけられた。なんだ、女を前にして、建前と本音が異なるのは、日本の男だけじゃなかったんだと、少し安心した。(いけねえ、つ、ついホンネが、、、)
8点(2004-04-06 16:54:34)(良:1票)
4.  尼僧物語
オードリーを広告塔として使ってさんざんいい思いをしてきたジバンシーと美容院業界が、劇場公開時にこれを観たオードリーファンの女性がみんな尼さんになってしまい、それまで築きあげてきた顧客基盤を失った痛い経験があるために、裏から手を回してあまりテレビ放映されてこなかった映画。かわりに日本でテレビに映る尼というと瀬戸内寂聴であるため、あまり、尼になろうという女性が増えている傾向はみられない。という冗談はさておき、尼を演じているオードリー、美しいですなァ。ジバンシーを着れば、ロングからショートへのイメージチェンジをすれば、アタシもオードリーになれるという、どちらかというと根拠が薄いと思われる幻想を見事に打ち砕いてくれます。ジバンシーを着なくとも、スタイリングをキメなくとも、オードリーはオードリーだから美しい。(こんなのがトップバッターで申し訳ありません。でもオードリーの「演技」が満喫できるこの作品大好きなのでアリマス。)
9点(2004-02-01 12:45:12)(笑:1票)
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