1. 2010年
俺はこの映画を続編や別物の映画としてではなく、前作の補足という位置づけの作品としてみました。実際、特撮はすごいものの、説明的で冗長な会話ばかりで、作品単体として見て楽しめるものではありませんでした。 6点(2004-12-04 09:01:59) |
2. 2300年未来への旅
チャチな特撮(始めの方の特撮なんてトミカのほうがリアルだよ・・・)、胡散臭いセット、ファミコン並みのBGM・・・B級のにおいがプンプンします。設定も・・う~ん、無理があると言えば無理がある。未来の世界と言うより違う星の話って感じかな。それにあの監視システムのセキュリティ悪すぎません??ドアひとつ開ければ誰でもセキュリティールームに入れるじゃん!・・でもなんか憎めない作品。暇つぶしに1度どうぞ。 5点(2004-09-30 21:02:39) |
3. ニュー・シネマ・パラダイス
これだけさまざまな年代の人々に愛されている映画はなかなかないと思います。どうしてこれだけ愛されるのか、それは誰にでも訪れる人生の節目(出会い、別れ、挫折あるいは旅立ちetc..)を成長の過程に映像、あるいは音楽にして絶妙に描かれているからだと思います。幼い時代を映画というものでつながったトトとアルフレード、トトもやがて青年になり恋をする。この流れは現在形であっても過去形であってもどの年代にでも共通する点であり、純粋に、淡く描かれ、ノスタルジーに浸り、微笑ましい映画の流れに、感じ方は違っても共感すると思います。そしてトトはアルフレードに後押しされ、さまざまな思い、希望を胸に異郷に旅立ちます。この点は今から夢と希望に満ち、新しい世界に旅立とうとしている特に若い人たちに非常に共通する点だと思います。ここで涙を流す方も多いのではないかと思います。そして数十年がたち、故郷に帰ってきたトト。そして故郷では自分に対する見方は表面的には変っていても、人々の温かさは昔と変っていなかった。それからアルフレードの遺品である例の映画フィルムを見始めるトト。昔の出来事を思い出しながら友達であったアルフレードのことを思い出しながら涙を流す。全ての年代で共感できてもこの映画の本質を知るにはある程度年を重ねるしかないのかもしれません。 9点(2004-09-10 11:19:29) |
4. 28日後...
そんなに期待してなかったのですが面白かった。始めの人が一人もいない静寂な街が、まるで"もうひとつの異次元の世界"を連想させて非常に不思議な感じになりました。 後半の人間VS人間はちょっとなぁ・・と思いましたが、全体的には面白かった。何とかみんなを助けなきゃ、なんとかみんなで生き残るんだよ、と言うのは理想、幻想に過ぎず、実際、人間極限の状態になれば超利己的考え(行動)になるのが普通、そんな人間の恐ろしさがこの映画に秘められたメッセージだと思います。 7点(2004-09-08 12:32:39) |
5. 2112年ドラえもん誕生
ドラファンなら見ておくべき作品。とは言え、劇場用なら4点。テレビ用なら6点。まぁ劇場用のおまけなのでもう少し点数は甘くてもいいかもしれませんが。。 4点(2004-02-01 00:21:13) |
6. 2001年宇宙の旅
この映画は0か10かと言っても過言ではないくらいの映画です。でも個人的にはこの映画はすばらしいと思います。映像の到達点ともいえる映像美は語るまでもないです。映画というのはもともとスクリーンで見てこその映画ですから、この作品は100%といってもいいほど効果的にそれをいかしています。音楽と映像の融合もすばらしく、"静"が徹底して使われていて、見るものを圧倒させます。ストーリーに関しては答えを導くのは難解で、かなり神秘的かつ知的であり、哲学的でもある驚くべき内容です。原作者アーサー・C・クラークの創造は素晴らしいものだと思います。おそらくこの作品を見たほとんどの人は意味が理解できないと思います。ストーリーを理解するのなら、次作の「2010年」や、原作、関連の文献などを見れば分かります。しかし、どうしても最後の"意味"がよく分かりません。人間への警告なのか超人類なのか(ネタバレになるので内容は伏せます)。とにかくこの作品は人間の"感性"に直接訴えてくるものがあるのだと個人的に思っています。シンメトリーな配置、色彩などスタンリー・キューブリックの美学を感じます。これはただのSF作品や芸術作品とはまた違う新ジャンルの映画だと思います。 8点(2004-01-27 15:52:26) |